GemForex(ゲムフォレックス)と言えば2014年10月1日からサービスを提供している中堅の海外FX業者ですね。メイン口座としておすすめなXMやTitanFX、Axioryと比較すると、やや信頼性の面などで劣るところがありますが、部分的にはそれらを上回るメリットも存在します。
それは海外FX業者の中でも群を抜く「圧倒的なボーナスキャンペーン」に、同じ運営元の無料EA配布サイト「GemTrade」と連携した「無料EAダウンロードサービス」(現在はGemForexに統合されており、GemForex単独でEAの利用が可能)。これによりサブ口座として必要な要素を備えることになり、FXにまだ慣れていない初心者や、自動売買で簡単手軽にFXをしたい人、リスク分散のために複数業者に分けてポートフォリオ(取引銘柄や取引環境の分散)を構築したい人にもおすすめの業者となっています。
この記事では、そんなGemForexの特長を主要な海外業者や国内業者との比較を交えながら、具体的に解説していきたいと思います。
かつては金融ライセンスを取得せず運営しており、信頼性を疑問視されていたGemForexですが、現在ではセントビンセント・グレナディーン金融監督庁(SVG FSA)のライセンスを取得しており、ライセンス面での信頼性は海外FX業者の中でも劣ることはない水準といえます。
実際に当サイトのアンケート調査結果や各種ポイントを多角的に分析した海外FX業者総合ランキングにおいても、XMに次いで2位という高評価。もともとその取引環境の優秀さや豪華なボーナスなどで人気が高い業者でしたが、これでさらに評価が上がりそうです。
ただ現在は不正取引対策の影響で出金遅延が発生しており、手続き完了まで15営業日ほどかかるようになっています。出金自体は順番に問題なく行われていますが、出金まで時間がかかりすぎるという点は大きなマイナスポイントになりますので、早期に改善されることを期待しましょう。
GemForexの実際の口座開設方法やボーナスの受け取り、入出金方法などは下記をどうぞ。
GemForexでは口座開設ボーナスと入金ボーナスが定期的に繰り返し開催されています。
現在は2023年3月1日(水)〜3月31日(金)までの1ヶ月間にわたり、なんと通常時の3倍となる30,000円の新規口座開設ボーナスキャンペーンを開催中。GemForexの新規利用を検討している人は、入金不要で取引可能な証拠金をリスクゼロでゲットするチャンスですので、ぜひこの機会に口座開設するようにしましょう。
詳細はGemFore公式サイトのキャンペーンページをご覧ください!
GemForex最大の魅力は豪華ボーナスキャンペーンと自動売買環境の無償提供
GemForexは知る限りで、(また中堅以上の経営実績のある海外業者で)最も「太っ腹」な業者であるといえます。その理由となっているは主に下記の2点の存在ですね。
・最高100万円までの100%入金ボーナスや1万円(執筆時点は2万円)の口座開設(未入金)ボーナス
・ビギナーや初心者にもやさしい自動売買(EA)&ミラートレードを無料で利用可能
※GemForexの口座を持っていることが条件
ボーナス制度は海外FX最高レベル~口座開設から入金ボーナスまで~
「ボーナス」というのは、海外FX特有の用語(国内FXにはない)です。
通常、FXトレードでは自分のお金を「証拠金」としてFX業者に預け入れて、その資金にレバレッジを掛けてトレードします。一方で、GemForexやXMなどの海外FX業者の場合は、入金した「証拠金」の金額に応じて、トレード専用の資金(出金は不可)を別途提供することがあります。
例えば100%ボーナスが頻繁に行われているGemForexにおいて、キャンペーン中に10万円入金したとすれば、10万円のボーナスが付与されます。つまり、
(入金した10万円の現金)+(付与されたボーナス10万円)=(20万円の証拠金)
として、トレードを行うことが可能になるというわけですね。
ボーナス制度はトレーダーにとってデメリットはないといえ、海外FX業者を利用する際は、是非とも活用したい制度と言えます。
海外FX業者の行っているボーナスの付与条件は、大きく分ければ2つ。1つは「新規口座開設(未入金)ボーナス」で、もう1つは「入金ボーナス」です。「新規口座開設(未入金)ボーナス」とは、その名前の通り口座を開設すれば入金しなくても貰えるボーナスのことで、「入金ボーナス」は入金額に応じて付与されるボーナスですね。
GemForexは、この両方を採用しており、新規に口座を作っても、入金してもボーナスを受け取れるようになっています。
※ボーナス制度については頻繁に変更になることも多いため、必ず公式ホームページのキャンペーン情報にて最新の情報を確認してください。
海外FX業者の中でもトップクラスの豪華さを誇るGemForexのボーナスについては下記にまとめています。
定期的に開催される最大100万円の100%ボーナス情報は必ずチェック!
