3000倍という海外FXの中でも群を抜くレバレッジの高さで有名なFBS(エフビーエス)。レバレッジ以外にも100%入金ボーナスやキャッシュバックなどを積極的に提供しており、うまく活用すれば爆発的な利益を出すことができる海外FX業者と言えるでしょう。当サイトのアンケート調査結果などを含めて多角的に分析した海外FX業者総合ランキングにおいては、ベスト3に入る高評価を得ており、人気海外FX業者のひとつとなっています。
そこで本記事では、そんなFBSの特徴や評判、メリット、デメリットに加え、FBSの利用をおすすめするトレーダーなどを解説していきたいと思います。
FBS最大の魅力は海外FX随一の3000倍という圧倒的なハイレバレッジ
国内FXのようにレバレッジ規制がない海外FXはハイレバレッジであることが多く、それが海外FXの魅力のひとつでもあります。とは言え、その最大レバレッジは通常数百倍であることがほとんど。
例えば、海外FX業者として最もメジャーなXMでも888倍(スタンダード口座)、高水準で安定した取引環境に定評のあるTitanFXでは500倍です。
ところがFBSの場合は、それをはるかに上回る最大3000倍というハイレバレッジを採用。他の海外FX業者と比較しても、このFBSの3000倍というレバレッジの高さは圧倒的だと言えますね。
※セント口座は最大1000倍、ECN口座は最大500倍です。
レバレッジの正しい活用方法~最大許容損失額との関係~
「ハイレバレッジ」というと、たくさんのポジションを持てる=ハイリスクハイリターンだというように考える人がいます。
確かにレバレッジを「最大ポジション量」のみと結びつけるなら、FBSの最大3000倍のレバレッジでポジションを持つと、最悪スプレッドでロスカットされますから超ハイリスクハイリターンだといえます。
しかし、ハイレバレッジにはもう1つ重要な意味があり、それはどれくらいの損失まで耐えることができるか=「最大許容損失額」との関係です。損失に耐えられる額が大きければ大きいほど、トレードの自由度や柔軟性は高くなり、資金をより効率的に使って利益を生みやすくすることができますね。そのため、この最大許容損失額というのは非常に重要な指標となります。
この強制ロスカットされる含み損(最大許容損失額)は次のような計算で求めることができますね。
(最大許容損失額)=(口座残高)-(必要証拠金)×(ロスカット水準)
(必要証拠金)=(そのポジションの価額)÷(最大レバレッジ)
このように、強制ロスカットされずにポジションを保有していられる金額と、レバレッジの間には密接な関係があります。レバレッジが高くロスカット水準が低いほど最大許容損失額は大きくなる、つまり強制ロスカットされにくくなるため、自分の好きなトレードを行うことができるというわけですね。
ハイレバレッジであることはそのままリスクとなるわけではなく、使い方次第では資金を有効に使い、効率的に利益を出すための手段と言えます。
FBSの特徴と評判 〜メリットとデメリット〜
FBSは、最大レバレッジ以外にも様々な特徴を持っています。「口座種別」「ボーナス&キャッシュバック」「入出金」などの基本的な情報や、評判、メリットやデメリットなどをまとめて解説していきたいと思います。
口座種類別の特徴
FBSの口座は「スタンダード口座」を中心に5つのタイプがあり、その特徴は以下のようになっています。
セント口座では最低入金額が1ドルと非常に低く、少額から始めたい初心者から、ある程度トレード慣れしている中上級者まで、しっかりと対応できるようになっていますね。スプレッドがない代わりに手数料が発生するゼロスプレッド口座なども用意されているため、好みやトレードスタイルに応じた口座を選ぶことができます。
また、取引プラットフォームはMT4(メタトレーダー4)とMT5(メタトレーダー5)が採用されています。
海外FX業者各社の最低入金額の比較や、少ない入金で取引可能な業者は下記にまとめています。
ロスカット水準20%&ゼロカット採用の魅力
FBSのロスカット水準は、すべての口座タイプで証拠金維持率20%。これはXMやTitanFX、Axioryなどの主要海外業者と同レベルであり、国内業者よりは明らかに低いですね。
前述の通り、ロスカット水準が低いと「最大許容損失額」も大きくなるため、資金を有効的に使い柔軟なトレードが可能になります。
「ロスカット水準が低いと追証になって危ないのではないか」という懸念がありますが、FBSも他の海外業者同様、もちろん「ゼロカット」制度を採用しています。
この「ゼロカット」では、仮にロスカットが遅れることがあって口座残高がマイナスになることがあっても、ゼロにリセットするというもの。
つまり、トレーダーのリスクは最大で入金額までとなっている(有限責任)ため、その意味では追証の支払いを求められる国内FX(無限責任)と比較して、リスクが低いとすらいえますね。
