海外FXといえばハイレバレッジによる大きな取引というイメージが強いですよね。ただハイレバレッジというとリスクが高いと考えをもつ人も多いのではないでしょうか。
しかし、実はハイレバレッジの真価は大きな取引ができるということだけではなく、証拠金を効率的に使えるという点にあります。また海外FXの本当の魅力は、ハイレバレッジだけに限らず、ゼロカット制度という安全性や豪華で豊富なボーナスキャンペーンにもありますね。
そこで海外FXの魅力やメリット、さらには国内FXとの比較や優れている点を、このページで解説していきたいと思います。
海外FXの重要な3つの魅力
海外FXの大きな魅力となっているのは「ハイレバレッジ」 「ゼロカット」 「ボーナス」の3点。これらを活用することで、効率的に資金を使うことができ、柔軟かつ安全なトレードが可能になります。
ハイレバレッジの本当の意味
ハイレバレッジというと「たくさんポジションが持てる=ハイリスク」ととらえる人が多いですが、必ずしもそうではありません。
レバレッジが高いと(またロスカット水準が低いと)、より多くの含み損を抱えても強制ロスカットされずにポジションを持ち続けることができます。つまり、自分のやりたいトレードがシステムによって中断されることが、ギリギリまでなくなるわけですから、収益チャンスは大きくなるというわけですね。
例えばハイレバレッジな海外FX業者であれば、仮に国内FX業者の10倍のポジションを持ったとしても、その許容できる最大の損失額は国内FX業者よりも大きくなります。それにより証拠金を効率的かつ柔軟に使うことができ、さらに儲けられる可能性も10倍以上大きくなるということですね。
もちろん収益性の高さは言うまでもありません。例えばメジャーな海外FX業者XMでは888倍という非常に高いレバレッジを採用しています。その場合、ドル円をわかりやすく1ドル100円で計算すれば、1lot=10万通貨=10,000,000円のポジションを取るのに必要な証拠金は、わずか11,260円程度。これはリスクを最小限に抑えつつ、少額資金でも多額の儲けを出すことができることを意味します。
レバレッジや許容損失額についてのさらに詳細な解説は下記にまとめています。
ゼロカットの真価
ゼロカットというのは、仮に強制ロスカットによって口座残高がマイナスになったとしても追証(ロスカット未収金)が発生しないという制度のことです。
国内業者は、口座残高がマイナスになると追証を業者に支払わなければならない、というリスクがありますが、海外FXの場合には仮に残高がマイナスになった場合でも、すぐにゼロにリセットされます。
つまり、海外FXの損失は最大でも入金額までに抑えることができるということになり、そういう意味ではリスクが低いと言えますね。
ゼロカットについては下記で詳しく解説しています。
ボーナスの有効活用方法
海外FXでは、口座を開設したり入金したりするとボーナスをもらえることがあります。
このボーナスというのは基本的に出金することはできませんが、トレード用の証拠金として利用することができるクレジットとなります。つまり入金額以上の証拠金を保有した状態でトレードをすることが可能になるというわけですね。
ハイレバレッジ&低いロスカット水準と組み合わせれば、より大きな取引で稼いだり、ロスカットの危険性を下げることができ、さらにトレードの幅が広がるということになります。
海外FX業者各社のボーナス制度の比較や一覧は、下記にまとめています。
主要海外FX業者の比較
海外FX業者は非常にたくさんあります。しかし、中には信頼性の怪しい業者が存在していることも事実ですね。そのため、海外FX業者はメジャーで評判の良いものに限る必要があります。
一定以上の実績があり、評価の高い業者とをまとめると下の表のようになります。
業者名 | 最大レバレッジ | ゼロカット制度 | ボーナスの有無 |
XM | 888倍or 500倍 | あり | あり |
TitanFX | 500倍 | なし | |
Axiory | 400倍 | なし | |
GemForex | 1000倍 | あり | |
FBS | 3000倍 or 500倍 | あり | |
iForex | 400倍 | あり | |
LAND-FX | 500倍 or 200倍 | あり |
さらに各海外FX業者の特徴をまとめると、以下のような感じですね。
XM
2009年創業で海外FXの老舗とも言えるXM。世界最大規模のFX業者で、日本人にとっても「海外FX=XM」のイメージが強いナンバーワン海外FX業者です。
888倍のハイレバレッジのほか、高い約定力や安定したスプレッド、豊富なボーナス制度なども評価が高いですね。セーシェルのライセンスを保有しています。
TitanFX
2014年創業で比較的新しい海外FX業者であるTitanFX。しかしそのルーツとなっている会社は歴史もあり、信頼できる海外FX業者のひとつです。
ボーナス制度は提供しない代わりに、高い約定力と狭く安定したスプレッドの提供に力を入れている取引環境優先・玄人志向の業者と言えます。ニュージーランドのライセンスを保有しています。
さらに詳しいTitanFXの特徴や評判は下記にまとめています。
