高速な約定スピードやスプレッドの狭さで幅広いトレーダーから高い評価を得ているTradersTrust(トレイダーズトラスト)。完全NDD方式採用のブローカーと言うことで取引の透明性も非常に高く、世界各国の厳しい金融ライセンスの取得によりトップクラスの信頼性を誇るなど、安心して利用できる海外FX業者のひとつと言えます。
そんなTradersTrustですが、本格的に日本向けの運営を始めたのは2018年と最近のため、知名度はまだまだ低く、口座開設方法に迷う人も多いかもしれません。口座タイプが複数用意されていたり、海外FXならではの手順が存在する点なども、悩みやすいポイントではないでしょうか。
そこで本記事では、各口座タイプの違いから実際の口座開設の手順、入金や追加口座の開設まで、具体的に解説していきたいと思います。わかりやすく順を追って画像付きで紹介していきますので、TradersTrustの口座開設を検討している人はぜひ参考にしてください。
TradersTrustの全体的な評判や特徴については下記の記事でに詳しくまとめています。
TradersTrustの口座タイプ
TradersTrustには、「クラシック口座」「プロ口座」「VIP口座」の3種類の口座タイプがあります。3種類の口座タイプの特徴をまとめると下記の表のようになりますね。
口座タイプ | クラシック口座 | プロ口座 | VIP口座 |
注文方式 | NDD/STP | NDD/STP | NDD/ECN |
レバレッジ | 最大500倍 | 最大200倍 | |
取引手数料 | なし | 片道3ドル/ロット | 片道1.5ドル/ロット |
プラットフォーム | MT4 | ||
最小スプレッド | 1.2 | 0〜 | |
ドル円平均スプレッド | 1.8pips | 1.1pips(0.5pips) | 0.7pips(0.4pips) |
最低入金額 | 5,000円 | 20,000円 | 2,000,000円 |
最低取引量 | 0.01lot | ||
平均約定スピード | 平均100ミリ秒 | ||
約定の質 | 受注拒否・リクオートなし | ||
マージンコール | 50% | 80% | |
ロスカット水準 | 20% | 50% | |
取扱商品 | FX,インデックス、貴金属、エネルギー | ||
口座通貨 | ドル、ユーロ、円 | ドル、ユーロ、円、フラン、ポンド | |
FX最大取引量 | 1000lot | – | – |
追証 | なし | ||
スキャルピング | 可能 | ||
両建て | 可能 | ||
EA | 可能 |
3つの口座の違いとして大きいのは取引形式とスプレッド・手数料です。クラシック口座はSTPのためスプレッドは標準で手数料は無料、他の海外FX業者で言うところのスタンダード口座ですね。
プロ口座はSTPでありながら手数料が発生する口座タイプとなっています。代わりにスプレッドがクラシック口座よりも狭く設定されています。
そしてVIP口座がいわゆるECN口座ですね。スプレッドが最も狭く、かつ手数料もプロ口座よりも低く設定されているため、3つの口座の中では最も取引コストを抑えることができる口座となっています。ただしこのVIP口座はレバレッジが200倍に制限されロスカット水準も50%と高め。何よりも最低入金額が200万円と、なかなかハードルが高い口座タイプと言えるでしょう。
少資金である程度レバレッジの高いトレードをしたい人は、クラシック口座かプロ口座を選ぶと良いですね。VIP口座は取引コストが格安で専属のアカウントマネージャーが配属されるなどのメリットも多く、長期的に取引しやすい口座環境ですので、200万円という入金ハードルを超えられる中級者以上のトレーダーにはおすすめです。
STP方式とECN方式の違いやそれぞれの特徴は下記の記事にまとめています。
参考:各口座のスプレッドと取引手数料
プロ口座の場合は1lotあたり往復6ドル、VIP口座の場合は往復3ドルの手数料が発生します。これをpips換算するとそれぞれ0.6pips、0.3pipsとなりますね。
「クラシック口座」「プロ口座」「VIP口座」の手数料を含めた実際の取引コストをまとめると以下の表のようになります。
クラシック口座 | プロ口座(手数料往復600円) | VIP口座(手数料往復300円) | |
