海外FXで口座開設をする場合、公式サイトから口座開設の申請をして、各種身分証明書類をアップロードをし、本人確認(KYC)が完了してようやく、実際の取引を開始できると言う流れが一般的ですね。こうした従来の口座開設方法では、口座開設から取引開始まで短くても1営業日程度の時間が必要でした。
そんな中、人気海外FX業者のひとつであるAxioryが、取引開始までの時間をさらに短くする、画期的な口座開設フォームをリリースしました。Axioryの新口座開設フォームでは、今までの口座開設方法に加え、機能を制限する代わりに約5分程度で口座開設を完了できる「ライトステージ」を設置。これにより、FX取引がさらに身近なものになっています。
本記事では、2020年9月にリリースされたAxioryの新口座開設フォームについて、特徴や実際の口座開設手順を解説したいと思います。
Axioryの特徴や評判、メリット・デメリットについては下記の記事にまとめています。口座開設前にAxioryの特徴をより詳しく知りたいという人は合わせてご覧ください。
Axioryの新しい口座開設フォームについて
Axioryでは、ユーザーのニーズや要望を調査してきた結果、従来の口座開設方法を進化させた新しい口座開設フォームをリリースしました。従来の口座開設方法との違いを簡単にまとめると以下のようになりますね。
従来の口座開設方法 | リアル口座の開設申請後、本人確認書類と現住所確認書類の2種類をアップロードして身分証明を行う。口座開設完了後に取引制限はないが、証明書類の確認に1営業日程度の時間がかかり、その間は取引ができない。 |
新しい口座開設方法 | リアル口座は「ライトステージ」と「フルステージ」に分けられる。ライトステージは審査を簡略化しており、5分程度で口座開設を完了し取引を開始できる。口座の全機能を使用できるフルステージは、さらにもう1段階の申請手続きが必要で、審査には1営業日程度の時間がかかる。 |
新しい口座開設フォームの大きな特徴は、ライトステージの設置にあるでしょう。気軽にFXに挑戦してみたいユーザーのニーズに合った口座スタイルと言えますね。
今回の新口座開設フォームは、新規登録ユーザーを対象にしています。すでにAxiory口座を開設しているユーザーの場合は、自動的にフルステージが適用されていますので、再度口座を登録し直すなどの必要はありません。
また、新しい口座開設フォームは、個人向け口座専用となっています。法人向け口座では従来の口座開設方法が使用され、ライトステージの設定はありませんので注意しましょう。
登録ステージ一覧
Axioryの新口座開設フォームでは、2つのリアル口座と1つのデモ口座の、3つの登録ステージがあります。ここからは、それぞれの登録ステージのスペックについて見ていきましょう。
登録ステージの一覧表
リアル口座であるライトステージとフルステージのスペックを一覧表で比較すると下記のようになります。
リアル口座ライトステージ | リアル口座フルステージ | |
入金制限 | 合計12万円までの入金が可能 | 入金額の制限なし |
出金制限 | 入金額までの出金のみ可能で、利益分は出金できない | 出金制限はなく、利益の出金も可能 |
入出金方法 | クレジット/デビットカード(VISA/JCB) のみ | クレジット/デビットカード(VISA/JCB) 国内銀行送金(curfex) 国際銀行送金 STICPAY 仮想通貨 VLoad など、すべての入出金方法を利用可能 |
必要書類 | 本人確認書類 | 本人確認書類 現住所確認書類 セルフィ |
口座開設から取引開始までの時間 | 約5分 | 1営業日以内 |
リアル口座ライトステージの特徴
リアル口座ライトステージでは、入出金方法と入出金額で大きな制限が設けられています。入出金方法では、VISAまたはJCBのクレジット/デビットカードのみが対応していて、入金額の上限は合計で12万円まで、さらに出金は入金額までしか行えません。
しかし、必要書類は本人確認書類のみで良く、口座開設手続きから実際の取引開始までは約5分と大幅に短縮されています。
リアル口座ライトステージの必要書類
リアル口座ライトステージに登録するには、身分証明書類として本人確認書類が必要です。本人確認書類として有効なものは、以下の3種類。
- マイナンバーカード(在留カード、特別永住者証明書なども含む)
- 運転免許証
- パスポート
このうち1つを選択してアップロードする形になり、画像は端末に保存してある画像、またはウェブカメラが利用できます。
書類はJumioによる自動認証システムにより行われますので、明るく鮮明で書類全体が綺麗に写った画像を用意した方が良いでしょう。書類に問題がなければ、審査は1〜2分で終了します。
リアル口座フルステージの特徴
リアル口座フルステージは、従来のリアル口座と同じスペックですね。つまり、すべての口座開設手続きとすべての身分証明書類の提出が必要な代わりに、入出金方法などに一切の制限なく取引を行うことができます。
