最大無制限という海外FXの中でも群を抜いて高いレバレッジや、常時スワップフリー口座の提供など、他の多くの海外FX業者とは一線を画す独自サービスが魅力のブローカーExness。設立は2008年、セーシェル金融庁など世界4カ国での金融ライセンスを取得して運営されており、ボーナスは提供していないものの、低スプレッドをはじめとした口座スペックの高さも特徴的な業者ですね。
そんなExnessですが、入出金方法としては非常に便利な国内銀行送金をはじめ、オンラインウォレットのbitwalletなどの使いやすい方法に多数対応。特に出金方法として国内銀行送金が利用できる点は海外FX業者としては珍しく、その点でも利用しやすい海外FX業者と言えるでしょう。
そこで本記事では、Exnessが対応するすべての入出金方法について、詳細や注意点をわかりやすく解説。おすすめの入出金方法などもあわせて説明していきたいと思います。
Exnessの入金方法
日本で利用できるExnessの入金方法の一覧は下記にようになっています。
入金方法 | 最小入金額 | 最大入金額 | 入金手数料 | 口座反映時間 |
国内銀行送金 | 10ドル | 3,700ドル | なし | 最大24時間 |
銀行送金(P2P) | 10ドル | 3,700ドル | なし | 最大24時間 |
bitwallet | 10ドル | 23,200ドル | なし | 即時 |
STICPAY | 10ドル | 10,000ドル | なし | 即時 |
クレジットカード(バンクカード) | 10ドル | 16,000ドル | なし | 即時 |
ビットコイン | 10ドル | 10,000,000ドル | あり | 最大72時間 |
テザー | 10ドル | 10,000,000ドル | なし | 最大72時間 |
Perfect Money | 50ドル | 100,000ドル | なし | 即時 |
続いて、各入金方法の詳細や、注意点を見ていきましょう。
銀行送金(国内送金/P2P)
Exnessでは国内銀行送金と、P2Pによる銀行送金の2つに対応しています。
少々分かりにくいのですが、Exness会員ページの入金画面では、以下のように区別されています。
国内銀行送金(Offline bank transfer)
P2P銀行送金(Offline bank transfer #2)
このうち入金だけではなく出金にも対応しているのは国内銀行送金だけのため、基本的には国内銀行送金を利用すると良いでしょう。
振込手数料はユーザー負担ですが、取引口座への入金手数料は無料となっています。入金反映まで少々時間はかかりますが、誰にでも使いやすい方法ではないでしょうか。
入金時の振込名義は、自分の名前だけではなく「振込ID」も加える必要がある点にご注意ください。
オンラインウォレット(bitwallet/STICPAY)
Exnessは、オンラインウォレットのbitwalletとSTICPAYでの入金にも対応しています。bitwalletまたはSTICPAYの口座からExnessの口座へ送金することで、手数料無料かつ即時の入金が可能となっていますね。
単にExnessに入金するだけであれば国内銀行送金の方が便利ですが、すでにbitwalletまたはSTICPAYのアカウントを持っており、他の海外FXでも取引しているようなトレーダーにとっては、こちらを利用する方が便利かもしれません。1回あたりに行える最大入金額の大きさも魅力ですね。
クレジットカード(バンクカード)
Exness自体はVISAやMasterCardなどのブランドに対応していますが、日本で使えるカードブランドはJCBのみとなっています。
また、カード入金の際には以下の2点に注意する必要があります。
- クレジットカード入金の前に本人確認を完了する必要がある
- 3Dセキュアに対応しているカードのみ利用可能
手数料無料で即時入金できる方法としては便利ですが、出金は返金扱いになることなどの制限があることを把握した上で利用した方が良いでしょう。
仮想通貨(ビットコイン/テザー)
Exnessでは、ビットコインとテザー(ERC20)の2つの仮想通貨入金が可能です。
ただしExnessでは、BTC建て、またはUSDT建ての口座を作ることはできません。仮想通貨を入金に利用することはできますが、法定通貨の口座へ入金する際に為替換算のコストが発生する点は注意が必要ですね。
またビットコインでは、入出金時にかかるマイニング手数料はユーザー負担となっています。手数料無料の入金方法が他にあるため、仮想通貨による入出金は比較的コストの高い方法となっており、特別な理由がない限りは避けた方が良いでしょう。
