豪華なボーナスキャンペーンや国内銀行送金を使った安定した出金実績などで高い人気を誇る海外FX業者GemForex(ゲムフォレックス)。当サイトのアンケート調査結果などを含めて多角的に分析した海外FX業者総合ランキングでも、あのXMについで2位に輝いており、トレーダーから高評価を得ているブローカーのひとつと言えるでしょう。
そんなGemForexですが、取引環境の面でもユニークなサービスを提供しています。その最たるものが「ノースプレッド口座」ですね。初回入金30万円以上を条件に、ドル円やユーロドルで最小0pipsからのトレードが可能、しかも取引手数料は不要と言う仕様になっています。
そしてこれだけの低スプレッド口座があると、「スキャルピングにも有利ではないか」と言う点が気になりますが、GemForexではスキャルピングを認めつつ、同時にあらかじめ注意すべきルールも設けています。そこで本記事ではGemForexでのスキャルピングについて、始める前に知っておきたいメリットや注意点を詳しく解説したいと思います。
GemForexのスキャルピングルール
まずは、GemForexでスキャルピングをするために押さえておきたい、基本的なルールを確認しましょう。
GemForexはスキャルピングを禁止していない
スキャルピングは、FX業者によっては禁止している場合もあるため、行う際には事前の確認が必要なトレード方法です。
GemForexでは公式FAQでも記載の通り、スキャルピングに対して制限はありません。ただし、まったく何の制限もない訳ではなく、取引ロット数や回数が極端な場合は、取引に対して何らかの注意勧告がされる可能性があります。
大ロット、高頻度の取引には注意
GemForexではリアルトレードを行うすべての口座タイプで、1ポジションあたりの最大ロット数は30ロットとしています。スキャルピングの場合も当然30ロット以下で行わなければいけません。
さらには以下の公式FAQにもある通り、取引ロット数が増えるほど約定力は落ちる場合があるため、約定スピードも必要になるスキャルピングでは大ロットの取引は控えた方が無難でしょう。
また過去には、5分間程度に往復合計10ロット以上の連続取引の結果、カバー先で取引停止となり注文キャンセルになったことがありました。ロット数が上限の30ロット以下でも、短時間で数の多い取引は避けた方が良いと言えますね。
一般的な利用規約違反も厳禁
当然のことですが、他口座間の両建て、レートの遅延を狙ったレイテンシーアービトラージ、ボーナス利用違反などの一般的な利用規約違反は、スキャルピングにおいても厳禁となります(同一口座内での両建ては可能)。
「スキャルピングは短い時間で終わるからバレないだろう」と思うかも知れませんが、調べればわかることなので、くれぐれも行わないようにしてください。
GemForexでスキャルピングをするメリット
続いて、GemForexでスキャルピングをするメリットを見ていきたいと思います。
ノースプレッド口座は極狭スプレッド+手数料無料で取引可能
GemForexのノースプレッド口座は、海外FXの低スプレッド系口座の中でもとりわけ取引コストの少ない口座タイプですね。
以下はメジャー通貨ペアでの平均的なスプレッドです。
通貨ペア | ノースプレッド口座のスプレッド(pips) |
EURUSD | 0.3 |
GBPUSD | 1.3 |
USDJPY | 0.3 |
AUDUSD | 0.3 |
USDCAD | 0.8 |
USDCHF | 0.3 |
さらにドル円とユーロドルでは、最小0pipsのスプレッドで取引が可能です。
また、GemForexのノースプレッド口座は他業者の一般的なECN口座とは異なり、取引手数料が別途発生しません。つまり実質的な取引コストは純粋にスプレッドのみとなります。これを踏まえて、手数料を含めた総合的な取引コストの違いを他社と比較すると、下記の表のようになりますね。(単位はpips)
通貨ペア | GemForex | XM | FBS | Axiory | TitanFX |
EURUSD | 0.3 | 1.1 | 0.6 | 0.9 | 0.9 |
GBPUSD | 1.3 | 1.3 | 1.1 | 1.1 | 1.27 |
USDJPY | 0.3 | 1.1 | 0.9 | 0.9 | 1.03 |
AUDUSD | 0.3 | 1.4 | 0.9 | 1.2 | 1.22 |
USDCAD | 0.8 | 1.5 | 1.2 | 1.4 | 1.25 |
