CryptoGTは2018年に設立された、仮想通貨を主に取り扱う海外FX業者です。その魅力は、何と言っても仮想通貨取引の充実でしょう。全部で76種類もの仮想通貨関連銘柄の取り扱い、そして17種類の仮想通貨での入出金に対応などは、海外FXの中では屈指の多さと言えます。
さらにCryptoGTでは、海外FXらしく最大500倍のレバレッジやゼロカット、入金ボーナスキャンペーンを利用して仮想通貨を取引できる点も大きなメリット。取引ツールはMT5に対応しているので、FXからの移行や併用としても使いやすいですね。
しかし同時に、CryptoGTは法定通貨で入出金には対応していないことや、金融ライセンスを取得していないことなど、あらかじめ把握しておきたいポイントもあります。
本記事では、海外FXの仮想通貨取引所として注目されているCryptoGTについて、メリットやデメリット、競合する他社との比較、CryptoGTとの相性が良いトレーダーのタイプなどを分かりやすく解説していきます。
CryptoGTの最大の魅力は業界最大級の仮想通貨の取り扱いの多さ
CryptoGTの最大の魅力は、仮想通貨の取り扱いの多さです。取引銘柄としての仮想通貨も多いのですが、入出金や口座通貨(証拠金)として使える仮想通貨も非常に多く、海外FXの中でも最大級の品揃えと言えますね。
ここではまず、実際に取引できる仮想通貨ペアと、入出金・口座通貨に使える仮想通貨について確認していきたいと思います。
取引できる仮想通貨銘柄一覧(全76種類)
以下はCryptoGTが扱う仮想通貨ペア、シンセティックペア、DEFI TOKENS、指数の一覧です。
仮想通貨ペア
BTCUSD | BCHJPY | DSHLTC | EOSBTC | ADABTC | XLMJPY |
LTCUSD | XMRJPY | BCHETH | TRXUSD | ADAXRP | XLMEUR |
ETHUSD | DSHJPY | XRPETH | BTCEUR | ADAEUR | XTZUSD |
BCHUSD | LTCBTC | DSHETH | ETHEUR | BSVUSD | IOTUSD |
XRPUSD | ETHBTC | BCHXRP | BCHEUR | BNBUSD | MBTUSD |
DSHUSD | BCHBTC | LTCXRP | XRPEUR | BNBBTC | XMREUR |
XMRUSD | XRPBTC | DSHXRP | LTCEUR | BNBJPY | DOTUSD |
BTCJPY | DSHBTC | BCHDSH | DSHEUR | BNBXRP | DOTEUR |
ETHJPY | ETHLTC | EOSJPY | ADAUSD | XLMUSD | DOTJPY |
XRPJPY | BCHLTC | EOSUSD | ADAJPY | XLMBTC | DOTBTC |
LTCJPY |
シンセティックペア
BTCXAU | BTCUSO | BTCTWR | BTCNAS | BTCAPL |
BTCXAG | BTCSPX | BTCFCB | BTCDOW | BTCAMZ |
DEFI TOKENS
LNKUSD | WBTUSD | ZRXUSD | RENUSD |
指数
GTi12 |
上記の中でもDEFI TOKENS(DeFi銘柄とUSDのペア)の取り扱いは他社にはあまりなく、また主要な12の仮想通貨からなる指数であるGTi12も、CryptoGTやFXGTなどしか扱いのない珍しい銘柄となっています。
入出金・口座通貨に使える仮想通貨一覧(全17種類)
続いて、CryptoGTで入出金・口座通貨に使える仮想通貨を、最小入出金額、入出金時間、入出金手数料とともに確認しましょう。
仮想通貨 | 最小入出金額 | 入金時間 | 出金時間 | 入出金手数料 |
BTC | 0.0001 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
BCH | 0.00001 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
ETH | 0.05 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
DSH | 0.00001 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
LTC | 0.00001 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
XMR | 0.01 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
XRP | 25 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