Perfect Money
Exnessでは、電子決済のPerfect Moneyでの入金にも対応しています。
他の方法に比べて、最低入金額が50ドル相当額と高めですが、即時入金が可能であり、Perfect Moneyユーザーにとっては便利な入金方法ですね。
Exnessの入金に関する注意点
口座タイプによって必要な初回入金額が違う
Exnessの入金方法には、それぞれに最小入金額が設けられています。しかし、実際に必要な最小入金額は、口座タイプによって異なる点に注意してください。
スタンダード口座では、各入金方法の最小入金額から利用できますが、ロースプレッド口座、ゼロ口座、プロ口座では、初回最小入金額は1,000ドル相当額となっています。
本人確認しないと入金額に制限がかかる
Exnessでは、本人確認書類と住所確認書類の2つの必要書類をアップロードすることで、完全な本人確認(KYC)を行えます。
完全な本人確認を行わない場合、入金額には以下のように制限がかかることになりますね。
- アカウント開設だけの場合→入金額は2,000ドルまで
- 本人確認書類だけをアップロードした場合→入金額は5,000ドルまで
さらに、初回入金時から30日以内に完全な本人確認を行わない場合、認証が済むまで入出金や取引などの口座利用ができなくなります。
Exnessでアカウントを開設した場合、早めに本人確認を行なった方が良いでしょう。
Exnessの出金方法
ここからは、Exnessで利用できる出金方法とその詳細を確認したいと思います。
以下は、日本で利用できる出金方法の一覧です。
出金方法 | 最小出金額 | 最大出金額 | 出金手数料 | 出金処理時間 |
国内銀行送金 | 210ドル | 3,700ドル | なし | 最大3営業日 |
bitwallet | 1ドル | 22,500ドル | なし | 即時 |
STICPAY | 1ドル | 10,000ドル | なし | 即時 |
クレジットカード(バンクカード) | 0ドル | 10,000ドル | なし | 最大30日程度 |
ビットコイン | 現在のマイニング手数料 | 10,000,000ドル | あり | 最大72時間 |
テザー | 100ドル | 10,000,000ドル | なし | 最大72時間 |
Perfect Money | 2ドル | 100,000ドル | なし | 即時 |
続いて、各出金方法の詳細や、注意点を見ていきましょう。
国内銀行送金
Exnessでは国内銀行送金による出金に対応しています。
入金ではP2Pによる銀行送金に対応していましたが、出金には対応していません。P2Pによる銀行送金で入金した場合は、国内銀行送金で出金する形になります。
国内銀行送金は資金を手元まで戻すための出金方法として、出金手数料がなく最も時間もかからない方法と言えますね。
オンラインウォレット(bitwallet/STICPAY)
bitwalletやSTICPAYでの出金も、出金手数料がかからず即時行われる便利な方法です。
ただし、bitwalletやSTICPAYからユーザーの銀行口座まで出金するには、各サービスでの出金手数料が発生する点には注意が必要ですね。
Exnessで獲得した利益を一旦確保してプールしておきたい場合や、複数の海外FX業者を利用しており資金移動などが必要な人にとっては、おすすめの出金方法と言えるでしょう。
クレジットカード
クレジットカードでの出金は返金扱いになるため、入金額が出金できる上限額になります。入金額を超える利益分は、国内銀行送金などの他の方法を利用して出金する形ですね。
また、出金は返金処理によって行われるため、実際にユーザーの元へ資金が返ってくるまで1ヶ月以上かかる場合がある点には注意が必要です。
仮想通貨(ビットコイン/テザー)
Exnessでは、ビットコインとテザーでの入出金が可能ですが、ビットコインで出金する場合は「払い戻す」形で行われ、クレジットカード出金と少し似ています。
ビットコインで出金する場合は、入金額までは返金され、それ以上の利益分は別に送金されます。そのため1回の出金申請で、2回の処理が行われる形になります。(テザーの場合は、一度に出金が可能)
また、円建て口座に日本円で入金する場合とは違い、仮想通貨の場合は、入出金の際に両替によるコストが多少なりとも発生します。また、入出金時の価格変動による損益も考慮する必要がありますね。仮想通貨による入出金は、こうした事情を踏まえて行なった方が良いでしょう。
Perfect Money