海外FXの大きな特徴のひとつであるゼロカットについては下記に詳しく解説しています。
ロスカット水準の解説や低いことによるメリット、各海外FX業者の対応については下記にまとめていますので参考にしてください。
透明でフェアなNDD方式の採用
FBSはすべての口座にNDD(ノンディーリングデスク)方式を採用しています。
NDD方式の魅力は、なんといっても業者の裁量が取引レートに反映されないことですですね。国内業者のほぼすべて採用されているDD(ディーリングデスク)方式(OTC方式)では、見た目上のスプレッドは狭いけれども意図的な約定遅延や約定拒否、グレーアウト、または利益口座の凍結などが問題になっています。
それはDD方式では「顧客の利益は業者の損失(逆もしかり)」という構図になっているためで、「業者の利益=取引手数料(STPの場合にはスプレッドの一部)」となっているNDD方式と比べて不健全と言えますね。
他の海外FX業者同様、NDD方式を採用しているFBSは、国内業者よりもより透明でフェアな環境でトレードが行えるといえます。
ちなみにNDDにはさらにSTP方式とECN方式が存在しますが、FBSの場合はECN口座はECN方式、その他の口座はSTP方式となっています。
利用条件が簡単な無料VPSの提供
EAを使った自動売買などに必須のVPS(バーチャルプライベートサーバー)。自動売買には24時間の稼働環境が必要になりますが、個人のパソコンを使ったりサーバーを契約するのは非現実的ですよね。VPS上にMT4やEAを設置すれば、手軽に常時稼働の24時間自動売買環境を作ることが可能です。
そんなVPSですがFBSは口座利用者向けに無料で提供しています。利用条件は「少なくとも450ドル以上の1回の入金」をして「個人エリアからサービスの利用申請」をすること。また月額料金は33ドルですが「最初の1か月」と「前月に3ロット以上の取引をした月」は無料で利用することができるようになります。
他にもVPSを無料提供している海外FX業者は多くありますが、この無料条件は他の業者と比較しても、非常にハードルが低く、簡単だといえますね。
自動売買を積極的に行いたい、VPSを無料で利用したいトレーダーにとっては、FBSは有力な選択肢になるといえるのではないでしょうか。
FXトレードでVPSを利用するメリットや無料で利用できる海外FX業者の紹介は下記の記事にまとめています。
豊富なボーナス&出金可能なキャッシュバック
FBSは他の海外FX業者と比較しても、ボーナスやキャッシュバック制度は豊富に用意されています。ボーナスは主にトレードの証拠金(クレジット)として使用できるもので、キャッシュバックは特定の条件に応じて付与され現金と同じように扱える(出金可能)というものですね。
まずFBSが提供しているボーナスは「口座開設ボーナス」と「入金ボーナス」の2種類が存在します。
「口座開設ボーナス」は、「未入金ボーナス」とも呼ばれ、文字通り口座を開設するだけでもらえるボーナス。FBSの場合には50ドルボーナスと123ドルボーナスがありますが、これらはいずれも制約が多めになっています。
特に123ドルボーナスは金額こそ多いですが「ボーナスは7日間でリセットされる」「ボーナスで出した利益はすぐには出金できない」と制約が多いですね。
同じくらいの金額のボーナスを提供しているGemForex(新規口座開設ボーナス5,000円~20,000円)は特に利益の出金制限は設定していないため、このFBSの新規口座開設ボーナスはあまり気軽に利用できるとは言えません。
次に入金ボーナスですが、こちらは入金額に対して100%と非常に高水準。入金するだけで証拠金が倍になるため、トレードの幅を広げることができます。
しかも、入金ボーナスの限度額は1万ドルとなっており、XMの100%ボーナス(500ドルまで)と比較してもかなり額が多く、非常に豪華だといえますね。
またこのボーナスについては1ロットの取引ごとに1ドルずつ出金することも可能です。ただ、1ロット=10万通貨ですから、実際に入金額全てを出金するのはかなりシビアですね。
その他「ボーナス適用には申請が必要」「申請後はレバレッジ500倍になる」「マージンコールとストップアウト(強制ロスカット)レベルの計算にボーナスは含まれない」など、ほかの業者ではあまり見られない、独特の注意点も存在します。
続いてはキャッシュバックですが、こちらはトレードの実績に応じて付与される制度ですね。キャッシュバックはiForexが行っていることで有名ですが、FBSにも存在します。
FBSのキャッシュバックはボーナスと違い、特に出金制限はないため非常におすすめできる制度と言えます。海外FX業者の中でも出金可能なキャッシュバックを提供している会社は少ないため、これはFBSならではの魅力・メリットと呼べる部分ですね。
