2009年にサービスを開始し、2020年までに口座開設数1,500万以上を達成しているFBS。海外FX業者として、世界中で最も人気のある1社として挙げても間違いではないでしょう。
そんなFBSですが、より便利な取引環境整備のため、モバイル専用のアプリもいくつか用意しています。スマホ向けの口座管理用アプリである「FBS Trading Broker(モバイル個人エリア)」や、コピートレード専用のアプリ「FBS CopyTrade」などですね。最近はPCよりもスマホやタブレットが主流になっていることもあり、このようにアプリとして様々な機能を提供してることは、ひとつのメリットと言えるでしょう。
そこで本記事では、これらのアプリについて、その特徴や使い方などを解説。特に「FBS CopyTrade」は、スマホから運用を全て任せられる数少ないコピートレード用アプリということで、興味があるという人も多いと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
FBSの全体的な特徴や評判、メリット・デメリットについては下記の記事にまとめています。
FBSの各種アプリ概要
FBSでは、以下の通り全部で3つのモバイル専用アプリを提供しています。
- FBS Trading Broker … FBSの口座管理専用のスマホアプリ
- FBS CopyTrade … コピートレード専用のスマホアプリ
- FBS Trader … 裁量トレード専用のスマホアプリ
FBS Trading Brokerは、FBSのMT4口座とMT5口座の入出金などからキャンペーンの参加など、口座管理を一括で行えるアプリですね。そしてFBS CopyTradeは、コピートレード口座と専用アプリが一体となった、独立したトレードツール、FBS Traderはその裁量トレード版のようになっています。
どれもスマホアプリらしく、手軽に使い始められる作りになっており、facebookやGoogleのアカウントを利用してログインすることが可能。また、FBS Trading Brokerではもちろんですが、FBS CopyTradeでも入出金や本人確認などの口座管理を、すべてアプリ内で行うことができます。
本記事で解説するのはFBS Trading BrokerとFBS CopyTradeの2つになります。FBS Traderについては、下記の記事で詳しく解説していますので、そちらを参考にしてください。
FBS Trading Broker(モバイル個人エリア)
まずは、FBS Trading Brokerの詳細を解説していきたいと思います。
FBS Trading Broker(モバイル個人エリア)とは
FBS Trading Brokerは、口座管理専用のスマホアプリ。対応OSは、Android 5.0以降、iOS 10.0以降となっています。FBSの公式ページでは、「FBS – モバイル個人エリア」と表記されていますが、アプリの名称としては「FBS Trading Broker」が正式なものですね。
FBS Trading Brokerでは、例えば以下のようなことが出来ます。
- デモ口座や、リアル口座の開設
- 保有するMT4口座、MT5口座への入金、口座からの出金
- 口座間の資金移動
- 入出金履歴の確認
- ボーナスやキャンペーンの確認と参加
- 本人確認書類のアップロード
- 登録情報の確認や変更
- チャットサポート
FBS Trading Broker自体ではトレードはできませんが、メタトレーダーにアクセスするようなリンクもあり、例えば、入金した後ですぐにチャートを見る、と言う動作もしやすくなっています。
FBS公式サイトでFBS Trading Brokerの詳細を確認
FBS Trading Brokerのダウンロードとログイン方法
FBS Trading Brokerをダウンロードするには、下記のリンクをクリックするか、Google PlayまたはApp Storeから「FBS Trading Broker」と検索し、ストアページに移動します。
FBS – FX Trading Broker
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その後「インストール」をタップします。
ダウンロード・インストールの方法は、通常のアプリと同じですね。
アプリを起動すると、下記のようなログイン画面が表示されます。