Perfect Moneyは、手数料無料で即時出金が可能な方法です。
日本ではややマイナーな決済方法ですが、アカウントを持っている人にとっては、入出金方法として選択肢になるでしょう。
Exnessの出金に関する注意点
本人確認しないと出金はできない
Exnessではアカウント開設しただけの段階でも、制限付きで入金し取引をすることができます。しかし出金するには、必ず完全な本人確認を行わないといけません。
完全な本人確認には、本人確認書類と住所証明書類の両方をアップロードする必要があります。
出金方法には優先順位がある
Exnessでは入金方法によって、出金の際には以下のように優先順位が決められています。
- クレジットカードによる入金額
- クレジットカード入金で得た利益分、およびビットコイン入金による入金額と利益分
- その他入金方法による入金額と利益分
スムーズな出金のために、上記の出金方法の優先順位は覚えておいた方が良いでしょう。
出金方法は入金方法と同手段・同割合で行わなければいけない
Exnessでは、原則として入金した方法で出金しなければいけません。さらに、入金額の割合に応じて、出金額も決められるルールがあります。
例えば、銀行送金で200ドル、bitwalletで100ドルの入金をしたとします。取引によって900ドルの利益が出て、出金する総額が1,200ドルになった場合、入金額の割合(2:1)に応じて、銀行送金で800ドル、bitwalletで400ドルを出金する必要があります。
入金する方法が増えた場合、出金可能額の割合も煩雑になるので、なるべくなら入出金経路は1つに絞った方が分かりやすいでしょう。
出金できるのは余剰証拠金分のみ
Exnessでは、ポジション保有中でも出金は可能です。
ただし、その際に出金できるのは余剰証拠金分のみになります。余剰証拠金とは、有効証拠金から必要証拠金を差し引いた証拠金で、取引に使っていないお金のことですね。
ポジション保有中に出金すると、証拠金維持率が下がってロスカットなどのリスクが高まるので、そうした点は十分に知っておく必要があります。
入金した手段で出金できない場合、サポートまで問い合わせる必要がある
Exnessでは基本的に「入金方法=出金方法」のルールがありますが、入金した手段で出金できない場合、サポートまで問い合わせる必要があります。
例えば、入金したカードへ出金(返金)できない場合、または入金に使用した決済サービスがメンテナンスなどによって選択できない場合などです。
サポートへ問い合わせる際は、以下の情報も加えて連絡するようにしましょう。
- 出金する口座番号
- 出金しようとしている決済サービス
- 不具合やエラーがある場合、スクリーンショットや写真も添付する
Exnessで入金・出金する時のコツとおすすめ方法
最後に、Exnessで入金・出金する時のコツや、おすすめの方法を確認したいと思います。
入出金手段は1つに絞った方が良い
Exnessでは、入出金方法に以下のようなルールがあります。
- 基本的に入金と同じ方法で出金する
- 出金方法には優先順位がある
- 入金の割合によって、方法ごとの出金額が変わる
そのため、たくさんの方法を使って入金した場合、出金する時は優先順位や出金額で迷うことになりかねません。
シンプルでスムーズな出金を目指すなら、入金の段階から使いやすい方法に絞った方が良いでしょう。
国内銀行送金・bitwallet/STICPAYでの入出金が低コストでおすすめ
Exnessでは、国内銀行送金での入出金に対応しています。即時に送金できる方法ではありませんが、手数料はかかりません。利益も含めた出金までを考えた場合、シンプルな国内銀行送金が一番おすすめです。
また、他の海外FX業者も利用していて入金する予定があるなら、オンラインウォレットであるbitwalletやSTICPAYを使った入出金もおすすめですね。bitwallet/STICPAYの場合は、手数料無料で即時の入出金が可能です。
まとめ
Exnessでは色々な入出金方法に対応していますが、入金額や利益をスムーズに出金することを含めて考えると、使いやすい方法はトレーダーによって異なるでしょう。基本的には国内銀行送金による入出金が便利ですが、一時的に利益を確保する目的なら、bitwalletやSTICPAYなども便利です。
独自性の強いサービスを展開するExnessですが、入出金手段が豊富に存在し、特に国内銀行送金に対応している点は高ポイントと言えますので、ぜひ利用を検討してみてください。
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