日本のFXトレーダーが取引をする際に選ぶブローカーとしては、大きく分けて「海外FX業者」と「国内FX業者」の2種類に分かれます。一般的には日本国内で営業している「国内FX業者」を選ぶ人が多いと思いますが、最近はハイレバレッジやゼロカットなど、国内業者にはない魅力をもつ「海外FX業者」も、利用者がどんどん増えているのが現状と言えるでしょう。
そんな「海外FX業者」と「国内FX業者」ですが、それぞれの特徴やメリット、デメリットが大きく違うため、どちらを選ぶかでそのトレード戦略は大きく変わってきます。特にこれからFXを始める場合、どちらが自分にとって良い選択肢なのかは、分かりにくい部分も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では海外FXトレーダーなら知らない者はいない世界的な有名業者XMと、2019年1月時点で国内トップの口座数を誇る人気業者DMMFXを比較。それぞれを海外FX代表、国内FX代表として具体的に比較することで、両者の違いを詳しく検証してみたいと思います。
XMとDMMFXをあらゆる面で比較
XMとDMMFX、海外FXと国内FXの違いはありますが、どちらにも共通して言えることは、日本のトレーダーを大事にしていると言うことです。DMMFXは国内FX業者なので当然ではありますが、海外FX業者であるXMも、トレードをする口座通貨を日本円に設定出来るのはもちろんのこと、公式サイトやカスタマーサポートは日本語対応しているので、その点で国内外の差はないと言って良いでしょう。
それでは一体、どう言う所に違いがあるのでしょうか。ここからは、「口座の基本仕様」「キャンペーン」「取引環境」「信頼性」という4つの視点に分けて、それぞれを比較して行きたいと思います。最初に一覧表で基本情報を比較し、その後で各項目を詳しく見ていきましょう。
XMとDMMFXの口座の基本仕様を一覧比較
XM | DMMFX | |
最大レバレッジ | 888倍 | 25倍 |
ロスカット水準(証拠金維持率) | 20% | 50% |
最小取引量 | 10通貨(マイクロ口座) 1,000通貨(スタンダード口座) | 1万通貨 |
1回の注文の最大取引量 | 500万通貨(スタンダード口座) | 100万通貨 |
スプレッド (ドル円の平均値を比較) | 1.6pips(スタンダード口座) | 0.2pips |
入金方法 | 各種クレジットカード オンラインウォレット 国内銀行送金 | インターネットバンキング 銀行振込 |
出金方法 | 各種クレジットカード オンラインウォレット 海外銀行送金 | 銀行振込 |
取引可能銘柄 | FX通貨ペア:57種類 先物CFD商品:8種類 株価指数:30種類 貴金属:2種類 エネルギー:5種類 | FX通貨ペア:20種類 |
追証の有無 | なし | あり |
XMとDMMFXのキャンペーンを一覧比較
XM | DMMFX | |
入金ボーナス | ・3,000円の口座開設ボーナス ・500USD相当額までの100%入金ボーナス ・4,500USD相当額までの20%入金ボーナス | 入金ボーナスなし |
キャッシュバック | ロイヤルティプログラムによる、取引ロット数に応じたキャッシュバック制度 | ・2万円の口座開設キャッシュバック ・取引応援ポイントサービスによる、取引ロット数に応じたキャッシュバック制度 |
XMとDMMFXの取引環境を一覧比較
XMとDMMFXの信頼性を一覧比較
続いて、それぞれの項目を詳しく解説していきます。
XMとDMMFXの口座の基本仕様を比較
海外FXと国内FXの最もわかりやすい違いは、レバレッジなどの口座の基本仕様でしょう。XMとDMMFXにもその違いは表れていますので、早速比較してみましょう。
最大レバレッジで比較
XMの最大レバレッジは888倍、対して国内FX業者であるDMMFXの最大レバレッジは、現在は金融庁により25倍までと規制されています。その差およそ「35倍」と、レバレッジの大きさだけで言えばXMの圧勝と言えるでしょう。しかし、レバレッジの違いが実際にトレードする時にどのように影響するかを知らないと、大きければ良いのか、それとも小さくても良いのか、判断することはできません。