GemForexに関して圧倒的なのは、最大100万円(時期により変動)までの100%入金ボーナスを定期的に開催していることです。これは100万円を入金すれば同額の100万円がボーナスとして付与されるということであり、500万円の証拠金で取引を始められるということです。
他業者(XMなど)でも、入金ボーナスは適宜実施していますが、「100%ボーナスは5万円まで」というように、上限金額が設定されています。
GemForexの場合は、その上限金額が100万円(執筆時点)と断トツに高く、いかに圧巻のボーナス制度かということがわかりますね。FXをする上では証拠金の多さは取引に余裕をもたらすなど様々なメリットがありますので、そのような余力を持った取引をしたいという場合には、最適の業者となります。
この100%入金ボーナスの当選条件はアカウント毎(同一名義口座)の判定となるため、複数口座を持っている場合はどの口座へ入金してもボーナスの対象に。入金手段も問わず、また期間中は限度額以内であれば何度入金しても100%付与の対象となります。
入金ボーナスなどのキャンペーン情報は、GemForexより定期的にメール配信されますので、メールの内容は必ずチェックするようにしましょう。ただ私の感覚としては、100%入金ボーナスキャンペーンは1週間に1度程度のペースで開催されていますので、見落としてもしばらく待てばまた開催されると思います。
さらに豪華なボーナスキャンペーンが開催されることも
例えばGemForexは2020年11月には、驚異の入金200%ボーナスキャンペーンを開催していました。入金額の2倍のボーナスが貰える上、上限も最大500万円と非常に大きく、さらに上限額まで何度でも受け取り可能というかなり豪華なボーナスでしたね。
ここまでの太っ腹なボーナスは海外FXでも今まで見たことがありません。すでにキャンペーン期間は終了してしまいましたが、周年記念などでまたおこなわれる可能性がありますので、メールや公式サイトはこまめにチェックするようにしましょう。
また2021年1月からからは「1,000%入金ボーナスジャックポット」も毎日開催されています。
GemForexが2021年1月から新たに開始した1,000%入金ボーナスジャックポットの獲得方法や条件などの詳細は下記で詳しく解説しています。
主要な海外FX業者のボーナス制度の比較や、ボーナスの種類別のおすすめ業者などは下記に詳細をまとめていますので、合わせて参考にしてください。
ボーナスの消滅条件と出金から30日以内のボーナス減額について
かなり魅力的なGemForexのボーナスですが、消滅条件も存在しますのでこちらも把握しておくようにしましょう。ボーナスについては原資分/利益分を問わず、出金した時点で全て消滅します。他の海外FX業者ではXMのように出金割合に応じて一部消滅というパターンもありますが、GemForexの場合は出金額/割合に関わらず全額消失となりますので注意しましょう。
例えばボーナスを使って利益を上げても、その利益分を出金してしまうと原資分しか口座に残りません。せっかくの大きなボーナスで資金に余裕のあるトレードをしていても、少しの出金でこれを無くしてしまうのはあまり得策とは言えませんよね。そのため、出金する場合はある程度の利益をまとめて出金するようにしましょう。理想としてはボーナスがなくなっても十分な証拠金を確保できるタイミングが、出金するベストタイミングだと思います。
また出金から30日以内は、100%ボーナスキャンペーン期間中であっても、付与率50%に減額されてしまう点も注意が必要ですね。例えば一度利益を出金=ボーナス消滅のあと、次のボーナスキャンペーンで再度入金ボーナスを得ようと思っても、出金から30日以内の場合はボーナスは入金額の50%となってしまいます。