Axiory
2013年創業のAxiory。こちらもボーナス制度は提供せず、取引の透明性と安定性に力を入れている海外FX業者ですね。
情報公開も徹底されており、圧倒的に信頼性が高いと評判です。またMT4とともにcTraderという高機能な取引ソフトにも対応。cTraderはMT4の弱点を補った非常に使いやすい取引ツールで、こちらに対応しているのもポイントが高いです。ベリーズのライセンスを保有しています。
さらに詳しいAxioryの特徴や評判は下記にまとめています。
GemForex
2014年創業のGemForex。現時点で最もボーナスが豊富と言える海外FX業者ですね。金融ライセンスは未保有ですが、現在までの間で出金拒否などの悪評を聞いたことはありません。
また利用者に対してミラートレードや自動売買(EA)の無償提供を行っており、初心者はもちろん裁量トレーダーの分散取引・ポートフォリオのひとつとしても人気が高いです。
さらに詳しいGemForexの特徴や評判は下記にまとめています。
FBS
2009年創業とこちらも老舗のFBS。3000倍という圧倒的なレバレッジは、業界中でも断トツの高さですね。
ボーナス制度やキャッシュバック制度の評判が良く、取引量が多いトレーダーに人気が高いです。親会社はベリーズとキプロスのライセンスを保有しています。
さらに詳しいFBSの特徴や評判は下記にまとめています。
iForex
1996年創業と老舗中の老舗であるiForex。最大400倍のレバレッジを提供しており、ロスカット水準が0%と非常に低いことから、最も損失に耐えられる海外FX業者となっています。
iForexと言えば、取引量に応じた現金キャッシュバックも非常に魅力的。こちらはボーナスとは違い出金可能なお金ですので、取引量が多いトレーダーであれば、かなりのメリットになります。
またキプロスの金融ライセンスを保有し、20年以上の長い運営実績を誇ることから、信頼性が高く安心して取引できる海外FX業者と言えますね。
さらに詳しいiForexの特徴や評判は下記にまとめています。
LAND-FX
2013年創業のLAND-FX。豊富なボーナス制度に加えて、最狭スプレッドの実現をうたっている点が評判が高いポイントですね。世界で最も厳しいといわれるイギリスの金融ライセンス(FCA)を保有しており、信頼性も高い業者です。
海外送金せずに直接国内のATMから資金を引き出せる、今注目の決済サービス「SticPay」への対応も大きな魅力で、利用者も増えています。
各業者の徹底比較&おすすめランキング
海外FX業者各社の取引環境やボーナス制度の徹底比較&満足度調査などを元にしたランキングは、下記にまとめてあります。
海外FXと国内FXを徹底比較
国内FXと海外FX業者は様々な点で違いがあります。重要ポイントをまとめると以下の表のようになります。
海外FX | 国内FX | |
入出金 | クレジットカードを使えば入金 | 国内間の資金移動のため、入出 |
収益性 | ハイレバレッジetcで柔軟な資 | レバレッジ25倍&追証制度で自 |
安全性 | 危険な業者も中にはあり。 | 国内業者で金融庁に登録してい |
ロスカット水準・追証 | ハイレバレッジと併せてギリギ | ロスカット水準が高く、すぐ |
サポート | 最近は日本語サポートに力を入 | 電話・メールサポートを24時間 |
スプレッド | 最近はスプレッド競争でスプレ | スプレッドは「ないに等しい |
通貨ペア数 | メジャー通貨からマイナー通貨 | メジャー通貨に絞って提供して |
総合的に言えば「トレード関係では海外FX」「トレードと直接関係のない部分では若干国内FX」が優れているといえます。特にハイレバレッジによる収益性の高さや、ロスカット水準の低さ、ゼロカット制度などは、トレードをする上で非常に重要な要素であり、まさに海外FXにしかない魅力と言えるでしょう。
海外FXが国内FXよりも使いやすい3つの理由
海外FXのNDD方式は国内FXのDD方式に比べて透明でフェア
国内FXと海外FXでは取引方式が実は違うということは意外と知られていません。海外FXのほとんどはNDD(ノン・ディーリングデスク)方式を採用しいますが、国内FXではDD(ディーリングデスク)方式(別名OTC方式)という取引方式を採用しています。
※Axiory公式ホームページより
NDD方式は取引の透明性が高い一方で、DD方式は取引の間に業者が介在することでややトレーダーにとっては不透明な取引になっていると考えられます。
「DD方式」を採用する国内FXでは「顧客の損失が業者の利益(逆もしかり)」という利益相反状態になっており、それを解消するためのカバー取引も十分ではないといわれていますね。実際に国内FXでは「利益口座の凍結」「グレーアウト」「意図的な約定遅延」などの問題が報告されています。
一方で、海外FXでNDD採用の業者ならば「手数料」が業者の利益なので、顧客と利益が相反せず、結果非常に健全でフェアな取引環境が保証されています。
DD方式とNDD方式の違い、それぞれの特徴やメリット・デメリットについては下記にまとめています。
海外FXのMT4は国内ではできないことが容易にできる!