レバレッジの大小は、損益に対して直接影響はしません。例えばXMとDMMFXで、1万通貨で同じ通貨ペアで同じトレードをした場合は、損益も同じになります。損益は、主にロット数と値幅(pips)から計算されるので、レバレッジが大きいと勝ちやすい、レバレッジが小さいと安全、などということはないのです。
レバレッジは、資金量(証拠金)に対して働く「テコ」のようなものでしかありません。試しにXMとDMMFXで、ドル円で1万通貨のトレードする場合、最低いくらの証拠金が必要かを概算してみましょう。
およそ35倍の必要証拠金の違いがあります。最初にレバレッジの差で見た「35倍」という数字が、ここで出てきましたね。レバレッジが大きいと、少ない資金でトレードを始められるというメリットがあります。つまり基本的にはレバレッジが大きければ大きいほど、資金効率の良いトレードができるというわけですね。
レバレッジの大小の違いにより、XMは数千〜数万円の小額からでもトレードを始められる一方、DMMFXは少なくとも数万〜数十万といったある程度のまとまった資金を準備する必要がありますね。
しかし言い換えれば、資金が少ない中でも非常に大きなロット数でトレードできてしまう、と言うことでもあります。自分に合ったロット数をしっかりコントロールし、リスク管理を怠らないようにしましょう。
ロスカット水準(証拠金維持率)で比較
ロスカットとは、ポジションの方向とは反対にレートが進んだ時、損失の拡大を防ぐために、FX業者が顧客のポジションを強制的に決済することですね。よく似た言葉に「ストップロス」と言うものがありますが、これはいわゆる損切りのことで、トレーダーが自分の意思で損失を確定すると言う違いがあります。
実際にどれくらいマイナスが出たらロスカットになるかと言うと、金額ではなく「証拠金維持率」と言うものから計算されます。わかりやすく下記のような条件を元に具体例を見てみましょう。
- 証拠金(資金量)は5万円とする
- 取引数量は1万通貨とする
- 1ドル=100円時のドル円でのトレードとする
上の例はあくまで概算ですが、レバレッジが大きくてロスカット水準が低いXMの方が、ロスカットされにくいことが分かりますね。その差は198pipsと、およそ1.65倍の差。ロスカットされにくいということはそれだけ一時的な損失に耐えられるということであり、極端に言えばトレードにおいて負けにくいということになります。
そういう意味ではロスカット水準についても、より低い値が設定されているXMの方が優秀と言えるでしょう。
ただし、ロスカットされると言うことは、証拠金に対して大きな損失を確定してしまったと言うことになります。トレードをする時に「ロスカットがあるから無理をしても大丈夫」と考えてはいけません。ロスカットにならないように、丁寧な資金管理やロット調整を常に心がけるようにしましょう。
最小取引量と最大取引量で比較
レバレッジの項目で、国内と海外では準備すべき資金量に違いがあると記載しましたが、資金の面で言えば他にも考慮すべき項目があります。それが取引量の下限と上限についてですね。
XMには基本的な口座タイプがいくつかありますが、最も人気のスタンダード口座の取引量は、1,000通貨〜500万通貨。さらに小額トレードに特化したマイクロ口座では、10通貨からのトレードも可能です。それに対して、DMMFXの取引量は1万通貨〜100万通貨。XMの方がより小額からの取引が可能ですね。
また1回の注文での最大取引量も、XMの方が500万通貨と、圧倒的に大きくなっています。取引できるロット数の幅が広ければ、その分資金量やトレードスタイルなどに合わせた柔軟なトレードができますね。幅広い取引に対応できるという意味で、ここもXMに軍配が上がるでしょう。
スプレッドで比較
スプレッドはトレーダーが取引ごとにFX業者に支払う手数料なので、小さければ小さい方が良いですよね。そんなスプレッドの比較では、DMMFXが圧倒的に有利です。例えばドル円の平均スプレッドを比較すると、XMの通常口座であるスタンダード口座の場合は1.6pipsですが、方やDMMFXはたったの0.2pips。これはかなり大きな差と言えるでしょう。