前述のボーナス消滅を回避するために、一度利益を含めた全額を出金して、100%ボーナスキャンペーン期間に改めて最初の原資分を入金するという方法は可能ですが、これは出金から30日以上経過していないと使えませんので気をつけるようにしましょう。
他社からの乗り換えキャンペーンを実施中
他の業者ではあまり考えられないことですが、GemForexでは他社からの乗り換えキャンペーンというものも実施しています。
対象となるのは国内外のFX口座を保有している人で、キャンペーン内容はなんと、損失分や現在抱えている含み損を補填してくれるというもの。社内審査などがあるため、必ずしも全ての人がこのキャンペーンを利用できるわけではなさそうですが、損失や含み損を抱えた状態で、国内FX業者や他の海外FX業者からの乗り換えを検討している人は、ぜひ申請を出してみてはいかがでしょうか。
初心者にも容易な自動売買&ミラートレード環境を無償提供
「自動売買」や「ミラートレード」機能は、国内FX業者でいえばインヴァスト証券やFXプライムbyGMOなどが行っています。
しかし、国内でこういったサービスを利用しようとすると、取引手数料が上積みされたり、通常よりも不利なスプレッドでトレードすることを強いられたりするなど、デメリットは大きいと言えますね。
ところが、GemForexの場合、同じ運営会社である「GemTrade」が自動売買&ミラートレードサービスを提供しているという関係を活かして「GemForex口座保有者ならだれでも無料で利用可能」という環境を実現。(後述しますが、現在はGemTradeのEA配布サービスはGemForexに統合されています。)裁量取引と全く同じ条件で利用することができるようになっています。
GemForexのEA使い放題サービスの特徴やメリット、始め方などは下記にまとめていますので参考にしください。
GemForexのミラートレードの特徴や使い方は下記で詳しく解説しています。
GemForexのミラートレードとMAM口座(ソーシャルトレード)の違いやそれぞれのメリット・デメリットは下記をご覧ください。
無料で優秀なEAが使い放題になるEA配布サービス、GemTradeの特徴や会員登録方法、使い方についてはこちらにまとめてあります。
※ただし、過去の取引実績に応じて同時に利用可能なシステム数の上限に制限がある場合があります。
参考:「EAやミラートトレードって何?」という方へ
「自動売買」は「裁量売買」の対になる言葉です。
「裁量売買」では、トレーダーが自分の判断でトレードを行います。一方で「自動売買」では、トレーダーの代わりに自動売買システムが判断を行ってトレードを行ってくれます。
自動売買の最大のメリットは以下の3つですね。
・ビギナーや初心者の方であっても、うまく扱えれば利益を出しやすいこと
・システムは人間のように休まないので、24時間ずっとトレードしてくれること
・システムは人間のように感情に左右されないので、冷静で客観的にトレードしてくれること
そしてこの自動売買はさらに2種類に分かれます。
1つは「EA(エキスパートアドバイザー)」、もう1つは「ミラートレード」です。
いずれも自動売買プログラムなのですが、EAはMT4(メタトレーダー4)というトレードソフトにインストールして使用するプログラムのことで、ミラートレードは誰かの(特定の誰かではなくサーバー上で動くEAの場合もあり)の取引をそのまま同じように実行するシステムのこと。
アカウントさえあれば登録するだけで使えるミラートレードのほうがよりビギナー~初心者の方向けと言えますね。しかしEAもプログラムのインストールとパソコンやVPSサーバーといった環境構築をすればFXの知識がなくても使えますので、比較的簡単に始めることが可能です。
ちなみにEAは様々な人、会社が作ったものが有料で販売されていたり、無料で配布されていますが、MQLというプログラムの知識があれば自分で作成することも可能です。
GemForex口座があればミラートレードやEAが使い放題!