海外FXのほぼすべての業者はMT4(メタトレーダー4)という取引ソフトを提供しています。
MT4はチャートソフトとしてほぼすべてのテクニカル分析を適用可能なほか、オリジナルインジケーターや自動売買プログラム(EA)の開発・インストールも容易に行えるようになっています。
まさにFXトレードをするうえで必須のソフトだといえますが、国内での採用例は少ないのが現状です。
ロスカット水準と追証
国内FXはロスカット水準(ロスカットレベル)が高く、また追証(ロスカット未収金)制度があります。ロスカット水準が高く(50%〜100%)、追証制度があるということは最大許容損失額が小さいということですね。海外FXと比べた場合に、国内FXでは損失に耐えうる許容範囲が非常に小さく、自動的に強制決済される可能性も高いと言えます。
確かにビギナーの保護にはよいかもしれませんが、ある程度FXに習熟している中上級者であれば、自分のトレードがシステムによって中断されるためあまり好ましいことではありません。
海外FXの場合には、ロスカット水準が非常に低い(0%~20%が普通)ため、ギリギリまで自分の裁量でトレードすることが可能です。またゼロカットにより追証が存在せず、入金額以上の損失からは保護されているため、安心してトレードを行うことができます。
海外FXの課題や注意点も最近は解消傾向にあり
海外FXのスプレッドは国内とそれほど変わらない
海外FXというと「スプレッドが国内より広い」という見方があります。確かに、国内FXのスプレッドはドル円を中心に非常にタイトになり、今や「ないに等しい」レベルですね。
しかし、近年海外FXでもボーナス制度を非適用にするなどの代わりに、極限までスプレッドを小さくした口座サービスを用意するようになりました。
例えばXMの提供するXM Zeroなどは、最小0.0pips~のスプレッド(手数料を加味しても0.7pips~)を提供しています。これだけスプレッドが狭いと国内FXとの差はあまりないといえるでしょう。
海外FXでも今やスキャルピングトレードは十分可能になっています。
海外FX業者の口座タイプ別/通貨ペア別のスプレッドや取引コストの比較については下記にまとめています。
入出金・安全面で気に留めておく必要があること
海外FXで最も気を付けないといけないのは入出金に関してです。こればかりは流石に国内FXには叶わない部分と言えますね。
国内FXの場合には、提携銀行からクイック入金(即時入金)を手数料無料で行うことができ、非常に簡単です。一方で、海外FXの場合には入出金に手間や手数料、時間がかかることがあります。
また、定評のある海外FX業者であれば安全性は大丈夫だといえますが、中には顧客からお金をだまし取ることが目的の非常に危険な業者もあります。そのため利用にあたっては、「その業者に関する入出金の評判」に関しては、特に気を付けておく必要があります。
bitwalletは海外FXのマストアイテム
海外FXを利用するにあたって、非常に頼りになるのがbitwallet(旧mybitwallet)というオンラインウォレットサービス。
※bitwallet公式ホームページより
bitwalletはインターネット上のウォレットということで、国を超えた多様な入出金・送金が可能な画期的なサービスですね。対応している海外FX業者は多く、海外FX←→bitwalletの入出金は即時に手数料無料で行うことができます。
また、bitwalletから各自の銀行口座への出金手数料も一律824円と、海外銀行送金と比べて非常にリーゾナブルな点も魅力的と言えますね。
海外FX利用者にとってはマストなサービスだといえるため、海外FX口座開設と同じタイミングかそれより前に、アカウント開設をしておきたいところです。
さらに詳しいbitwalletの説明や口座解説手順、使い方は下記にまとめています。
海外FXと国内FXの税制の違い
税制に関しても国内FXのほうが特別な取り扱いをされており、有利だと言えるポイントです。
国内FXの税金は、申告分離課税となっておりどれだけ利益が出ても一律で20.315%。さらに「損失繰り越し」という特別な取り扱いが認められています。
一方、海外FXの税金は総合課税の雑所得となっており、海外FXの利益が大きくなればなるほど税率が高くなります(累進課税)。給与所得など他の所得と合算した上で税率が決まるため、最大で55%(+復興特別所得税)の税金がかかる可能性がありますね。
海外FXの税金の話は下記に詳細をまとめています。
海外FXと国内FXの比較まとめ
海外FXのメリットを数多く解説してきましたが、国内FXが一概に全て駄目という訳ではありません。ただ取引面や収益性の高さ、その他数々のメリットを考えれば、やはり海外FXは非常に魅力的だということがわかると思います。
それぞれの特徴やメリット、良さを理解した上で、自分に最適な環境・会社を選ぶようにしましょう。
国内FXの代表格であるDMMFXと、海外FXの代表格であるXMの詳細な比較は下記の記事にまとめています。
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