業界最高水準の低スプレッドや高い約定力を実現し、海外FX業者の中でも高い人気を誇っているAxiory。最新のECN取引プラットフォームであるcTraderにも対応していることから、特にスキャルピングをメインにしているトレーダーからの人気も高いですね。ベリーズ国際金融サービス委員会IFSCの許認可を受けて運営しており、その信頼性も非常に高いと言えるでしょう。
Axioryには他の多くの海外FX業者で実施されるような派手なボーナスキャンペーンなどはありません。しかし、狭いスプレッドによる取引コストの少なさや、より早く確実な約定の提供は、実トレードにおける大きなメリットと言えます。
本記事ではそんなAxioryの口座タイプごとのスプレッドの特徴や取引コスト、そしてAxioryのスプレッドに関する注意点について、詳しく解説していきたいと思います。
スプレッドを含めたAxioryの全体的な特徴や評判、メリット・デメリットについては下記の記事にまとめています。
Axioryのスプレッドの特徴
まずはAxioryのスプレッドの特徴について、概要を確認したいと思います。
Axioryのスプレッドは変動制
Axioryでは可能な限り狭いスプレッド提供するため、リクイディティプロバイダーからその時々に応じてもっとも有利なレートをユーザーに提示する方式をとっています。そのため、Axioryにある2つの口座タイプのスプレッド方式は、いずれも変動制となっていますね。
変動制スプレッドとは、相場状況に応じてスプレッド幅が変化する方式で、安定して取引量が多い時間帯では狭いスプレッドを提供することができます。ただし、取引量が少なくなる時間帯や、指標発表などで値動きが激しいタイミングではスプレッドは広がる場合もあるため、その点は注意が必要ですね。
高い取引環境による低スプレッド
海外FX業者には色々なタイプがありますが、Axioryはボーナスはほとんどない代わりに、スプレッドの狭さや約定力の高さなどの取引環境に重点を置いているブローカーです。似たタイプとしてはTitanFXなどがありますね。
Axioryでは、世界的なデータセンターであるエクイニクス社のバックボーンを利用し、幅広い流動性から最適な価格を抽出するインフラを持っています。質の高い取引環境によって、業界最狭レベルのスプレッド幅や約定力を実現しているわけですね。Axioryは海外FXの中でも珍しく、公式サイト内でリアルタイムスプレッドや過去の約定実績を公表しており、自社が提供するサービスへの自信が伺えます。
ナノスプレッド口座では、最小0pipsからスプレッドを提供
Axioryでは「スタンダード口座」と「ナノスプレッド口座」の2種類を提供していますが、スプレッドと取引手数料を含めた取引コストとして注目すべきはナノスプレッド口座でしょう。
ナノスプレッド口座では、ユーロドルなどでは最小0pipsからのスプレッドを提供。さらに取引手数料も1ロットあたりの取引で往復6ドルとなっており、海外FXのECN口座の中でも、総合的な取引コストとしては非常に少ない水準を提供しています。
Axioryの口座タイプ別リアルタイムスプレッド
ここからは、Axioryの口座タイプごとに、メジャー通貨ペアでのリアルタイムスプレッドを確認したいと思います。
スタンダード口座 | ナノスプレッド口座 | |
EURUSD | 1.1〜1.3 | 0.2 |
GBPUSD | 1.1〜1.8 | 0.1〜0.8 |
USDJPY | 1.2〜1.4 | 0.2〜0.4 |
AUDUSD | 1.5〜1.8 | 0.3〜0.6 |
USDCAD | 1.9〜2.1 | 0.6〜0.9 |
USDCHF | 1.2〜1.6 | 0.0〜0.4 |
※2020年12月18日 20時台のリアルタイムスプレッド
※単位はpips
スタンダード口座のスプレッドでも十分に優秀なレベルと言えますが、やはりECN方式のナノスプレッド口座は、さらに優秀なスプレッドを提供していますね。往復手数料である6ドル=0.6pipsを加えても、ほとんどの通貨でスタンダード口座よりもスプレッドが狭くなっています。
他業者との平均スプレッド比較
続いて、Axioryと他の主要な海外FX業者で、口座タイプごとにメジャー通貨ペアでのスプレッド幅の比較を行ってみましょう。
スタンダード口座の平均スプレッド比較
