2009年に設立して以降、豊富なキャンペーンだけではなく、約定力や取引環境の高さ、さらに運営会社の強さなどから、数多くのトレーダーに支持されているXM。当サイトの海外FX業者総合ランキングでも、長年1位の座をキープし続けており、名実ともにトップクラスのブローカーと言えるでしょう。
そんなXMですが、2022年10月より新しい口座タイプである「KIWAMI極口座」をリリースしました。取引手数料不要で低スプレッド取引が可能な口座タイプであり、「XMはスプレッドが広い」と言うイメージをくつがえすスペックとなっています。
そこで本記事では、そんなXMのKIWAMI極口座について、特徴やメリットをわかりやすく解説。ボーナスやXMポイント利用の注意点なども説明していますので、KIWAMI極口座に興味のある人はぜひチェックしてみてください。
XMのKIWAMI極口座とは
まず最初は、XMのKIWAMI極口座の概要として、口座の特徴やスペックなどを見ていきましょう。
KIWAMI極口座の特徴
XMのKIWAMI極口座は、2022年10月にリリースされた新しい低スプレッド口座タイプです。XMでは以前よりECN方式のXM Zero口座を提供していましたが、ユーザーの立場からすると、低スプレッド口座に選択肢が増えた形になりますね。
近年の海外FXでは、Exnessのプロ口座やFXGTのプロ口座など、取引手数料がかからない低スプレッド口座に流行の兆しがあり、XMのKIWAMI極口座もそうしたユーザーのニーズに応える形で登場したとも捉えられます。
KIWAMI極口座のスプレッドは、例えばユーロドルで平均0.7pipsと言う狭さですが、外付けの取引手数料が発生しないことも大きなポイントと言えるでしょう。さらに多くの通貨ペア、貴金属でスワップフリーとなっており、非常に取引しやすい点も魅力的ではないでしょうか。初回入金額も5ドルの設定であり、誰でも気軽に低スプレッド・低コスト取引ができる口座タイプになっています。
ただし、入金ボーナスなどには対応していない点には注意が必要ですね。KIWAMI極口座は、入金ボーナスよりも低スプレッドやスワップフリーに魅力を感じるトレーダーや、国内FXから海外FXへ乗り換えようとするトレーダーなどに最適です。
KIWAMI極口座と他の口座タイプとのスペック比較
ここで、従来からある3つのXMの口座タイプと、新しく登場したKIWAMI極口座とで、口座スペックを比較してみましょう。
KIWAMI極口座 | マイクロ口座 | スタンダード口座 | XM Zero口座 | |
最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 1000倍 | 500倍 |
口座通貨 | JPY/USD/EUR | JPY/USD/EUR | JPY/USD/EUR | JPY/USD/EUR |
最低入金額 | 5ドル | 5ドル | 5ドル | 5ドル |
1ロットの通貨量 | 10万通貨 | 1,000通貨 | 10万通貨 | 10万通貨 |
ユーロドルの平均スプレッド | 0.7pips | 1.7pips | 1.7pips | 0.1pips |
取引手数料 | なし | なし | なし | 1ロットあたり往復10ドル(1pips相当) |
最小ロット | 0.01ロット | MT4:0.01ロットMT5:0.1ロット | 0.01ロット | 0.01ロット |
最大ロット | 50ロット | 100ロット | 50ロット | 50ロット |
マージンコール/ロスカット水準 | 50%/20% | 50%/20% | 50%/20% | 50%/20% |
スワップポイント | 多くの通貨ペア/貴金属でスワップフリー | あり | あり | あり |
口座開設ボーナス | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
入金ボーナス | × | ◯ | ◯ | × |
KIWAMI極口座に近い口座タイプとしては、同じく低スプレッド口座であるXM Zero口座がありますね。両者を比較してみると、XM Zero口座の方がスプレッド自体は狭くなっていますが、1ロットの取引につき往復10ドル=1pips相当の取引手数料が別途発生するため、トータルでの取引コストの安さではKIWAMI極口座に軍配が上がるでしょう。
またXMの各種口座の中で唯一スワップフリーが適用されている点も見逃せません。実質的なスプレッドやスワップポイントで比較した場合、XMが提供する4つの口座タイプの中で、KIWAMI極口座が最も低コストで取引できる口座タイプとなっています。
XMのKIWAMI極口座を利用するメリット
ここからは、XMのKIWAMI極口座を利用するメリットについて詳しく解説していきたいと思います。
取引手数料不要で低スプレッド取引が可能