EUR/USD | 1.84pips | 0.8pips(0.2pips) | 0.5pips(0.2pips) |
GBP/USD | 2.29pips | 1.26pips(0.66pips) | 0.96pips(0.66pips) |
USD/JPY | 2.3pips | 0.98pips(0.38pips) | 0.68pips(0.38pips) |
NZD/USD | 2.55pips | 1.34pips(0.74pips) | 1.04pips(0.74pips) |
AUD/USD | 2.13pips | 1.12pips(0.52pips) | 0.82pips(0.52pips) |
AUD/JPY | 2.81pips | 1.49pips(0.89pips) | 1.19pips(0.89pips) |
AUD/NZD | 3.43pips | 2.06pips(1.46pips) | 1.76pips(1.46pips) |
AUD/CAD | 2.94pips | 1.64pips(1.04pips) | 1.34pips(1.04pips) |
CAD/JPY | 2.76pips | 1.45pips(0.85pips) | 1.15pips(0.85pips) |
USD/CAD | 3.08pips | 1.29pips(0.69pips) | 0.99pips(0.69pips) |
EUR/JPY | 2.6pips | 1.1pips(0.5pips) | 0.8pips(0.5pips) |
GBP/JPY | 2.99pips | 1.7pips(1.1pips) | 1.4pips(1.1pips) |
EUR/GBP | 2.75pips | 1.47pips(0.87pips) | 1.17pips(0.87pips) |
実際に平均スプレッドを見ると、「1-2pips」ほどスプレッド差がある通貨ペアもありますね。長期的に取引を行うと考えた場合、スプレッド差は無視できないほどのコストになります。取引回数の多いスキャルピングトレーダーなどはプロ口座やVIP口座を使用する方がいいでしょう。
ちなみにVIP口座の往復手数料3ドルというのは、数ある海外FX業者の中でもトップクラスに安くなっています。取引コストの安さで有名なTradeviewでも往復5ドル、Axioryでは往復6ドルですので、TradersTrustのVIP口座がいかに手数料が安いかわかりますね。最低入金額さえクリアできるのであれば、このVIP口座の取引コストの安さは利用する価値が十分にあると言えるでしょう。
海外FX業者の口座別や通貨ペア別スプレッドの比較は下記の記事にまとめています。
TradersTrustの口座開設について
口座開設の申し込み
まずはこちらの口座開設フォームをクリックするか、TradersTrustの公式サイト(https://traders-trust.com/ja/)から「ライブ口座を解説」をクリックします。
ここで日本人向けにサービスを提供していない旨の注意事項が表示されますので、「次へ」をクリックしましょう。
※どこの海外FX業者でも同じですが、日本の金融庁の許可を得ていないブローカーは、日本に居住している日本人を勧誘することができません。そのためこのような回りくどい注意事項への同意が必要になります。(国内居住者が海外FX業者を利用することにはなんら問題はありません)
次に登録に必要な情報の入力を行います。口座を法人名義か個人名義かの選択と氏名・メールアドレスの入力、居住国の選択をしましょう。
入力例は以下のような感じです。
- 口座:(例)個人
- お名前:(例)Taro
- 苗字:(例)Yamada
- メールアドレス:(例)12345678@gmail.com
- 居住国:(例)Japan
プロモーションコードについては必須項目とはなっていませんが、「HEISEI_5000JPY」と入力するだけで口座開設ボーナス5,000円が貰えますので、ぜひ入力しておきましょう。
TradersTrustの各種ボーナスについては下記に詳しくまとめています。
入力が完了したら、「サインアップ」をクリックします。ここで登録アドレスに以下のメールが届きますので、内容を確認の上「メール認証」をクリックしてください。
メールアドレスの認証が完了すると、自動的にTradersTrustのマイページへ移動します。