2019/3/6追記:GemTradeのEA配布サービスはGemForexに統合されることとなりました。GemForexへ口座開設をするだけで旧GemTradeのEAが利用できるようになります。
GemForexの口座を持っておけば、ミラートレードやGemTradeのEAがすべて無料で利用(ダウンロード&インストール含む)することができます。
通常、自動売買を利用するためには、その自動売買システムを購入したり、利用口座において高い手数料やスプレッドを支払う必要がありますが、GemForexの場合は、裁量売買と同じ条件(オールインワン口座)で行うことができます。
口座資金残高によって1ヵ月あたりにダウンロードできるEAの数は決まっており、下記画像のように段階的に増えて行きます。
無制限で利用できるマスターズになるには、口座資金残高が100万円以上とややハードルが高く感じますが、5万円の残高があれば好きなEAを1つダウンロードできますので、少資金しかなくても気軽に使えますね。翌月になれば新しくEAをダウンロードできるため、時間をかければ様々なEAを試すことも可能です。
優秀なEAが無料で使えるGemForexの公式サイトはこちら
参考:EA利用にVPSが必要な理由について
やや専門的になりますが、EAを利用するにあたってVPS(バーチャル・プライベート・サーバー)を利用するとよいということをお伝えしておきます。
ミラートレーダーの場合は、PCを24時間つけっぱなしにしたり、サーバーを用意したりする必要はないのですが、EAを使用する場合には、その必要があります。
しかし、自前のパソコンを使う場合「電気代がかかりすぎる」「パソコンの寿命が縮まる」というデメリットがあるので、自動売買を専門に行われている人はVPSを利用することが多いです。
GemForexでは口座残高が50万円(5,000ドル)以上あれば無料でVPSの利用が可能で、口座残高が50万円に満たない場合でも、月々28ドル(約3,000円)の手数料を支払うことでも利用できます。
※ボーナス額は含みません。
※毎月第1営業日にMT4口座から自動引き落とし
海外FXでVPSを利用するメリットや無料利用可能なおすすめブローカーとその条件は下記に詳しくまとめています。
またVPS以外の手段としては、本体が安価で電気代もあまりかからないスティックPCを使うという方法もあります。こちらではスティックPCとEAを使った自動売買が紹介されています。
GemForexの特徴と評判 〜メリットとデメリット〜
GemForexは、どちらかというとサブ口座向けという印象が強い海外FX業者です。海外FXメイン口座としてはやはりメジャーどころな「海外FXの代名詞的存在」であるXMや、TitanFX、Axioryなどがおすすめです。
これはGemForexが、上記3業者に比べて優れている面もありながら、不安な部分もあるためですね。
この不安な部分というのは
「ハイレバレッジ&ゼロカットだが、高めのロスカット水準」
「可もなく不可もない取り扱い銘柄数」
「金融ライセンス不保持」※新たにライセンスを取得したことでこちらは解消されました。
などが挙げられます。
以下、比較も交えながら具体的に見ていきましょう。
レバレッジ1,000倍&ゼロカット採用でロスカット水準は20%
国内FXの最大レバレッジが25倍であることを考えれば、GemForexの採用している「レバレッジ1,000倍」は圧倒的だということが分かります。例えばドル円が110円の場合には、1万ドルのポジションをわずか1,100円で保有することができます。
また、ハイレバレッジのリスクとして「相場急変の際に口座残高がマイナスになること」がありますが、GemForexでは全口座に「ゼロカット制度」を採用しています。国内FX業者とは違い、万が一口座残高がマイナスになった場合でも、しばらく待てば0に戻り、マイナス分の請求が来ることはありません。
ただし、ロスカットの基準となる「証拠金維持率」は50%と高めです。
※GemForexのロスカット水準が20%へと引き下げられました。これはXMやTitanFXといった大手海外FX業者と同水準となっており、デメリットが一つ解消された形になりますね。
例えば他の主要な海外FX業者の最大レバレッジとロスカット基準値は以下の表のようになっています。
最大レバレッジ | ゼロカット制度 | ロスカット水準 | |
1,000倍 | 採用 | 20% | |
3000倍 | 採用 | 20% | |