XMのKIWAMI極口座で最大のメリットと言えるのが、圧倒的な取引コストの小ささです。
例えば主要銘柄の平均スプレッドをXMの他の口座タイプと比較してみると以下のようになります。
(XM Zero口座は、取引手数料を含む実質的なスプレッドを記載)
KIWAMI極口座 | スタンダード口座 | XM Zero口座 | |
EURUSD | 0.7pips | 1.7pips | 1.1pips |
USDJPY | 0.7pips | 1.6pips | 1.1pips |
GBPUSD | 0.7pips | 2.1pips | 1.2pips |
AUDUSD | 0.9pips | 1.8pips | 1.4pips |
USDCAD | 1.3pips | 2.2pips | 1.5pips |
USDCHF | 0.9pips | 2.1pips | 1.4pips |
EURJPY | 1.2pips | 2.3pips | 1.4pips |
GBPJPY | 1.4pips | 3.6pips | 2.2pips |
GOLD | 1.5pips | 3.5pips | 1.2pips |
取引手数料が不要であることに加え、スプレッドそのものも狭いため、他の口座タイプと比較しても、KIWAMI極口座はほぼすべての銘柄で取引コストが最小となっています。
多くのFX通貨ペアと貴金属銘柄がスワップフリー
KIWAMI極口座は、XMで唯一、FX通貨ペアなどのスワップフリーに対応している口座です。
スワップレートは基本的にプラスよりもマイナスの方が大きい傾向があるため、デイトレードやスイングトレードのように中長期で為替差益を狙うトレードの場合は、スワップは大きな取引コストとして決して無視できない存在になります。
しかしKIWAMI極口座であれば、このスワップポイントによるコストがゼロになるため、これは大きなメリットと言えるでしょう。
KIWAMI極口座でスワップフリーに対応しているFX通貨ペア・貴金属銘柄の一覧は下記のようになっています。
AUDCAD | CADJPY | EURNZD | GBPNZD | USDCAD |
AUDCHF | CHFJPY | EURUSD | GBPUSD | USDCHF |
AUDJPY | EURAUD | GBPAUD | NZDCAD | USDJPY |
AUDNZD | EURCHF | GBPCAD | NZDCHF | GOLD |
AUDUSD | EURGBP | GBPCHF | NZDJPY | SILVER |
CADCHF | EURJPY | GBPJPY | NZDUSD |
このほか、仮想通貨ペアや、商品やエネルギーなどの先物銘柄も、KIWAMI極口座を含む取引可能なすべての口座タイプでスワップフリーとなっています。
最大レバレッジは1000倍。ゼロカットにも対応
KIWAMI極口座の最大レバレッジは、スタンダード口座同様に1000倍となっています。同じ低スプレッド口座であるXM Zero口座の最大レバレッジは500倍となっているため、KIWAMI極口座はそれと比べて2倍のレバレッジで取引できることになりますね。
レバレッジが2倍になるということは、同じ通貨ペアを取引する場合の必要証拠金が1/2になることを意味します。そのためKIWAMI極口座では、より少ない証拠金で資金効率を最大限活かした取引が、低スプレッドで可能になります。
もちろんKIWAMI極口座での取引にも、ゼロカット(マイナス残高リセット)は対応しており、万一口座残高以上の損失が出てもマイナス残高分はリセットされ、ユーザーに追証はありません。ゼロカットにより高レバレッジ・狭スプレッドを活かしたアグレッシブな取引も可能になっています。
口座開設ボーナスを利用できる
KIWAMI極口座では他のXMの口座同様、口座開設ボーナスが利用可能です。初めてXMで口座開設する人であれば、入金不要で取引ボーナスを獲得し、ノーリスクの取引に挑戦できますね。
口座開設ボーナスそのものは出金できませんが、ボーナスを使って取引し、獲得した利益は自由に出金できます。
XMのすべての銘柄の取引に対応
KIWAMI極口座では、スタンダード口座などと同じく、XMが扱っているすべての銘柄(現物・先物銘柄も含む)を取引できます。
ただし、KIWAMI極口座の狭いスプレッドに対応しているのは、FX通貨ペア・貴金属・仮想通貨に限られる点は、やや注意が必要ですね。それ以外の銘柄(コモディティ・株価指数・エネルギー)のスプレッドなどの取引条件は、スタンダード口座などと共通になっています。
同じ低スプレッド口座であるXM Zero口座が対応しているのは、FX通貨ペアとゴールド・シルバーのみであることを考えると、汎用性の高い口座タイプと言えるでしょう。
KIWAMI極口座のデメリット・注意点
ここからは、KIWAMI極口座のデメリット・注意点を解説していきたいと思います。