個人情報の入力
マイページにて、まずはパスワードの設定を行います。8文字以上でパスワードを設定し、「新しいパスワードを設定」をクリックしてください。
ログインパスワードの設定後、個人情報の入力が続きます。
タイトルには「Mr」「Miss」「Mrs」から該当するものを選びましょう。名前と名字はローマ字で入力、生年月日はクリックしてカレンダーから選択すると自動で入力されます。最終学歴は自身に該当するものを選択しましょう。
そのあとに証拠金取引のリスク同意や公的に高い地位にあるかどうか、破産経験の有無の確認がありますので、回答します。
続いて連絡先情報の入力ですね。
住所は英語で入力しましょう。英語での住所表記がわからない場合は、下記のような住所の翻訳サイトなどを使うと変換してくれます。
電話番号は+81がすでに選択されていると思いますので、自分の電話番号の最初の0を抜いて入力します。(090の場合、90から入力)
雇用状況などの選択
次は雇用状況や取引経験を選択します。該当するものを選ぶようにしましょう。
続いて年齢確認やリスクの把握、法的文書の理解に関する同意がありますので、内容を確認のうえ、チェックボックスにチェックを入れてください。
次のFATCAですが、こちらは米国に納税義務があるかどうかの確認です。
該当の項目にチェックを入れ、「次へ」をクリックしてください。
口座の作成
ここからは利用する口座の作成です。ウォレット口座の通貨を選択し、冒頭の口座タイプの説明などを参考に、自身の運用スタイルに合わせた口座通貨や口座タイプ、レバレッジを選択しましょう。
記入例は以下のような感じですね。
- ウォレット口座の通貨:(例)JPY
- タイプ:(例)Live
- 口座タイプ:(例)Classic
- 口座通貨:(例)JPY
- レバレッジ:(例)1:500
ちなみにウォレット口座とは入金・出金に利用する口座のことで、口座通貨はMT4運用口座の通貨です。取引を開始するには、ウォレット口座から運用口座へ資金移動する必要があるため、基本的には同じ通貨を選ぶようにしましょう。
入力が終われば、「保存」をクリックします。
身分証明・個人情報証明と住所証明の提出
次は身分証明書と住所証明書の提出ですね。
身分証明書としては下記が利用できます。
- パスポート
- 運転免許証
- IDカード(マイナンバーカードの場合は、表面・裏面共に提出する必要あり)
顔写真付き・発行日、有効期限の記載のある上記カラー画像/書類を提出しましょう。「ファイルを選択」で対象のファイルを選択し、「書類をアップロード」をクリックします。
住所証明書類も同じようにアップロードします。利用できるのは下記のような書類ですね。
- 公共料金明細書(電気・ガス・水道・インターネットなど
- 銀行明細書(銀行口座・クレジットカード明細など)
- 住民基本台帳カード(発行日・有効期限の記載があるもの)
- 住民票・印鑑証明書類
名前、住所、書類の発行日が印字され、かつ書類発行日から6か月以内の上記書類を1点アップロードしましょう。
次のクレジット/デビッドカードは任意提出ですので、提出しなくても問題ありません。もしカード入金を利用する場合は、同じようにアップロードしておきましょう。
ちなみに身分証明書や住所証明書を提出については、登録したメールアドレスに以下のような案内が来てからアップロードや返信で証明することも可能です。
提出書類の承認手続きが完了すれば、登録メールアドレスに以下の内容のメールが届きます。
これで口座の開設は完了ですね。運用口座となるMT4へのログインIDやパスワード、インベスターパスワード(トレード不可の読み取り専用パスワード)、サーバー情報が記載されていますので、大事に保管しておきましょう。もし、3営業日以上経過しても連絡がない場合は、一度TradersTrustのサポートに連絡してみてください。
TradersTrustへの入金について
TradersTrustへの入金方法を簡単にまとめると以下の表のようになります。
入金方法 | クレジットカード | 国内送金 | 海外送金 | bitwallet | bitcoin |
手数料 | 20,000円以下の場合1,500円 | ||||
最小入金額 | 50ドル相当額 | なし | 50ドル相当額 | 50ドル相当額 | |
最大入金額 | なし | ||||