ADA | 0.0001 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
USDT | 25 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
NEM | 0.0001 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
PAX | 0 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
TUSD | 0 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
GUSD | 0 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
USDC | 0 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
ZEC | 1 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
EOS | 1 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
XLM | 1 | 1分〜30分 | 48時間以内 | なし |
BTCやETHはもちろんのこと、他社では扱いのない仮想通貨でも入出金できるのは大きなポイントですね。
CryptoGTの特徴と評判 〜メリットとデメリット〜
ここからは、仮想通貨の品揃え以外の面でのCryptoGTのメリット、そして気をつけたいデメリットを確認したいと思います。
CryptoGTでは最大500倍のレバレッジや入金ボーナスを生かして仮想通貨を取引できますが、ライセンスを取得していないなどの注意点もあるため、しっかりと把握しておくようにしましょう。
最大レバレッジ500倍に加え、ゼロカットで追証なし
一般的な海外FX業者でも仮想通貨を扱っている場合がありますが、最大レバレッジは数十倍にとどまっている業者がほとんど。一方で仮想通貨取引をメインに据えているCryptoGTでは、最大500倍のレバレッジで仮想通貨を取引可能です。さらにゼロカットにも対応してるため、万一の際も追証がありません。
小額から始めてみたい人や、ハイレバレッジで仮想通貨を取引したい人にとって、CryptoGTはおすすめのブローカーと言えるでしょう。
入金ボーナスなどのキャンペーンも常時開催
CryptoGTでは入金ボーナスを始め、そのほかのキャンペーンも積極的に開催しています。
メインとなる入金ボーナスキャンペーンの内容は、以下の通り。
ボーナス内容 | 初回入金80%+2回目以降入金20%ボーナス |
ボーナス上限額 | 初回入金ボーナス:5万円相当額 2回目以降入金ボーナス:200万円相当額 |
期間 | 期間限定(終了する2日前までに告知される) |
初回入金に対して5万円までの80%ボーナス、2回目以降の入金に対しても、ボーナス額の上限に達するまで入金ごとに20%ボーナスが付与されるという形になっています。
ちなみにここで言う入金とは、アカウント内のウォレットへの入金ではなく、ウォレットから取引口座へ資金移動したタイミングでのボーナス付与になる点は覚えておきましょう。FXGTと同じようにウォレット-取引口座間で資金移動することでボーナスを増やすこともできるようになっています。
またCryptoGTのボーナスは、クッション機能付きとなっており非常に使いやすいですね。入金ボーナス以外でも臨時でボーナスキャンペーンが開催されることがあるため、ボーナスをもらって仮想通貨を取引したい方にとってもおすすめです。
土日の仮想通貨取引にも対応
CryptoGTが扱う仮想通貨ペアとDeFi銘柄は、24時間365日休まず取引が可能です。
海外FX業者によっては土日の仮想通貨取引に対応していない場合もありますが、CryptoGTであれば値動きを逃さずに取引することができますね。
低スプレッドかつ手数料不要で取引できる
CryptoGTが提供している「MT5口座」は、取引手数料がかからない口座タイプです。取引にかかるコストは、基本的にはスプレッドだけになります。
そのスプレッドについても、例えば東京時間帯でのBTCUSDでおよそ25pips前後となっており、これは海外FXの中でももっとも狭い水準と言えるでしょう。
顧客資金はコールドウォレットにて管理
CryptoGTの入出金は仮想通貨のみとなっているため、顧客資金の管理方法は非常に気になるところではないでしょうか。CryptoGTでは、ハッキングリスクを考慮し、ユーザーの資産を取引所プラットフォームとは完全に切り離し、以下のように管理しています。
- お客様からお預かりしたビットコインの一部は複数の署名が必要なマルチシグネチャウォレットで管理しており、このコンピューターは基本的にはオフライン状態であり、入出金時のみオンライン状態として管理されています。