KIWAMI極口座では入金ボーナスやロイヤルティプログラムは対象外
口座開設ボーナスには対応しているKIWAMI極口座ですが、XMのもうひとつの大きなボーナスである入金ボーナスには対応していません。
入金してもボーナスがもらえないことはもちろん、ボーナスが付与されている口座からKIWAMI極口座へ口座間の資金移動をした場合、その時点で移動する予定だったボーナス分が削除されてしまう点には注意しましょう。
またKIWAMI極口座は、ロイヤルティプログラム(XMポイント)に対応していない点も注意が必要ですね。KIWAMI極口座で取引してもXMポイントは貯まりませんし、XMポイントをボーナスに交換する際の交換先の口座としても利用できないので気をつけましょう。
FX通貨ペア・貴金属・仮想通貨を取引する際は、KIWAMI極口座専用シンボルを選択する必要がある
KIWAMI極口座で低スプレッド取引ができる銘柄(FX通貨ペア・貴金属・仮想通貨)では、末尾に「#」のサフィックスがつく専用シンボルを選択する必要があります。例えばユーロドルを取引したい場合は、「EURUSD」ではなく「EURUSD#」のチャートをMT5やMT4で開かないとポジションが持てないということですね。
KIWAMI極口座のシンボルは、下記の画像のようにMT5の銘柄(MT4の通貨ペアリスト)の各対象銘柄内にある、「KIWAMI」と言う専用のフォルダの中に格納されています。
KIWAMI極口座はデモ取引に対応していない
KIWAMI極口座はリアル口座専用の口座タイプとなっており、練習用のデモ口座として開設することはできません。
2022年11月時点で、XMのデモ口座に対応しているのは、スタンダード口座とXM Zero口座だけですので、実際のお金を使わず練習取引をしたい場合は、その2種類のデモ口座を利用しましょう。
XMのKIWAMI極口座と相性の良いトレード
ここからは、XMのKIWAMI極口座と相性の良いトレード方法について見ていきたいと思います。
狭いスプレッドを生かしたスキャルピング/デイトレード
KIWAMI極口座では、比較的狭いスプレッドで取引できることに加え、取引手数料も発生しないため、ポジションを持つごとに発生するコストを抑えることができます。そのため、取引回数が多くなりやすいスキャルピング、またはデイトレードを行うのに非常におすすめの口座タイプと言えるでしょう。
例えば主要な他社口座タイプと、手数料を含む総スプレッドを比較してみると以下のようになります。
(以下は、2022年11月10日の東京時間帯のリアルタイムスプレッド。TradeviewのILC口座とTitanFXのブレード口座は、取引手数料を含む実質的なスプレッドを記載)
XM KIWAMI極口座 | Exness プロ口座 | Tradeview ILC口座 | TitanFX ブレード口座 | |
EURUSD | 0.8pips | 0.5pips | 0.7pips | 0.9pips |
USDJPY | 1.1pips | 0.6pips | 1.3pips | 1.4pips |
GBPUSD | 0.9pips | 0.6pips | 1.1pips | 1.5pips |
EURJPY | 1.6pips | 1.1pips | 1.7pips | 1.6pips |
XMのKIWAMI極口座は、他ブローカーの低スプレッド口座タイプと比較しても、遜色ないスプレッドの狭さ、取引コストの少なさとなっていることがわかりますね。
ただ取引手数料が必要なTradeviewのILC口座とTitanFXのブレード口座は、ECN方式の口座タイプであることに対し、取引手数料不要のXMのKIWAMI極口座とExnessのプロ口座はSTPに分類される方式になるため、注文方式がそれぞれ異なる点は考慮する必要があります。
しかしながら、XMのKIWAMI極口座やExnessのプロ口座は、低スプレッドの代表格とされてきたECN方式の口座タイプより少ない取引コストを提供しており、トレーダーにとっては取引口座の選択肢がより広がったと言えるでしょう。
スワップフリーを利用したスイングトレード
KIWAMI極口座は、主要なFX通貨ペアとゴールド・シルバーの取引で、最初からスワップフリー取引が可能です。そのため、ロールオーバー(日をまたいでポジションを持ち越すこと)の際に損益が発生せず、為替差益を狙いポジションを長期保有するスイングトレードを行う口座としては、非常に有利な条件になっていると言えるでしょう。
他の多くの海外FX業者では、スワップフリー口座は戒律により利子のやり取りを禁止されているイスラム教圏のユーザーのみが利用できる口座(イスラム口座)として提供しているため、一般のユーザーは使いたくても使えないのが現状です。