新口座開設フォームでは、リアル口座に2つの登録ステージがありますが、実際には地続きになった一つの口座開設の流れの中で、段階ごとにライトステージとフルステージが分けられている形ですね。
すべての新規ユーザーは、まずはライトステージまでの登録を行い、必要に応じてフルステージまでの登録を完了する、と言う形式となっています。
リアル口座フルステージの必要書類
リアル口座フルステージに登録するには、現住所確認書類とセルフィ画像のアップロードが必要です。ちなみに本人確認書類は、ライトステージを登録する段階でアップロードしているので、再度提出する必要はありません。
現住所確認書類は、以下の条件を満たしている必要があります。
- Axioryに登録した住所、そして登録した本人名義が記載されていること
- 発行日(6ヶ月以内)と発行元が印字されていること
- 公共機関等が発行した書類であること
- 書類全体が鮮明に写されていること
- ファイル形式が、JPG/JPEG/PNG/PDFであること
具体的には、以下のような書類が提出可能です。
- 公共料金の明細書
- 住所が印字されている保険証
- 銀行、クレジットカード会社、通信事業会社(携帯電話やインターネット)からの書類
- 住民票や印鑑証明など
現住所確認書類の注意点は、Axioryで口座開設する時に入力する住所と、現住所確認書類を一致させておく必要がある、と言うことです。同じ住所を指していても表記に違いがあった場合などは、スムーズな口座開設ができない場合がありますので、注意しましょう。
セルフィ画像とは、ユーザー自身の写真のことです。端末に保存した画像、またはウェブカメラで撮影した画像をアップロードします。
デモ口座の特徴
今回の新口座開設フォームのリリースにより、デモ口座からでもAxioryの会員専用ページである「クライアントゾーン(MyAxiory)」へログインできるようになりました。
新口座開設フォームからデモ口座を開設する場合は、クライアントゾーン(MyAxiory)へログイン後、リアル口座へのアップグレードが可能になります。
ただし、新口座開設フォームリリース以前(2020年8月31日以前)にデモ口座を開設したユーザーがクライアントゾーン(MyAxiory)へログインを希望する場合は、新口座開設フォームからデモ口座を開設し直す必要があります。
リアル口座ライトステージはこんな人におすすめ
今回の新口座開設フォームの最大の目玉は、リアル口座のフルステージの前段階としてライトステージを設置し、そのライトステージでもリアルトレードを可能にしたことでしょう。ライトステージの場合、入金額は合計で12万円までと言う制限がありますが、統計的に多くのユーザーにとって「それだけあれば、ひとまずは事足りる金額」と言えるかもしれませんね。
出金にも入金額までと言う制限がありますが、実際に取引を行って「もう十分な利益を出せたから出金しよう」と言う状態になるまでは、それ相応の時間が必要なものです。出金を考える段階になってから、ゆっくりとフルステージまでの登録を終えても十分に間に合うでしょう。
また、Axioryでは入金歴のある方法であれば出金方法は自由なため、必ずしも入金方法で出金しなければいけない、と言うことはありません。ライトステージの入金はクレジットカードで行なったとしても、フルステージに登録後に利益を含む出金は国内銀行送金で行う、と言う方法も可能になります。
Axioryの入金・出金方法、Curfexによる国内銀行送金については下記に詳しくまとめています。
新フォームからの口座開設手順
ここからは、新フォームからの口座開設手順をスクリーンショットとともに確認していきましょう。あらかじめリアル口座開設の流れを、簡単にまとめると以下のようになります。
- Axiory公式サイトから口座開設ページを開く
- 口座申し込みフォームへ必要項目を入力/選択
- 本人確認書類のアップロード
- 認証が済むと、ライトステージの登録が完了する(この状態でも入金して取引を行える)
- フルステージの登録をする場合は、引き続き口座申し込みフォームへ必要項目を入力/選択(フルステージの登録は、後で会員ページから行うことも可能)
- 現住所確認書類とセルフィのアップロード
- 最大1営業日ほどの審査時間ののち、問題がなければフルステージの登録が完了する
続いて、スクリーンショットを見ながら手順を確認していきましょう。
こちらをクリックするか、Axiory公式サイト(https://www.axiory.com/jp)の画面上部にある「口座開設」をクリックし、以下のような口座開設ページを開きます。
この画面は基本情報の入力画面となっており、以下の情報を入力/選択します。
- アカウント設定(個人口座か法人口座かの選択)
- 名前(名→姓の順番で、それぞれをローマ字入力)
- メールアドレス
- 居住国
- 電話番号
- パスワード(6文字以上)