すでにFBSでMT4/MT5口座を開設している場合は、登録Eメールアドレスとパスワードでログインできます。また、例えばFBSに登録しているメールアドレスと同じGoogleアカウントがある場合は、Googleアカウントを利用してログインする、などと言うことも可能です。
FBS Trading Brokerの利用方法
FBS Trading Brokerは、主に5つの画面でできています。画面下の5つのメニューから選んでいく形になりますが、それぞれを順番に確認しましょう。
一番左は「口座」画面ですね。
ここでは保有するすべての口座を、一覧で確認できます。またこの画面からは、Eメールアドレスや電話番号、本人確認書類の認証も行えますね。また、画面に表示されている取引口座をタップして選択すると、下記のように詳しい情報を確認することもできるようになっています。
2つ目の項目は「プロモーション」。
ここでは、FBSが提供しているコンテストやボーナス、そしてサービスの確認、または参加ができます。
3つ目の項目は「資金管理」ですね。
ここでは入金や出金、保有する口座間での資金移動ができます。
4つ目の項目は「プロフィール」です。
登録情報の確認や変更、本人確認やパスワードの変更などは、この画面で行いましょう。
一番右の項目は「チャット」。
FBSのサポートに何か問い合わせが必要な場合は、ここからチャットで行うことができます。
FBS Trading Brokerの使用感、メリット・デメリット
FBS Trading Brokerは、FBSの口座管理のために必要なことを一通りこなすことができます。FBSで複数口座を保有していて、普段からスマホやタブレットでトレードをしているモバイル派のユーザーには、非常に便利なアプリと言えるでしょう。アプリ自体にPINや生体認証によるロックをかけることもできます。
FBS Trading Brokerは、主に既存顧客のユーザビリティを高めることが目的のように見えますが、アプリから口座開設やボーナスの申請も可能なので、FBSに興味がある新規ユーザーも試してみても良いかもしれませんね。
デメリットは特にありませんが、強いてあげるなら、やや日本語の表現が不自然であることでしょうか。とは言っても、FBSの日本語の不自然さは今に始まった事ではないので、あえて気にすることではないと思います。
FBS CopyTrade
続いて、FBS CopyTradeの詳細を見ていきたいと思います。
FBS CopyTradeとは
FBS CopyTradeは、コピートレード専用のスマホアプリです。コピートレードとは、システムトレードの1種で、トレードを配信しているトレーダーをコピーすることで、トレード結果による損益だけを自分の口座に反映させられるというもの。ソーシャルトレードやミラートレード、MAM、PAMMと呼ばれることもありますね。
コピートレードはEAを使った自動売買とは違い、PCやMT4を起動させ続ける必要がない点、優秀なストラテジー(コピー元となるトレーダー/マネージャー)を選択すれば大きな利益が期待できる上にトレード内容の勉強にもなる点が大きなメリットと言えるでしょう。
FBS CopyTradeでは、ユーザーは、利益率やフォロアー数などからコピー元となるトレーダーを検索・選択し、資金の運用を任せます。選択するトレーダーの成績は、週・月単位で損益率が表示されているので、成績の良いトレーダーだけを選んでコピーすることが可能ですね。コピーの開始と停止は、いつでも好きな時に行えます。
ただ裁量トレード専用アプリであるFBS Traderと同様に、FBS CopyTradeもFBSの他のMT4口座やMT5口座とは互換性がなく、口座開設や運用、入出金に至るまで、完全に独立したトレードツールとなる点は覚えておきましょう。
FBS CopyTradeのダウンロードとログイン方法
FBS CopyTradeをダウンロードするには、下記のリンクをクリックするか、Google PlayまたはApp Storeから「FBS CopyTrade」と検索し、ストアページに移動します。
FBS CopyTrade – 取引・投資
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アプリを起動すると、以下のようなログイン画面が表示されます。
FBS Trading Brokerと同様に、facebookやGoogleのアカウントからのログインが可能ですし、もしそうしたサービスを利用していなくても、Eメールアドレスを設定することでログインできます。