今回はドル円を比べてみましたが、他の通貨ペアでも基本的にはDMMFXの方がスプレッドは小さくなっており、スプレッドに関してはDMMFXの方が圧倒的に優れていると言えます。
入出金方法で比較
XMの入金方法は、2019年12月時点では各種クレジットカード、オンラインウォレット、そしてXMの窓口となっている日本国内銀行口座への振込と、様々な選択肢が用意されています。しかし注意が必要なのは出金についてですね。
海外FXでは資金が国内⇔海外を行き来することになりますので、マネーロンダリングや犯罪防止のため、様々なルール・制限が設けられています。具体的には以下のような感じですね。
- 出金は、まず入金額を上限として、入金した方法で行う必要がある
- 入金額以上の利益は、銀行送金でのみ出金可能
また銀行送金による出金では、2,000円〜5,000円程度の送金手数料が必要です。入金は簡単ですが、出金の場合は海外FX業者ならではの手間がかかると考えた方が良いでしょう。
DMMFXの入出金方法は、基本的には銀行振込になります。選択肢は少ないですが、国内銀行間の送金なので手数料も時間も多くはかかりません。入金のバリエーションの豊富さで言えばXMの方が多いですが、出金時の手間や時間を考えた場合、入出金に関してはDMMFXの方がやや使い勝手が良いと言えるでしょう。
取引可能銘柄で比較
XMでは57種類のFX通貨ペアだけではなく、先物CFD商品、株価指数、貴金属、エネルギーなど多くの銘柄を扱っており、同じ口座で同時にトレードすることが可能です。対してDMMFXでは、20種類のFX通貨ペアのみで、FX専用の口座となっていますね。CFD取引を行うにはDMMCFDなど別のサービスを利用する必要があります。
取引可能銘柄の面では、XMの方が圧倒的に多く様々な取引に対応できると言えるでしょう。
海外FXでCFD取引をおこなうメリットやCFD取引におすすめの業者は下記に詳しくまとめています。
追証の有無で比較
海外FXと国内FXの大きな違いと言えば、追証の有無も挙げられますよね。多くの海外FX業者には「マイナス残高リセット」や「ゼロカット」と言うシステムがあります。もちろんXMにもゼロカットシステムはあり、急な価格変動により万一口座残高がマイナスになっても、業者側がマイナス分を負担し顧客は追証を払う必要がありません。
一方、国内FX業者であるDMMFXでは、日本の法律により「追証なし」というシステムを作ることはできません。万一ロスカットが間に合わず、口座残高がマイナスになった場合、顧客は追証を払わなければいけません。
追証がないから海外FX業者を選ぶ、という人もいるくらい、万一の際のゼロカットシステムの安心感は大きいものです。リスクの軽減という点では、XMの圧勝と言えるでしょう。
XMとDMMFXのキャンペーン内容を比較
続いて、キャンペーンの比較を行っていきましょう。口座開設や入金をする時に受け取れるボーナスや、取引量に応じて受け取れるキャッシュバックでも、XMとDMMFXには違いがあります。
ボーナスで比較
ボーナスがあれば、より有利に取引を進めたり資金ゼロから取引をすることも可能になりますが、XMは海外FX業者の中でもそんなボーナスの種類が多く、そして高額なことで知られています。ボーナスの種類とルールを簡単にまとめると以下の表のようになりますね。
3,000円の口座開設ボーナス | 新規で口座を開設した時に受け取れるボーナスです。入金をしなくてもボーナスクレジットとして3,000円が口座に反映されるので、ノーリスクでトレードに挑戦出来ます。 |
500USD相当額までの100%入金ボーナス | 500USD相当額を上限として、入金のたびに入金額の100%がボーナスとして口座に追加されます。 |
4,500USD相当額までの20%入金ボーナス | 4,500USD相当額を上限として、入金のたびに入金額の20%がボーナスとして口座に追加されます。 |
ボーナスの共通ルール | ボーナス自体は出金できませんが、利益はいつでも出金可能で、出金のための取引ノルマはありません。ただし出金する場合は、出金額の割合に応じてボーナスも消失します。 |