反映時間 | 即時 | 3営業日以内 | 即時 |
※クレジットカードは、 VISA,MasterCardのみ利用可能。
この中で利便性が高いのは国内送金とbitwalletですね。クレジットカードによる入金も手軽に利用できますが、最近は利用できないカードも増えているようですので、その点には注意しましょう。
国内送金の手順
TradersTrustでは2019年3月より、国内送金による入金サービスを再開しています。利用方法はまず、マイページ(MY TTCM)にログインして「ご入金」をクリック。ここで入金方法の選択ができるため、アナザー・レーン(国内送金)の「今すぐ入金」をクリックしましょう。
初めての銀行送金の場合、ここで銀行情報の登録が必要になります。銀行名や支店名、口座番号などを入力しましょう。
SWIFTコードや住所が不明な場合、対象の銀行の海外送金時の情報などを調べれば確認できると思います。注意点として海外送金に対応していない銀行やSWIFTコードの設定の無い銀行の登録はできません。
銀行情報を登録しTradersTrust側で確認が完了すれば、入金ができるようになります。国内銀行送金指定口座情報を確認し、登録した銀行口座のATMやオンラインサービスなどから、この口座へ振り込んで下さい。
今までは送金後に名前や振込元銀行の情報、入金明細と口座情報明細の画像(スクリーンショット)を提出する必要がありましたが、銀行情報の登録によってこれが不要になったため、かなりスムーズに入金できるようになりましたね。ただし、20,000円以内の入金の場合1,500円の手数料がかかりますので、その点は注意してください。
bitwallet入金の手順
国内送金同様、マイページから入金にアクセスし、bitwalletの「今すぐ入金」を選択します。ここで入金先のウォレット口座や金額を入力し、「送信」ボタンをクリックしましょう。
ここでbitwalletのログイン画面に切り替わります。メールアドレス、パスワードを入力してログインすると、送金先や金額の情報の確認画面が出ますので、問題なければ再度メールアドレスを入力して「入力内容の確認」をクリック、送金ボタンを押せば完了です。
海外FXの利用にあたって非常に便利なオンラインウォレットであるbitwalletの特徴や使い方は、下記の記事で詳しく解説しています。
クレジット/デビットカード入金の手順
他の入金方法同様、マイページ(MY TTCM)の入金から、クレジット/デビットカードの「今すぐ入金」をクリックします。
ウォレット口座、金額や口座通貨を確認し「送信」をクリックすると、クレジットカードの決済画面に移動します。ここでカード番号、氏名、有効期限、3桁の裏面に記載されているセキュリティコードを入力しPAYボタンをクリック、その後確認ボタンを押せば入金が完了します。
もしクレジット/デビットカードの登録が終わっていない場合、「プロフィール」>ドキュメント>クレジットカード・デビットカードから登録が可能です。
追加口座開設について
TradersTrustでは最大で3口座まで保有することができます。(サポートへ追加口座開設希望の連絡をすると、4口座目以降の追加口座の作成も可能)
追加口座を開設するにはマイページ(MY TTCM)にログインし、運用口座>取引口座から「新規作成」をクリック。
口座タイプや口座通貨、レバレッジを選択(開始残高の入力は不要)し、「作成」をクリックすれば完了です。
登録メールアドレスにMT4へのログインIDやパスワードなどが記載された口座情報が届きますので、確認しましょう。
まとめ
当サイトのアンケート調査結果や独自分析による海外FX業者総合ランキングにおいても、トップ10に入る評価を得ているTradersTrust。完全NDD方式による透明性の高い取引環境を提供しており、意図的なリクオート(約定拒否)やスリッページ、ストップ狩り、レート操作などの心配がない海外FX業者です。やや最低入金額のハードルが高いものの取引コストがトップクラスに安い口座も用意されており、ある程度資金力があるトレーダーにとっては非常に魅力的と言えるでしょう。
TradersTrustでは現在、創立10周年記念キャンペーンとして2020年12月31日までの期間限定で、100%入金ボーナスを実施していますので、気になる人は本記事を参考にぜひ口座開設をしてみてください。
コメント