1000倍 | 採用 | 20% | |
500倍 | 採用 | 20% | |
400倍 | 採用 | 0% | |
400倍 | 採用 | 20% |
上記の表からもわかるように、GemForexは主要海外FX業者の中でレバレッジは比較的高めで、ロスカット水準は標準的であると言えます。ロスカット水準はどれくらいの損失までポジションを保有できるか(大げさに言えばどれくらい負けにくいか)という部分に関わりますので、ある程度は重要視したい要素ですね。
ちなみに主要海外FX業者の中で最もレバレッジが高いのがFBS、最もロスカット水準が低くレバレッジも加味した最大許容損失額(最大で負けられる額)が大きいのはiForexとなっています。
各海外FX業者のレバレッジとロスカット、最大許容損失額の比較・解説は下記の記事に詳細をまとめています。
海外FX業者各社の最大レバレッジ比較とおすすめ業者ランキングは下記をどうぞ。
GemForexのレバレッジ制限条件や口座タイプ別の特徴は下記に詳しくまとめています。
最大レバレッジが最も高いFBSの特徴や評判、メリット・デメリットは下記にまとめています。
ロスカット水準が一番低く損失に最も耐えられるiForexについては下記の記事をどうぞ。
参考:主要通貨の業者別スプレッド
売値と買値の差のことを「スプレッド」といい、取引の際に生じる重要なコストとなっています。スプレッドは狭ければ狭いほどトレーダーにとって利益が出しやすい条件である、といえます。
以下は海外FX各社のスタンダード口座(GemForexはオールインワン口座)での、平均的なスプレッドの比較です。
USD/JPY | EUR/USD | EUR/JPY | |
GemForex | 1.8pips | 1.8pips | 2.5pips |
XM | 1.6pips | 1.6pips | 2.4pips |
TitanFX | 1.33pips | 1.2pips | 1.5pips |
FBS | 2.5pips | 1.1pips | 3.0pips |
Axiory | 1.3pips | 1.2pips | 1.8pips |
GBP/JPY | GBP/USD | AUD/JPY | |
GemForex | 3.0pips | 2.3pips | 3.3pips |
XM | 3.6pips | 2.3pips | 2.4pips |
TitanFX | 2.3pips | 1.2pips | 1.7pips |
FBS | 4.0pips | 0.9pips | 3.0pips |
Axiory | 2.0pips | 1.3pips | 1.9pips |
※スプレッドは常に変動しています。
TitanFXやAxioryなど、低スプレッドに定評のある業者と比べるとやや広くなりますが、XMなどと比較してもGemForexのスプレッドは同水準といえるでしょう。GemForexのオールインワン口座やXMのスタンダード口座はややスプレッドが広めですが、ボーナス利用ができるメリットがあることは忘れてはいけませんね。
また、ここではスタンダード口座のスプレッドを比較しましたが、GemForexの主力低スプレッド口座であるロースプレッド口座では、上記のオールインワン口座よりさらにスプレッドは狭く、取引手数料は不要となっています。
多くの海外FXの低スプレッド口座ではECN方式が用いられていますが、ECN口座はスプレッドは狭い一方で、別途取引手数料が必要になりますね。そうした他社の低スプレッド口座と比較すると、GemForexのロースプレッド口座の方が取引コストの小ささの面で有利といえます。
取り扱い銘柄(FX、CFD)は日進月歩で充実
GemForexの取り扱い銘柄は、他の主要海外FX業者と比較してやや少なめ。しかし最近は徐々に増えて来ていますね。
主要な通貨ペアについてはおおむね網羅しているほか、「日経平均やダウ平均などの株価指数」や「原油などの商品」さらに「仮想通貨」のトレードも可能となっています。
セントビンセント・グレナディーン金融監督庁(SVG FSA)のライセンスを取得
かつてGemForexを利用する上での不安要素とされた「どの国の金融ライセンスも保有していない」という点は、セントビンセント・グレナディーン金融監督庁(SVG FSA)のライセンスを取得済みであり現在は解消されています。これでGemForexの信頼性も他社相当には高くなったと考えられますね。