- お客様からお預かりしたビットコインの大部分はマルチシグネチャのハード・コールドウォレットにて管理されており、このハード・コールドウォレットには当社で定めた量以上をBTCを保有せず、当社で定めた量以上のBTCは他のハード・コールドウォレットで管理されます。その為、当社では複数のハード・コールドウォレットを管理することとなります。
- 当社のいかなる従業員も全てのビットコインウォレットのシングルアクセス権を保持しておりません。
- 当社の全てのコンピュータはアンチウィルス・アンチマルウェア・アンチフィッシング・アンチキーロギングを適用され、またUSBポートロックを施している為、いかなるUSB機器も接続できないように管理されています。
- 全てのコンピュータ・ウォレットは弊社にて登録されたIPアドレス・MACアドレスでのみアクセスすることができます。
- 全てのコンピュータ・ウォレットで使用されてるパスワードは大文字、小文字、シンボル、数字を織り交ぜた乱数の16桁以上のパスワードが設定されています。
- 使用されてる全てのプライベートキーはオフラインの異なる複数の拠点で紙媒体で保管されております。
- 使用されている全てのウォレットのバックアップは毎日行われており、異なるオフラインの複数の拠点にて管理されています。
CryptoGT公式サイト よくあるご質問 より引用
信託保全は行われていませんが、顧客資金はこうした分別管理によって保護されていると見ることができるでしょう。
公式サイト・サポートともに日本語対応
CryptoGTでは、公式サイト、カスタマーサポート、さらに入出金や口座管理を行うマイページも十分に日本語対応しています。
英語やその他外国語に詳しくなくても、特に不便を感じずに利用することができるでしょう。
レバレッジは取引するロット数によって制限される
CryptoGTではダイナミックレバレッジを採用しており、口座残高ではなく取引数量によってレバレッジ制限がかかる方式になっています。
以下はBTCなど主要な仮想通貨ペアでの、レバレッジ制限の一覧です。
取引数量 | 最大レバレッジ |
0〜10,000ドル | 500倍 |
>10,000〜50,000ドル | 200倍 |
>50,000〜100,000ドル | 100倍 |
>100,000〜200,000ドル | 50倍 |
>200,000ドル | 20倍 |
ダイナミックレバレッジでは、取引数量を上げていくとレバレッジ制限の影響を受ける可能性があります。
CryptoGT公式サイトでは以下のような「ダイナミックレバレッジ計算ツール」(上部メニュー「取引」→「マーケット」→「取引ツール」内)も用意しているので、適宜利用するようにしましょう。
仮想通貨関連以外の取引銘柄では、FX、メタル、株価指数をわずかに扱う
仮想通貨銘柄には非常に強いCryptoGTですが、そのほかの銘柄の取り扱いは最小限度にとどまっています。
以下はそれぞれの銘柄数です。
- FX通貨ペア:9種類
- 貴金属:1種類(XAUUSD)
- 株価指数:2種類(NIKKEI225、DOW30)
FXでは一般的に取引機会の多いメジャー通貨ペアに限られ、その他銘柄でも取り扱いはごく少数ですね。CryptoGTは、実質的には仮想通貨関連銘柄専門のブローカーと割り切って考えた方が良いかも知れません。
金融ライセンスを取得していない
仮想通貨を専門的に扱う海外FX業者では、金融ライセンスを取得していないところが少なくありません。CryptoGTもその1社であり、ライセンスを取得せずに営業しています。
ライセンスの規制がないため、5,000ドル相当額以上の出金をしない限り基本的に本人確認不要で口座開設し取引できるメリットはあります。しかし、業者の信頼性を重視する人にとっては注意しておくべき事柄と言えますね。
法定通貨による入出金はできない
CryptoGTが対応している入出金方法や口座通貨は、BTCをはじめとした17種類の仮想通貨のみです。JPYなどの法定通貨を入出金や口座通貨として使うことはできません。
入出金の際には、別途ウォレットアドレスが必要になることも一般的なFXブローカーでの入出金とは大きく違う点なので、注意した方が良いでしょう。
仮想通貨ペアのスワップポイントは4時間ごとに発生する
CryptoGTでは、仮想通貨ペアのスワップポイント(レバレッジ手数料)が、以下4時間ごとに発生します。(サーバータイムGMT+3)
- 3:00
- 7:00
- 11:00
- 15:00
- 19:00
- 23:00
CryptoGTの仮想通貨ペアのスワップポイントは基本的に売り買いともにマイナスなので、4時間ごとのスワップポイントは取引の際の手数料として考慮する必要がありますね。
CryptoGT以外にもFXGTやCryptoAltumなどの仮想通貨取引を専門にしているブローカーが、仮想通貨ペアで4時間ごとのスワップポイントがつく仕様になっています。