一方DMMFXには、口座開設や入金時の特典として付与されるようなボーナスはありません。ボーナスの面では、XMが圧倒的に優れていると言えますね。
キャッシュバックで比較
XMには、「ロイヤルティプログラム」と呼ばれるポイント制のキャッシュバックがあります。これは取引期間に応じた4段階のランク制となっており、ランクが上がるほどキャッシュバック率も上がる仕組みですね。1番高いエリートクラスになると、10万通貨の取引ごとに6.6USD相当額のボーナスか、0.5USD相当額の現金に交換できます。
DMMFXには海外FXのようなボーナスはありませんが、キャッシュバックは2種類用意されています。1つは口座開設キャッシュバックで、新規口座開設完了から3か月以内に500ロット以上を取引すると20,000円がキャッシュバックされるというもの。
そしてもう1つは「取引応援ポイントサービス」と呼ばれるキャッシュバックです。3段階のランクがあり、取引数量ではなく取引回数によりポイントの獲得効率が上がります。1ポイント=1円で、1,000ポイント以上から交換可能です。
獲得条件やキャッシュバック率を考慮した場合、キャッシュバックにおいてもXMの方が優れていると言えるでしょう。
XMのボーナスキャンペーンやキャッシュバックの詳細は下記の記事にまとめています。
XMとDMMFXの取引環境を比較
ここからは取引環境を比較していきましょう。取引方式や、スキャルピング、システムトレードへの対応でも両者には大きな違いが見られます。
取引方式で比較
XMはNDD方式、DMMFXはDD方式で取引が行われます。それぞれの方式の違いを表で確認しましょう。
NDD方式 | 顧客とインターバンク市場の間に、FX業者が仲介しない方式。顧客の注文はインターバンクのレートで扱われるので、取引の透明性が高いと言われる。ただし、NDD方式のFX業者の収入源は主にスプレッドになるため、比較的スプレッドは広くなりがち。 |
DD方式 | 顧客とインターバンク市場の間に、FX業者が仲介する方式。顧客の注文は一旦FX業者が処理するため、NDD方式に比べてレートの信頼性に疑問が持たれることがある。ただし、狭いスプレッドを提供できるメリットもある。 |
※XMはDD業者という意見もありますが、公式の見解に従いここではNDDとしています
どちらにも一長一短がありますが、海外FXではNDD方式が多く、国内FXではDD方式が多く採用されています。取引方式としてDDとNDDのどちらが優れているかというのは、一概には言い切ることができません。ぞれぞれメリット・デメリットがありますので、どちらのメリットにより魅力を感じるかで、優劣も変わってきます。
DD方式とNDD方式の違いやそれぞれのメリット・デメリットは下記に詳しくまとめています。
スキャルピングの可否で比較
取引方式の違いは、レートの信頼性やスプレッドの違いにとどまらず、トレーダーの取引手法にも影響があります。DD方式では顧客の注文を一旦FX業者が処理するため、FX業者は短期間で大量の注文が入ることを嫌います。そのためDMMFXでは、短期間での注文を繰り返し行う行為を禁止しているので、事実上スキャルピングは出来ないと考えた方が良いでしょう。
一方、NDD方式のXMではスキャルピングに制限はありません。スキャルピングを行いたいトレーダーは、XMを選択した方が良いということになります。
取引プラットフォームで比較
取引プラットフォームとは、トレードをするためのツールのことですね。XMをはじめ多くの海外FX業者は、「MT4(MT5)」という取引ツールを採用しています。
MT4はインジケーターやラインなどの分析ツールの豊富さと設定の自由さ、EA(自動売買)ソフトの豊富さ、1つのメタトレーダーで自由に口座が切り替えられるなど、利点の多い取引ツール。世界的な利用者数も圧倒的に多く、まさにFX取引プラットフォームのデファクトスタンダードと言える存在です。
一方のDMMFXは、「DMMFX PLUS」を始めとした独自の取引ツールを提供しています。テクニカル指標やレイアウトのカスタマイズも自由に行え、使い勝手はまずまずと言ったとことですね。パソコンやスマホ用だけではなく、フィーチャーフォン用の取引ツールも提供しているあたりは、さすが国内FX業者と言ったところでしょうか。