USDCHF | 0.3 | 1.4 | 1.1 | 1.0 | 1.62 |
もちろん、ECN口座と一概に比較はできませんが、単純な取引コストの比較ではGemForexのノースプレッド口座は非常に魅力的であり、スキャルピングと相性が良いと言えるでしょう。
ただしノースプレッド口座には以下のような利用条件があります。
- 初回入金額が30万円以上
- 裁量トレード専用口座になるため、EAやミラートレードサービスは使えない
- ボーナスキャンペーン対象外
特に初回入金30万円以上という点は、初心者にとってハードルが高めかも知れませんね。GemForexのもう1つの口座タイプであるオールインワン口座にはこうした厳しい条件はありませんが、ノースプレッド口座利用の際はあらかじめ注意しましょう。
最大1,000倍のレバレッジとゼロカット保証
GemForexでは、最大1,000倍という高いレバレッジを生かした取引が可能です。レバレッジ1,000倍では、1万通貨(0.1ロット)のポジションを持つ場合でも、単純計算でわずか1,000円の証拠金があれば足りることになるので、資金効率よく取引ができますね。
それに加えて、海外FXでは一般的なゼロカットシステムにももちろん対応。利用規約に則った取引を行なっていれば、万が一の際も口座残高以上の損失が出ることはなく、安心して取引にのぞめますね。GemForexのゼロカットは、残高がマイナスになって以降60分以内に執行となっており、その対応の早さも魅力的と言えるでしょう。
ただしゼロカットの際には、ポジションを保有していないことが条件となり、ポジションがある場合は、決済されてからが対象になるため注意しましょう。またゼロカット対象になってから、実際に行われるまでタイムラグがあり、その時間に口座へ入金してしまうと正しくゼロカットができない可能性があります。そのため、口座残高がマイナスになった際は、落ち着いてゼロカットが執行されるのを待ちましょう。
安定した約定率
GemForexの約定率は公称で「0.78秒以内に99.79%」となっており、十分に高い数値となっています。安定した約定力に定評のあるXMの公称値でも「1秒以内に99.35%」と言われており、比較しても遜色ありませんね。GemForexはスキャルピングに必須とも言える高い約定力を、十分に備えていると言えるのではないでしょうか。
ノースプレッド口座でスキャルピングする際の注意点
ここからは、GemForexでスキャルピングをする際の注意点を確認していきたいと思います。
GemForexでは主に「オールインワン口座」と「ノースプレッド口座」の2つの口座タイプがあり、それぞれの口座の仕様上、スキャルピングを行う際の注意点も若干異なります。
まずはGemForexでスキャルピングをする際のメイン口座タイプである、ノースプレッド口座から注意点を確認しましょう。
0pipsのタイミングを意図的に狙うことは規約違反にあたる
ノースプレッド口座といえば低スプレッド、とりわけドル円やユーロドルでの最小0pipsからの極狭スプレッドが魅力ですね。
しかし盲点になりやすいのですが、0pipsのタイミングを意図的に狙うことは、規約違反に含まれています。
もちろん、トレードは相場状況によって行うものなので、スプレッドに合わせてポジションを持つことはかえって難しいかも知れません。自然に取引をしていればスプレッド幅も平均的な値に落ち着くと思いますが、極端な0pips狙いは行わないようにしましょう。
5分以内で合計10ロット以上の往復取引に注意
取引内容による処分については、5分以内で合計10ロット以上の往復取引の結果、取引をキャンセルした事例がかこにありました。同じ様に取引内容によってキャンセルになった場合は、規約に基づき、アカウントの停止、かつ入金額以上の利益分の出金差し止めなど、非常に厳しい罰則が課せられる可能性があります。
これらはブローカーの判断で行われ、ユーザーは異議を申し立てることができません。高いロット数での頻度の高い取引には、くれぐれも注意するようにしましょう。
EAによるスキャルピングはできない
スキャルピングは裁量トレードに限る手法ではありません。EAを利用した自動売買でスキャルピングを行なっているトレーダーも多いでしょう。
しかしノースプレッド口座は「裁量トレード専用口座」とされており、EAを使って取引することはできません。そのため、GemForexが提供しているミラートレードサービスなども、ノースプレッド口座では利用できないと言うことになります。