まずは、スタンダード口座(またはその位置付けの口座)タイプ同士のスプレッド比較です。スタンダード口座では取引手数料はかからず、取引にかかるコストとしては基本的にスプレッドのみとなります。
通貨ペア | Axiory | XM | GemForex | FBS | TitanFX | iForex |
EURUSD | 1.3 | 1.7 | 1.6 | 1.1 | 1.2 | 0.7 |
GBPUSD | 1.5 | 2.4 | 2.2 | 0.9 | 1.57 | 1 |
USDJPY | 1.3 | 1.6 | 1.6 | 2 | 1.33 | 0.8 |
AUDUSD | 1.7 | 1.9 | 1.5 | 0.8 | 1.52 | 0.8 |
USDCAD | 2 | 2.2 | 2 | 3 | 1.55 | 2 |
USDCHF | 1.7 | 2.1 | 1.9 | 7 | 1.92 | 1.5 |
※単位はpips
通貨ごとに差はありますが、Axioryのスプレッドは平均して優秀と言えるでしょう。
ECN口座の平均スプレッド比較
ECN口座では、非常に狭いスプレッドで取引できる代わりに、別途取引手数料が必要になります。まずは各社のECN口座の取引手数料を比較してみましょう。
AxioryのECN口座の取引手数料は、海外FX各社の中でも低い水準であることがわかりますね。
続いて、主要な海外FX業者のECN口座を含めた低スプレッド口座のスプレッドを比較しましょう。
通貨ペア | Axiory | XM | GemForex | FBS | TitanFX |
EURUSD | 0.3(0.9) | 0.1(1.1) | 0.3 | 0.0(0.6) | 0.2(0.9) |
GBPUSD | 0.5(1.1) | 0.3(1.3) | 1.3 | 0.5(1.1) | 0.57(1.27) |
USDJPY | 0.3(0.9) | 0.1(1.1) | 0.3 | 0.3(0.9) | 0.33(1.03) |
AUDUSD | 0.6(1.2) | 0.4(1.4) | 0.3 | 0.3(0.9) | 0.52(1.22) |
USDCAD | 0.8(1.4) | 0.5(1.5) | 0.8 | 0.6(1.2) | 0.55(1.25) |
USDCHF | 0.4(1.0) | 0.4(1.4) | 0.3 | 0.5(1.1) | 0.92(1.62) |
※単位はpips
※この表で比較しているGemForexのノースプレッド口座は、ECN口座タイプではありません。低スプレッド口座の括りとして参考のために比較しています。
こちらもスタンダード口座と同じく、平均して優秀なスプレッドを実現していると言えますね。
取引コストとトレードスタイルから見た、おすすめの口座タイプ
Axioryでは、STP方式によるスタンダード口座と、ECN方式によるナノスプレッド口座の2口座タイプを提供しています。
ボーナス提供がある海外FX業者の場合は、一般にECNタイプの口座はボーナス対象外である場合が多いため、ボーナス利用の有無が口座タイプ選択の判断基準にもなってくるでしょう。しかしAxioryでは、基本的に定期提供のボーナスはなく、また不定期ボーナスがある場合でも「Axioryユーザー全員がボーナス対象」とされる場合が多いため、口座タイプは純粋に取引方式や取引コストで選択することができます。
スプレッドと取引手数料を含めた取引コストを比較すると、下記の表のようになりやはりナノスプレッド口座の方が低くなることがわかりますね。
スタンダード口座 | ナノスプレッド口座 | コストの差額 | |
EURUSD | 1.3 | 0.3(0.9) | 0.4 |
GBPUSD | 1.5 | 0.5(1.1) | 0.4 |
USDJPY | 1.3 | 0.3(0.9) | 0.4 |
※単位はpips
※括弧内は取引手数料込みの総スプレッド
スプレッドの狭さや約定力の高さで言えば、ナノスプレッド口座はスキャルピングとの相性が抜群と言えるでしょう。ただし、小さいとは言え確実に取引手数料が発生するという特徴もあります。
それに対してスタンダード口座は、スプレッド幅は平均的〜やや狭め程度ですが、取引手数料はなく、思惑通りの方向にレートが進めば取引コストを実感しにくいというメリットがあります。そのためスタンダード口座はスイングトレードやデイトレードとは相性が良い口座タイプと言えるでしょう。