ちなみにXMなどの海外業者も、レバレッジ設定やゼロカット制度などの関係で日本の金融ライセンスは保有しておらず、その代わり他国の金融ライセンスを保有しています。
以下、主要な海外業者のライセンス所得状況と経営実績を表にまとめました。
またGemForexは日本人を中心とした顧客からの評価は上々という面も持ち合わせています。「楽天によるイメージ調査」や「2017ForexAward」で一定の地位を築いており、今回金融ライセンスを取得したことで、十分信頼に値する業者になった考えても良いのではないでしょうか。
ただやはり安心や信頼性の点で言えば、最も運営実績が長くユーザーの多さも桁違いのXMが優れていると言えます。
評価・信頼・実績全てにおいて高水準を誇るXMの特徴や評判については下記にまとめています。
入出金方法&手数料一覧
GemForexの主な入出金方法は以下のようになっています。
主な入金方法 | 主な出金方法 |
銀行送金(国内銀行送金) | 銀行送金(決済代行業者を利用した国内銀行送金) |
クレジット決済 (Visa、JCB、Master、アメックス) | ビットコイン決済 |
ビットコイン決済 | bitwallet(現在は停止中) |
PayPal決済 | |
bitwallet(現在は停止中) | |
イーサリアム決済 |
※24時間以内1回に限り手数料無料。24時間以内に2回以上の出金を行う場合は、都度、1回につき出金額の2%(20万円以下の場合は一律4,500円)の手数料がかかります。
銀行送金については明記はされていないものの、入出金共に国内銀行送金に対応。主要な海外FX業者の中で、使い勝手に優れた国内銀行送金に対応している業者は数少ないため、これはGemForexのメリットと言えますね。特に出金については国内銀行送金対応という業者はあまりなく、海外送金による手数料が発生することがほとんど(業者側の手数料は無料でも銀行側で手数料が発生)です。さらに1日1回まで完全に手数料なしで出金できるのは大きな魅力と言えるでしょう。
実際に私も出金をしてみましたが、中継銀行のリフティングチャージや受け取り銀行側の手数料などは一切発生しませんでした。出金申請の翌日には銀行に着金するという着金スピードの速さで、このことからも、GemForexの銀行送金による出金は国内銀行送金を利用していることは間違いないでしょう。ちなみに私の知る限り入出金共に国内銀行送金に対応している他の業者はAxioryとBigBossのみ、入金のみ対応であればXM、LandFX、TradersTrustなどがあります。
※現在は下記で紹介しているbitwalletによる出金はできません。
また出金に関しては、月1回の銀行送金を除けば、bitwallet(旧Mybitwallet)を経由することで迅速かつ低コストに出金できますね。出金時はGemForex→bitwallet→国内銀行口座という形でおこなうことで、手数料はbitwallet→国内銀行口座の送金手数料(一律824円)のみに抑えることが可能です。また、GemForexで出金申請してから銀行口座に着金するまで2~3銀行営業日ほどと、非常に早い送金が可能な点もメリットです。
さらにbitwalletには利用額・利用頻度に応じたステータス制度もあり、最上位ステータスであるアンリミテッド(直近1年間の入金実績が3万ドル以上、かつ、直近1年間の入出金、送金回数実績が30回以上)になれば、手数料がなんと半額の412円と格安になります。
実際私も下記の画像のように、直近1年の入金実績が140,000ドル程度、回数実績が57回でアンリミテッドとなっており、出金手数料は半額の412円に抑えられています。
複数の海外FX業者を利用する場合、資金移動も増えやすくなるため、アンリミテッドの条件は比較的容易にクリアできる内容ではないでしょうか。そのため、資金移動はもちろん利益の出金などにもbitwalletを利用するのが非常におすすめです。
bitwalletの詳しい解説や口座開設方法などは下記をどうぞ。
私が実際に年間10万ドル(1,000万円)以上稼いでいる海外FX業者のおすすめランキングは、下記の記事にまとめています。
※AxioryやXMなど、最近いくつかの海外FX業者で利用中止となっているbitwalletですが、GemForexからも一時的な取り扱い休止が発表されました。公式からのアナウンスによると、bitwallet側からbitwalletを経由したクレジットカードの不正利用が多いという連絡があったことが原因のようですね。