入力を終え、利用規約等の確認ボックスにチェックを入れたら、「取引を開始する」をクリック。その後、Axioryから「MyAxiory クライアントゾーンについて」と言う件名の登録確認メールが送信されます。7日以内にメールを認証しないとアカウントが無効になりますので、早めにご確認ください。
次は、リアル口座かデモ口座の選択ページが表示されます。
今回は「リアル口座の開設」を選択して先に進みます。
次の画面はアカウントの設定ですね。
選択項目は以下の4つ。
「レバレッジをご選択ください。」 | Axioryでは、口座レバレッジを1倍から400倍まで段階的に選択できます。特に理由がない限り400倍を選択します。 |
「ご希望のプラットフォームをお選びください。」 | 取引に使うプラットフォームを「MT4」と「cTrader」の2つから選べます。初心者の方や、どちらが良いか迷った場合などは、MT4を選んで問題ありません。 |
「ご希望の通貨をお選びください。」 | 口座通貨をJPY/USD/EURの3つから選べます。普段日本円で生活されている場合は、JPYを選びます。 |
「ご希望のアカウントタイプをお選びください。」 | アカウントタイプを「ナノスプレッド口座」と「スタンダード口座」の2つから選べます。ナノスプレッド口座は、取引手数料が必要な代わりにスプレッドが狭いECN口座となっています。初心者の方や、どちらが良いか迷った場合などは、スタンダード口座を選んで問題ありません。 |
すべての項目を選択したら、「取引を開始する」をクリックして先へ進みましょう。
次のページは、個人情報の入力です。
個人情報の入力の際は、ここで登録する内容と、本人確認書類および現住所確認書類の内容が一致するように注意してください。
入力項目には以下のものがあります。
- ローマ字での名前入力(名→姓の順にそれぞれを入力。ミドルネームが必要な場合はそれも入力する)
- 漢字での名前入力
- 性別
- 生年月日
- 住所(各項目を英語表記で入力)
- 「私は上記の国の納税者です」と言う確認項目にチェックを入れる
- 「出生地と国籍は上記の国と同一です」と言う確認項目にチェックを入れる
次いで、「米国納税義務及び外国PEPs(重要な公的地位を有する方)の確認」と言う項目がありますが、一般的な日本人ユーザーであれば、いずれの質問にも「いいえ」と答えます。
すべての項目を入力したら、「送信」をクリック。次のページは本人確認書類のアップロードです。
発行国と、アップロードする書類のタイプを選択します。
次のページは、実際に書類をアップロードするページになります。
スマホなどのカメラがついた端末の場合は、「撮影する」からその場で撮影してアップロードができます。カメラのない端末の場合は、「アップロードする」を選んで保存してある画像データをアップロードしましょう。
認証が成功すると、ライトステージの登録が完了します。
登録と同時に、Axioryから「ライトステージ登録– 登録認証が完了しました!」と言う件名のメールが送信されます。メールにはログイン情報が記載されていますので。大切に保管してください。(cTraderの場合は、Spotware社からログイン情報が送信されます)
ライトステージで取引をすぐに開始するには、ここで「入金・取引を開始」を選択しますが、今回は「フルステージへ登録」から登録作業を進めていきます。
次の画面からは、投資に関する質問が3ページにわたって行われます。
いくつかの質問がありますが、特に投資予定額の質問では、回答と実際の投資額が大きく異なる場合はAxioryからの確認が入る可能性があるので、素直に答えていきましょう。
続いて、現住所確認書類の提出です。
破線枠の中へファイルをドロップするか、「コンピューター内のファイルを選択する」を選択して現住所確認書類の画像データをアップロードします。
次は本人認証用セルフィ画像の提出ですね。
セルフィ画像では、帽子やマスクは着用せず、本人確認書類の顔写真と同じような姿の写真を用意するようにしましょう。
スマホなどのカメラがついた端末の場合は、「撮影する」からその場で撮影してアップロードができます。カメラのない端末の場合は、「アップロードする」を選んで保存してある画像データをアップロードしましょう。
セルフィ画像もアップロードすると、すべての申込み手続きは終了です。
申込完了画面では、クレジット・デビットカードによる入金も行うことができます。この時点では審査中なので、段階としてはライトステージです。審査に通ることで、フルステージへの登録が完了となります。
まとめ
少々手間がかかる海外FX業者の口座開設ですが、Axioryでは段階を2つに分け、軽量版であるライトステージの口座を設けたことにより、よりスムーズに実際のFX取引に挑戦できるようになりましたね。
口座開設時は、本人確認書類や現住所確認書類と、登録内容を一致させることにさえ気をつけていれば、特に難しい部分はなく手続きを進められると思います。Axioryに興味のある方は、まずはライトステージから登録してみてはいかがでしょうか。
コメント