口座タイプはMT5口座の1種類のみ
CryptoGTが対応している取引ツールはMT5のみであり、提供する口座タイプは一般的な海外FX業者のスタンダード口座に相当する「MT5口座」の1種類だけです。「ミニ口座」や「ECN口座」のようにスペックの違う幾つかの口座タイプから選べるわけではありません。
また、CryptoGTでは口座の作成もそれぞれの仮想通貨ごとに1口座までと決められています(BTCとXRPでは合計2つまで作成可能)。
取引口座の使い分けという点で少々制限があることは念頭に置いた方が良いですね。
仮想通貨を主に扱う他の海外FX業者との比較
ここからは、CryptoGTと仮想通貨を主に扱う海外FX他社で、主な取引スペックや条件を比較してみたいと思います。
今回比較する業者は、CryptoGT、FXGT、Bitterz、CryptoAltumの4社です。
最大レバレッジ | 仮想通貨関連銘柄数 | BTCUSDのスプレッド※ | ボーナスキャンペーン | 金融ライセンスの有無 | |
CryptoGT | 500倍 | 76種類 | 25pips〜29pips | あり | なし |
FXGT | 1000倍 | 41種類 | 22pips〜26pips | あり | セーシェル金融庁 |
Bitterz | 888倍 | 25種類 | 20pips〜29pips | あり | なし |
CryptoAltum | 500倍 | 66種類 | 23pips〜26pips | あり | なし |
※2021年11月1日10時台のリアルタイムスプレッド
CryptoGTに注目すれば、やはり仮想通貨銘柄の多さが目を引きますね。マイナーペアも取引したい人にとってはおすすめできるでしょう。
一方で為替と仮想通貨の融合を掲げるFXGTは、唯一金融ライセンスを取得し法定通貨での入出金にも対応しています。FXトレーダーが仮想通貨取引に挑戦する場合は、FXGTがファーストチョイスとして最適と言えますね。
また、CryptoGT、FXGT、CryptoAltumの3社は、ユーザーマイページのプラットフォームが共通している特徴があります。もしすでにFXGTを利用している場合などは、CryptoGTでもスムーズに口座開設して取引を始められるでしょう。
CryptoGTの利用をおすすめする相性の良いトレーダー
最後に、CryptoGTと相性の良いおすすめのトレーダーのタイプを見ていきましょう。CryptoGTのメリットは仮想通貨取引の充実なので、そうした面に注目していきたいと思います。
仮想通貨ペアの多さや、入出金に使える仮想通貨の種類の多さに魅力を感じるトレーダー
CryptoGTの大きな特徴が、取り扱う仮想通貨ペアの多さや、口座通貨として入出金に対応している仮想通貨の多さがあります。
仮想通貨ペアでは、仮想通貨と法定通貨または仮想通貨同士のペアが61種類、仮想通貨と貴金属や指数などのシンセティックペアが10種類、DeFi銘柄とUSDのペアが4種類、加えて仮想通貨の指数であるGTi12が取引可能であり、非常に豊富な品揃えとなっています。
また口座通貨としては、メジャーなBTCやETHなどはもちろん、DSH/XMR/NEM/PAX/TUSD/GUSD/USDC/ZEC/EOS/XLMなどの他社では対応していない仮想通貨でも入出金ができます。
本格的に仮想通貨取引に取り組みたい方にとって、CryptoGTはおすすめの業者でしょう。
高いレバレッジやゼロカット、そして入金ボーナスのある環境で仮想通貨を取引したいトレーダー
国内の仮想通貨取引所ではそもそもレバレッジ取引に対応していない場合も多く、海外FX業者だとしても数十倍のレバレッジのみを提供している場合も珍しくありません。
その点でCryptoGTは、最大500倍のレバレッジに加えてゼロカットに対応し、さらに入金ボーナスキャンペーンも提供しています。
小額から仮想通貨取引に挑戦したいトレーダーや、ハイレバレッジで仮想通貨取引を行いたいトレーダーにとってもCryptoGTは利用しやすい業者です。
まとめ
CryptoGTは仮想通貨取引を主に扱う海外FX業者の先駆け的存在であり、人気の高いブローカーですね。入金ボーナスキャンペーンも開催しているため、より少ないリスクで仮想通貨取引に挑戦できる点もメリットと言えるでしょう。
ただし金融ライセンスを保有しておらず、信頼性の面で不安があることや、法定通貨による入出金ができないなどのデメリットが存在している点には注意が必要です。そのため海外業社の利用自体が初めてというトレーダーや、まだあまり海外業者の利用経験がないというトレーダーは、当サイトの海外FX業者総合ランキングなどを参考に、より信頼性の高い海外業者を選ぶようにしましょう。
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