休止は2019年6月9日(日)からとなっていますが、恒久的な休止ではなく一時的な措置とのことです。不正利用者の特定や今後の対策が完了次第、数週間で利用が再開されるようですね。bitwalletは海外FX を利用する上で必須と言えるほど便利な決済サービス。この問題が解決すれば、現在bitwalletの利用が停止されているXMなども利用再開になるかもしれませんし、1日も早い再開を期待したいと思います。
GemForexの利用をおすすめする相性の良いトレーダー
豊富なボーナスと無料で利用できるEAやミラートレードが魅力的なGemForex。おすすめのトレーダーは以下のような人たちになると思います。
豊富なミラートレード・EA&ボーナス制度のコンビネーションは初心者トレーダーに最適
GemForexは(海外)FX初心者の方でも利益を上げやすい環境となっています。
これは「豊富で無料なミラートレード・EA」「業界随一のボーナス制度(新規口座開設ボーナスと入金ボーナス)」を活用することで、トレードは自動売買システムに任せ、またボーナス制度を利用して大きなトレードをより低リスクで行うことが可能なためですね。
国内FXにも「初心者向け」といわれている自動売買業者(インヴァスト証券など)がありますが、それらと比較してGemForexは手数料やスプレッドなどの取引条件が非常に優れており、また自動売買システムの量と質も、ビギナーから専業の方まで幅広いニーズに応えれるようになっています。
裁量トレードとは別に自動売買でリスク分散をしたいトレーダー
初心者ではなくても、24時間放置した状態で自動売買を行ってくれることにメリットは存在しますね。忙しくて裁量トレードができない時にもEAやミラートレードであれば常に取引をしてくれますし、寝ている間にエントリータイミングを逃してしまったというようなこともありません。
そのため別口座で裁量トレードを行なっている人にとってのサブ口座として活用できます。優秀なEAやミラートレードはリスク分散にもなりますし、裁量トレードと合わせて常に動かしておくというのもおすすめです。
2019年5月時点でのGemForexで配布されているおすすめ無料EA
私自身いくつかGemForexのEAを使って自動売買の運用をしていますが、2019/04/04に提供が開始された「Flex Beggar」はかなり良成績が期待できそうです。
2018年秋頃に月80万円近い利益をもたらしてくれたPips BeggarというEAがあったのですが、このEAと同じ開発者がリリースした後継強化版ですね。複数通貨ペアに対応し、ボラティリティの低い時間帯を狙って、少ない Pipsを拾っていくEAです。
去年の経験で言えば、調子の良い時は本当に爆益が期待できるEAですので、しばらくはこのFlex Beggarをメインに自動売買を運用していこうと考えています。
Flex Beggarの旧バージョンにあたるPips Beggarの去年の成績はこちらのブログにも記載されています。自動売買のみで月50万円超えという利益を出しており、非常に素晴らしい結果ですね。この結果からもFlex Beggarの成績は期待できそうです。
まとめ
本ページではGemForexの大きなメリットでもある『ボーナス制度』『業界最高クラスのレバレッジ』『自動売買サービス』や、XMなどの主要海外業者と比較した場合のメリット・デメリットについてご紹介しました。
総合的に言って、GemForexはこれからFXを始めるビギナー~初心者の方のニーズによく応えていると思います。また中級者以上のポートフォリオ(取引銘柄や取引環境の分散)の一部に組み込むことでも、威力を発揮してくれます。
最初に選ぶ業者をどこにするかで、その後の収益率は大きく変わってきますので、この記事などを参考にご自身のスタイルに最適な業者を選択してください。
GemForexの実際の口座開設方法やボーナスの受け取り、入出金などについては下記に詳しくまとめています。
GemForexを使ったほぼノーリスクで稼げるスワップアービトラージの手法は下記で詳しく解説しています。
テーマ別の海外FX業者の選び方などは、下記の海外FXの始め方マニュアルに詳しく記載しています。
自動売買に加え、デイトレやスイング、スキャルピングなどトレードスタイル別のおすすめ業者は下記にまとめています。
独自調査をもとにした海外FX業者の総合ランキングは下記の記事をどうぞ。
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