FBSのキャッシュバック額は取引口座と通貨ペアによって異なり、最大で15ドル/1ロット。例えばスタンダード口座のUSD/JPYとEUR/USDのキャッシュバック額は、いずれも2ドル/1ロットとなっています。
FBSのボーナスについては下記でさらに詳細な解説・まとめをおこなっていますので、より詳しく知りたい人は参考にしてください。
他の各海外FX業者のボーナスキャンペーンやキャッシュバックについては、下記のページで詳細にまとめ・解説しています。
入出金方法は限られるものの対応は非常に迅速
FBSの入金方法一覧は以下のようになっています。
また、出金方法の一覧と各手数料は以下の通りですね。
bitwalletとVISA(クレジット・デビットカード)以外はあまり日本人にはなじみのない入出金方法かもしれませんね。
ここでお勧めの入出金方法はbitwallet(旧mybitwallet)を利用する方法です。
bitwalletを利用すれば、国内銀行口座への出金手数料が824円のみで済むほか、FBSから他の海外FX業者への送金が手数料無料で迅速(ほぼ即日)に行えます。さらに「直近1年間の入金実績が3万ドル以上、かつ、直近1年間の入出金、送金回数実績が30回以上」という条件をクリアすれば、手数料が半額の412円となるアンリミテッド会員になることができ、これはかなりお得ですね。
実際私も下記の画像のように、直近1年の入金実績が140,000ドル以上、回数実績が57回でアンリミテッドとなってします。
複数の海外FX業者を利用する場合は資金移動も増えやすく、比較的簡単にアンリミテッド会員になることができると思います。これで利益などの出金手数料がわずか412円に抑えられる点は、かなりのメリットと言えますね。
FBSからの出金は非常に早い点もメリットです。出金申請から24時間以内に手続きが完了し、bitwalletであれば即時に着金しますね。実際に私が出金した際には、申請から着金までわずか30分ほどでした。海外FXを利用する場合、出金拒否や出金スピードの遅さは非常に気になるポイントですが、FBSのこの対応の早さはかなり優秀で、信頼して利用できます。
おすすめの出金手段であるbitwalletの特徴や使い方については、下記のページにまとめています。
私が実際に年間10万ドル(1,000万円)以上稼いでいる海外FX業者のおすすめランキングは、下記の記事にまとめています。
コピートレードなどスマホアプリによるモバイルトレード環境も充実
FBSには豊富なスマホアプリが用意されており、モバイルトレード環境が非常に充実しています。例えばFBSが用意しているアプリのひとつである「FBS CopyTrade」は、コピートレード専用のアプリ。口座開設からコピートレードの運用まで、スマホだけで完結できるようになっています。
他にも口座管理専用の「FBS Trading Broker」では、保有している各口座の入出金をはじめ、キャンペーンの参加などもできますね。どのアプリもスマホアプリらしく非常に手軽に使うことができるようになっており、モバイル環境を重視するトレーダーにとっては魅力的と言えるでしょう。
口座管理専用のFBS Trading Broker 、コピートレード専用のFBS CopyTradeについては下記で詳しく解説しています。
裁量トレード専用のFBS Traderについては下記をご覧ください。
FBSの信頼性&運営実績
海外FXを選ぶ際の重要な指標のひとつとなるのが、その信頼性と運営実績。FBSはサービス提供開始が2009年と、XMと同じだけの運営実績を持っています。日本人顧客だけではなく、欧州のトレーダーからの評価も高く、利用している投資家は500万人以上、取引高も年間5億ドルと非常に大規模ですね。
また金融ライセンスも、親会社にあたるFBS Markets Inc社がベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)とキプロス証券取引委員会(CySEC)の2つを取得しています。顧客が預けた資産についても国内FX業者同様の完全信託保全にて管理。完全信託保全をおこなっている海外FX業者は非常に珍しく、この点からも安心して利用できるブローカーと言えますね。
海外FX業者には運営実績が怪しく、入出金でトラブルが発生するところも知られていますが、FBSの場合にはこれまで膨大な入出金実績があり、入出金トラブルなども報告されていません。
信頼性の高い2つの金融ライセンスの保有・長い運営実績・トラブル報告の少なさなどから、FBSは安心して資金を預けてトレードができる海外FX業者と言えると思います。
信託保全や分別管理など、顧客資産の管理方法や管理に優れたおすすめブローカーは下記で詳しく解説しています。