自身のトレードスタイルと取引コストの両方から、口座タイプを選択すると良いですね。
ボーナスによる取引コストの圧縮
海外FX業者の中には取引量に応じたボーナスまたは現金によるキャッシュバックを実施しているブローカーがあり、これらキャッシュバックには実質のスプレッドを縮小する効果があります。例えばXMのロイヤルティプログラムやFBSのキャッシュバックボーナスなどですね。
ボーナス提供は基本的に行わないAxioryですが、例えば2021年1月1日から開催されているお年玉ボーナスキャンペーンなど、期間限定でボーナスを提供することがあります。こちらは入金が第一条件ではあるものの、取引量に応じた出金可能な現金ボーナスの付与もあるため、取引コストの還元と捉えることもできますね。
2021年はAxioryの10周年記念の年ということもあり、第一弾のお年玉ボーナス以外にも複数のキャンペーンが実施される可能性があります。Axioryではこうしたボーナスによる取引コストの還元が定期的に実施されるため、忘れずに利用するようにしましょう。
Axioryのお年玉ボーナスキャンペーンの詳細や現金化の方法などは下記に詳しくまとめています。
Axioryのスプレッド確認方法
Axioryのリアルタイムスプレッドは、公式サイトやMT4などの取引プラットフォームから確認することができます。
公式サイトでの確認方法
Axioryのリアルタイムスプレッドを確認するには、Axiory公式サイト(https://www.axiory.com/jp)上部のメニューから、「取扱商品」→「FX」と進みます。
「FX」のページが開いたら、下にスクロールしていきましょう。取扱通貨ペアと口座タイプごとに、スプレッドやスワップポイントを確認できます。
MT4での確認方法
MT4でリアルタイムスプレッドを確認するには、上部のメニューから「表示」→「気配値表示」と開きます。
気配値が表示さたら、「通貨ペア/Bid/Ask」とある欄を右クリックしメニューを表示し、「スプレッド」にチェックを入れましょう。
こうすると、リアルタイムスプレッドが表示されます。
ここでの数値は「pips」ではなく「point」になります。もし「10」と表示されていたら、「10pips」ではなく「10point」ということですね。「1point=0.1pips」ですので、その点は注意しましょう。
Axioryのスプレッドの注意点
Axioryでは変動制によるスプレッドを提供しています。東京・ロンドン・ニューヨークと言った主要市場が開場している間は平均的に狭いスプレッドで取引できますが、スプレッドが広がりやすいタイミングもあります。最後にAxioryのスプレッドの注意点を確認しましょう。
日本時間の早朝はスプレッドが広がりやすい
日本時間の早朝は、サーバー時間で日付を変更するタイミングにあたります。具体的には、日本時間の朝7時前後(サマータイムでは6時前後)は、各FX業者がポジションを日をまたいで引き継ぐロールオーバーと言う処理を行うため、流動制が低い不安定な時間帯となり、スプレッドは広がります。
Axioryでも、日本時間の早朝6:59〜7:04(サマータイムでは5:59〜6:04)の間は取引ができない時間になってい流ため注意しましょう。
注目される指標発表や要人発言時は要注意
米国雇用統計などの注目される指標発表や要人発言、政治経済のイベントなどで市場のボラティリティが高まるタイミングも、スプレッドは大きく広がる場合があります。そうしたタイミングでは、一般的に取引方式上スリッページも発生しやすくなるため、注意が必要です。
まとめ
Axioryのスタンダード口座のスプレッドは平均的〜狭めであり、ECNタイプであるナノスプレッド口座では、他業者と比べても狭めのスプレッドとなっています。取引手数料も安く、低コストの取引環境を提供しているAxioryはどんな取引スタイルとも相性が良いと言えるでしょう。
また不定期ではあるものの、ボーナスを提供することもありこの点も見逃せません。狭いスプレッドと優れた約定力、そして顧客の資金管理面などでも信頼性の高い海外FX業者ですので、興味のあるトレーダーは是非口座開設をしてその優れた取引環境を経験してみてください。
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