ノースプレッド口座はボーナスキャンペーン対象外
GemForexと言えば、高額の口座開設ボーナスな入金ボーナスキャンペーンなどが魅力です。しかしノースプレッド口座では、低スプレッドと引き換えにキャンペーンには一切参加できないことになっています。ボーナスも利用したい場合は、オールインワン口座の利用も検討した方が良いですね。
オールインワン口座でスキャルピングする際の注意点
続いて、オールインワン口座でスキャルピングする際の注意点を確認しましょう。
オールインワン口座のスプレッドはスキャルピングとしては広め
オールインワン口座のスプレッド幅は、一般的な海外FX業者のスタンダード口座とだいたい同じ水準です。GemForexと主要な業者の、スタンダード口座(の位置付けの口座タイプ)のスプレッドを比較すると、以下のようになりますね。(単位はpips)
通貨ペア | GemForex | XM | FBS | Axiory | TitanFX |
EURUSD | 1.6 | 1.7 | 1.1 | 1.3 | 1.2 |
GBPUSD | 2.2 | 2.4 | 0.9 | 1.5 | 1.57 |
USDJPY | 1.6 | 1.6 | 2 | 1.3 | 1.33 |
AUDUSD | 1.5 | 1.9 | 0.8 | 1.7 | 1.52 |
USDCAD | 2 | 2.2 | 3 | 2 | 1.55 |
USDCHF | 1.9 | 2.1 | 7 | 1.7 | 1.92 |
オールインワン口座のスプレッドについては特別広いわけではありませんが、決して狭いと言えるレベルではありません。そのため、超短期間のスキャルピングの場合は厳しいかも知れませんね。
また、XMやFBSなどでは、取引量に応じて還元されるキャッシュバック系キャンペーンを行なっており、実質的な取引コストを抑えることが可能です。それに対してGemForexではキャッシュバック系のキャンペーンを行なっていないため、他社と比較してもオールインワン口座でのスキャルピングはやや不利と言えるでしょう。
ただし、オールインワン口座は口座開設ボーナスや入金ボーナスが獲得できるため、多少のスプレッド幅には目をつむって、ボーナスを生かしたトレードをする場合はおすすめの口座タイプですね。
スプレッドの圧縮効果があるXMのキャッシュバック (ロイヤルティプログラム)については下記で詳しく解説しています。
大ロットでの取引や、極端に回数の多い取引は注意が必要
オールインワン口座でスキャルピングをする場合も、1ポジションあたりの上限として定められている30ロットを超えないことや、また5分間で10ロット以上の往復取引をしないことなど、取引量や回数には気をつけなければいけません。
こうした細かい取引ルールは簡単に目につくところにはありませんが、GemForex公式サイト下部にあるリンクから見られるガイドラインや利用規約のページに記載されています。取引に関する疑問などがある場合は、一度確認しておきましょう。
EAによるスキャルピングの注意点
オールインワン口座では、EAを利用した取引が可能であり、スキャルピングタイプのEAの利用も禁止されているわけではありません。ただし、EAの売買方法によってはカバー先から予告なく取引を停止されてしまう場合もあります。特にスキャルピングEAは規制の対象になりやすいため、あらかじめ注意しておきましょう。
まとめ
GemForexのノースプレッド口座は非常に低スプレッド&低コストであり、スキャルパーのための口座タイプと言っても良いでしょう。ただしGemForexの場合は、他社に比べると取引ロット数や取引頻度の点で制約が多い点は注意が必要ですね。
とは言え、やはり総取引コストの安さはスキャルピングと非常に相性が良く、非常に魅力的。そのため、GemForexでスキャルピングしたいというトレーダーも多いでしょう。その場合は、ロット数の上限を守り、短時間で極端な取引回数にならないよう注意して行なってください。
GemForexと同じく、人気海外FX業者のひとつであるXMでスキャルピングをする場合のメリットや注意点については、下記の記事に詳しくまとめています。
GemForexの口座開設手順や、口座有効化・ボーナスの受け取り方法などは下記で詳しく解説しています。口座開設を検討している人はぜひ参考にしてください。
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