誰でもスワップフリーを利用できるXMのKIWAMI極口座は、スワップによるコストに敏感なトレーダーにとって貴重な口座タイプと言えますね。
XMのKIWAMI極口座で取引開始する方法
ここからは、実際にXMのKIWAMI極口座を開設し、取引を開始する方法を確認していきたいと思います。
KIWAMI極口座の新規開設手順
XMで一度も口座開設を行なったことがない人の場合は、XMでアカウントを登録し新規口座を開設しましょう。
口座開設をするには、こちらをクリックするか、XM公式サイト上部にある緑色の「リアル口座開設」などのバナーをクリックしましょう。
すると「リアル口座の登録 1/2」と書かれたページが開くため、順番に情報を入力していきます。
まずは個人情報の入力ですね。
名前は半角のローマ字で入力します。また、ここで入力するEメールアドレスは、メールアドレスの認証にも使うため、連絡がつくメールアドレスを正しく入力しましょう。
次は取引口座詳細です。
組織名は「Tradexfin Limited」と「Fintrade Limited」の2つから選べますが、どちらを選んでも問題ありません。
取引プラットフォームはMT5とMT4から選べます。基本的に最新版であるMT5が使いやすくおすすめですが、EAなどを使いたい人はMT4を選んでも良いでしょう。
口座タイプは、ここでは「XMTrading KIWAMI極」を選びます。
続いて確認です。
チェックボックスにチェックを入れて、「ステップ2へ進む」をクリックします。
次に「リアル口座の登録 2/2」の入力を進めましょう。
最初は個人情報です。
ここでの名前の入力のみ、全角カナで行う点に注意してください。
次は住所詳細です
住所の入力は、半角ローマ字の英語表記で行います。英語表記がわからない場合は、住所翻訳サイトなどを利用してください。また、ここで入力する住所は、のちに行う現住所確認に使う書類に記載の内容と同じになるようにしましょう。
「納税義務のある米国市民ですか? 」の項目は、当てはまるものをプルダウンから選びます。
次は取引口座詳細ですね。
各項目を選択していきます。口座ボーナスについては、のちに口座開設ボーナスを受け取るために「はい、ボーナスの受け取りを希望します」を選択しておきましょう。
続いて投資家情報です。
それぞれの項目を選択していきましょう。
最後に口座パスワードを設定します。
ここで設定するパスワードは、XM会員ページへのログインや、MT5などの取引ツールから取引口座へログインする際にも使いますので、推測されにくいものを設定し、忘れないようにしましょう。
ここまで完了すれば最終の確認です。
内容を確認してチェックボックスにチェックを入れ、「リアル口座開設」をクリックします。ここで以下のようなメッセージが表示され、口座開設手続きは完了です。
この時点で登録メールアドレス宛に認証メールが届くため、そのリンクをクリックしてメールアドレスの認証を完了させましょう。これでXM会員ページへログインできるようになります。
基本的なXMの口座開設手続きは以上ですね。この後は本人確認や住所確認、そして口座開設ボーナスの申請を行う流れになります。
すべてのXMの口座開設手順について、詳しくは下記の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
KIWAMI極口座の追加開設手順
すでにXMで口座開設を行なっている既存ユーザーの場合は、追加口座としてKIWAMI極口座を開設しましょう。
追加口座を開設するには、XMの会員ページへログインした上で、上部メニューの「口座」から「追加口座開設」をクリックします。
「リアル口座開設」のページが開きますので、「取引口座詳細」の項目を選択していきます。
口座タイプとして「XMTrading KIWAMI極」を選択しましょう。
次に口座パスワードを設定、内容を確認します。
最後に「リアル口座開設」をクリックし、以下のようなメッセージが表示されれば、追加口座の開設手続きは完了です。
登録メールアドレスに口座番号(ID)とサーバー名を記したメールが届きますので、確認の上保管しましょう。
まとめ
XMの新しい口座タイプであるKIWAMI極口座は、入金ボーナスやXMポイント対象外というデメリットはありながらも、取引手数料不要の低スプレッドと、主要銘柄の多くでスワップフリーという点は非常に魅力的なメリットと言えるでしょう。
XMと言えば、キャンペーンなどだけではなく、約定力や取引環境の高さや、運営会社の安定度も評価されているナンバーワン海外FX業者です。そんなXMに新たな低スプレッド手数料不要の口座が加わったことにより、より弱点のないブローカーになったと言えますね。
口座開設も簡単な手続きで行えるため、取引環境を重要視するトレーダーはぜひ口座開設を検討しましょう。
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