海外FXの安全性や信頼性、安心して取引できる業者の選び方などは下記にまとめていますので参考にしてください。
FBSの利用をおすすめする相性の良いトレーダー
圧倒的なハイレバレッジを提供しているFBS。相性の良いおすすめトレーダーは以下のような人たちになると思います。
海外FXならではのハイレバレッジ&低スプレッドの組み合わせを活用したいトレーダー
まず、最大3000倍のレバレッジを活用して、ハイリターン狙いのトレードをしたいトレーダーには、もちろんおすすめできる業者ですね。ロスカット覚悟で少ない資金で最大ポジションを取り一気に大金を稼ぐというようなことも可能です。
さらに低スプレッドでの取引をしたい場合は、FBSの5種類の口座のうちハイレバレッジ&低スプレッドの組み合わせを実現している、アンリミテッド口座がおすすめ。(※すでにアンリミテッド口座を利用している場合は継続して利用可能ですが、2018年10月1日時点でアンリミテッド口座の新規口座開設での提供は終了しています。)
一般に海外FXのUSD/JPYのスプレッドは2pips程度であることが多いですが、FBSのアンリミテッド口座の場合にはUSD/JPYやEUR/USDを1.0pips前後の低スプレッド(取引手数料も無料)でトレードすることができ、ハイレバレッジと合わせて短期売買で利益を積み重ねるというようなことも可能になっています。
豊富な通貨ペアを求める場合にはFBSは不向き
FBSではFX通貨ペアのほか、CFDや暗号通貨(仮想通貨)、エネルギーなどをトレードすることができます。特に、ボラティリティの大きいビットコインをレバレッジ3000倍&ゼロカットでトレードできるのはFBSの大きな特徴だといえますね。
ただ、全体としてみると超マイナー通貨も扱っているXMなどと比較すると通貨ペアの少なさが目立ちます。
もちろんドルやユーロ、ポンドや豪ドルなどのメジャー通貨は網羅しているため、これらの通貨でトレードを行うという場合には、通貨ペアの少なさはあまり問題にならないともいえます。
最大レバレッジ3000倍は活用が難しい可能性も
最後にFBS最大の魅力である3000倍のレバレッジについてですが、普通にトレードを行う上では、レバレッジは数百倍を超えると実はあまり違いが出なくなります。
もちろん最大ポジション量はレバレッジに合わせて大きくなるのですが、最大レバレッジでポジションをとっていくと、少しの値動きで簡単に強制ロスカットされてしまい、まさにハイリスクとなってしまいます。
これを防ぐには、3000倍の最大レバレッジでポジションをとらず数百倍のレバレッジでポジションをとることですが、そうなると事実上3000倍の最大レバレッジは、最大許容損失額のみに働くことになりますね。
しかし計算式上、最大許容損失額に与える最大レバレッジの影響はレバレッジ数百倍を超えるとあまり変わりません。むしろ最大許容損失額を追求するならば、iForexのロスカット水準0%を利用したほうがよいともいえますね。
少ない資金からの大金稼ぎを狙って、3000倍レバレッジを活かしたハイリスクハイリターンなトレードはもちろん可能ですが、リスクを抑えながらのトレードとなると、実は最大レバレッジ3000倍をフルに活用するのは、結構難しいということになります。
この辺りの最大レバレッジとロスカット水準の関係、最大許容損失額については下記で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。
まとめ
FBSは少々癖の強い業者ですが、信頼できうまく活用できれば強い味方となるともいえます。特に出金可能なキャッシュバックは、なかなか他にはない大きな魅力のひとつと言えますね。
ただボーナス周りは特殊な条件が設定されていることもあり、FBSを利用する場合には公式ホームページの最新の記載を確認するようにしましょう。
また「レバレッジ3000倍」は非常に大きなメリットですが、フル活用するのは意外と難しいもの。ある程度リスクをとってハイリターンを狙うこともできますが、リスクを抑えたいのであれば、他の数100倍レバレッジの業者とあまり変らなくなりますので、この辺りも自分のトレードスタイルや狙いに合わせて最適な業者・口座を選ぶようにしましょう。
FBSの口座開設手順やボーナスの申請方法は下記の記事にまとめていますので、口座開設を検討している人は参考にしてください。
ボーナスやレバレッジと言ったテーマ別の海外FX業者の選び方などは、下記の海外FXの始め方マニュアルに詳しく記載しています。
デイトレやスイング、スキャルピングに加え、ハイレバレッジを活かしたトレード、自動売買などトレードスタイル別のおすすめ業者は下記にまとめています。
独自調査をもとにした海外FX業者の総合ランキングは下記の記事をどうぞ。
コメント