FBS CopyTradeの利用方法
FBS CopyTradeは5つの画面から成っており、それぞれの切り替えは下にあるメニューから行えます。
それぞれのメニューの内容は、以下のようになっています。
投資 | トレーダーのコピーや停止の管理を行います。さらにこの画面から、Eメールの確認、電話番号の確認、身分証明証の提出を行うこともできます。 |
トレーダーのリスト | コピー元となるトレーダーの検索や選択を行います。 |
財政情報 | 入出金やその履歴を確認できます。 |
プロモーション | イベントやプレゼント情報が表示されます。 |
もっと見る | プロフィールの確認・変更や、チャットサポートを受けられます。 |
コピーするトレーダーの検索方法
「トレーダーのリスト」からは、コピーするトレーダーを検索し成績を確認することができます。
基本的な検索方法は下記の2通り。
- フィルターをかけて検索条件を絞り込む
- 週〜月単位の期間を定め、利益率や活動数やフォロアー数などのランキング表示にする
私が実際に使用してみた感想としては、後者のランキング検索のほうがおすすめですね。
検索結果が出たら、それぞれのトレーダーをタップして詳細を確認しましょう。「トレーダー詳細情報」は、以下のような画面になっています。
トレーダーの詳細情報では、いくつかの情報を確認できますが、まず一番上には、コピー元となるトレーダーとアイコンが表示されており、ここでは以下のような基本情報が表示されています。
投資家の資金 | トレーダーの元に集まっている資金が表示されます。 |
取引をコピーするトレーダー | トレーダーをコピーしているユーザーの数が表示されます。 |
口座存在期間 | トレーダーの運用日数が表示されます。 |
続いて、取引情報。ここでは、計測する期間を週または月単位で指定し、トレードの成績を確認することができます。
活動 | 「ポジションの保有時間÷指定した期間」により、活動の割合が表示されます。 |
決済注文合計 | 指定した期間内のトレード数が表示されます。活動の割合や、トレード数が多いトレーダーは、EAなどのシステムトレードの可能性が高く、反対に少ないトレーダーは裁量トレードの可能性が高いと言えるでしょう。 |
次はドローダウンの項目ですね。
ドローダウン | ここでは、期間内のデータが表示されており、さらに下にはグラフが表示されています。単位の「%」は表記の誤りで、実際の単位は「ドル」です。したがってグラフも、単純に損益の推移として見て良いでしょう。 |
利益率 | |
グラフ |
最後はリスクレベル。
リスクレベル | トレーダーに集まった資金の量に対する、取引で使用される資金の比率です。計算には、マージン、レバレッジ、エクイティなどの要素も含まれます。 |
以上の項目を確認し、コピーするトレーダーを決定していくことになります。
FBS CopyTradeの使用感、メリット・デメリット
裁量トレードで勝ち続ける技術を習得するには、多少なりとも勉強や研究の時間が必要です。それをするのが難しいと言う人は少なくないと思いますが、そんな時にコピートレードは大きな選択肢になりますね。
FBS CopyTradeは、モバイル専用ツールとして、スマホやタブレットで使うには、シンプルさと使いやすさのバランスが取れているように感じます。また、コピーの開始や停止はもちろん、入出金などの口座管理もすべてスマホで行えるので、外出が多く忙しい方などにはぴったりですね。FBS Trading Brokerと同じく、アプリ自体にセキュリティロックをかけることもできます。
デメリットとしては、コピー元となるトレーダーは、慎重に選ぶ必要があると言うことです。登録しているトレーダーのすべてが利益を上げている訳ではありません。中には成績の悪いトレーダーもいるので、注意が必要です。また基本的なことですが、ただコピートレードをするだけではユーザー自身のトレードスキルが上がることはない、と言うことも念頭に置いた方が良いでしょう。
まとめ
平日の間は家のパソコンでゆっくりチャートを見られないという人にとっては、スマホ用のトレードアプリは、非常に便利な存在と言えるでしょう。使い方によって大きく活躍すると思いますし、アプリ自体は無料なため、興味のある人は気軽にダウンロードして使用してみてくださいね。
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