取引プラットフォームの使い勝手については慣れや好みもあるため、どちらかが優れているとは言い難い部分ではありますが、世界的な標準でもあり関連ツールも非常に多いMT4が使えるという点で、XMがやや有利ではないでしょうか。
システムトレードへの対応で比較
どの取引ツールを使うかと言うことは、トレードスタイルにも大きく影響します。XMが採用しているMT4は、裁量トレードからシステムトレードまで幅広くこなせるオールラウンダー。MT4は世界的に利用者数が多いこともあり、MT4用の自動売買ソフトであるEAも非常に豊富に存在しますし、当然XMも自動売買を制限していません。
しかし、DMMFXが提供しているDMMFX PLUSなどのツールは、裁量トレード専用となっているため、DMMFXではシステムトレードはできません。システムトレードをする場合は、XMを選択した方が賢明と言えるでしょう。
XMとDMMFXの信頼性を比較
最後に、FX業者の信頼性についての比較を行います。FX業者は自分の資産を預ける会社ということもあり、どんな公的機関の認可を得ているか、顧客の資金をどうやって管理しているかなどは、非常に重要なポイントです。
金融ライセンスで比較
XMはセーシェル金融庁の認可を、DMMFXは日本の関東財務局長の認可を受けて運営しています。こうして見ると日本の公的機関の規制の下で運営しているDMMFXの方が、日本人からすると信頼性は高いと感じるかもしれませんね。実際に海外FX業者の多くが、日本の金融庁から警告を出されています。
しかし金融庁からの警告=危険な業者という訳ではありません。なぜなら海外FX業者はレバレッジ規制やゼロカット規制の対象から外れるために、あえて日本国内で届出を出していないからです。レバレッジが制限されゼロカットもないということになれば、それは海外FXとしての魅力がほとんどないのと同じですよね。
もちろん全ての海外FX業者が安全かと言えば、そういう訳ではありません。中にはどこのライセンスも保有していない本当の無許可業者というのも存在します。しかしXMに関しては、セーシェル金融庁を含めた世界中の様々な金融ライセンスを保有しており、運営実績の長さから言っても十分信頼に値すると言えるでしょう。
本当に万が一の場合は、国内の金融ライセンスを持つDMMFXの方が安心はできますが、その信頼性に差はほとんどないと言っても良いでしょう。
海外FXの安全性や信頼性についての解説、安心して利用できる業者の選び方などは下記にまとめています。
顧客資金の管理体制で比較
XMの顧客の資金管理体制は分割管理。顧客資産は別の銀行口座で管理され、債権者への支払いに充当されることはないとしています。それに加えて顧客あたり100万ドルが補償される保険にも入っており、ある程度は安心できるでしょう。
一方のDMMFXの顧客の資金管理は、信託保全。日証金信託銀行株式会社、株式会社SMBC信託銀行、FXクリアリング信託株式会社に信託保全を行うことで、万一DMMFXが破綻した場合でも、顧客資金がしっかりと戻ってくるようになっています。
分別管理+保険ということで、XMの資金管理体制は十分に感じますが、それでもやはり信託保全の方が安心はできるでしょう。顧客資金の管理体制では、DMMFXの方が信頼や安全性を打ち出せていると言えますね。
総括
ここまでの比較から、資金効率の良さや大きな利益、取引ハードルの低さ、取引の柔軟さを求めるのであればXM(海外FX)、取引資金が十分にあり、大きな利益を求めず長期的なトレードをするのであればDMMFX(国内FX)の利用がおすすめと言えます。
もちろん両者にはメリット・デメリットがあり、自分自身の考え方や価値観によって優劣は異なってくるでしょう。それらを踏まえた上で、国内か海外か、またどのFX業者を利用するかをしっかり選択するようにしてください。
XMの全体的な評判や特徴、メリット・デメリットは下記に詳しくまとめています。
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