FXでの利益の出し方と言えば、基本的にはトレードによる為替差益を狙う方法が一般的です。中にはポジションを保有することで獲得できるスワップポイントを、コツコツと貯めているという人もいるかもしれませんが、こちらの場合どうしても大きく稼ごうと思うとマイナーな通貨ペアに手を出すことになり、ややリスクが高くなりますね。
しかし海外FX業者のiForex(アイフォレックス)を利用すれば、スワップポイントのような不労所得に近い利益を、かなり低リスクに獲得できます。それが「3%利息支払いスキーム(キャッシュバック)」というもので、内容としては残高に応じた割合を毎月キャッシュバックするという、かなり珍しいもの。利息の場合、為替相場の影響を受けにくい低リスクな状態で利益を得られるため、まさに不労所得のイメージに近いですね。
iForexと言えば20年以上の取引実績がある海外FXの老舗であり、日本人トレーダーにとっても馴染み深いブローカーの1つ。実績から考えても、安心して利用できる海外FX業者であり、そんな業者が実施しているということもあって、これは非常に魅力的なキャンペーンと言えるでしょう。
本記事ではそんなiForexが提供している3%利息支払スキームについて、受け取り方や注意点を詳しく解説していきたいと思います。
iForexの特徴や評判、メリット・デメリットなどは下記の記事にまとめていますので、iForexという海外FX業者を詳しく知りたいという人は参考にしてください。
利息キャッシュバックを含めたiForexの全てのボーナスについては下記で詳しく解説しています。
iForexの3%利息支払いスキームとは
3%利息支払スキームの概要
iForexの3%利息支払スキームとは、簡潔に言うと口座の有効保有額に対して年率3%の利息を毎月支払うと言うもの。これは他の海外FX業者によくある入金ボーナスのように、トレードのみに使える出金ができないクレジットではなく、出金可能な現金として口座に反映されます。
3%というと少なく感じるかもしれませんが、国内銀行の普通預金利率などを考えれば、これはかなりの好条件と言えるでしょう。株式投資などであればもう少し高い運用利回りも期待できますが、利息であることを考慮すれば非常に魅力的ではないでしょうか。
3%利息支払スキームの対象者
3%利息支払スキームですが、口座に入金したすべてのユーザーが対象になるわけではありません。以下の3つの条件を、すべて満たす必要があります。
- 新規で口座を開設したユーザーで、なおかつ本人確認書類等を提出し、登録の手続きをすべて完了していること。
- 口座の有効保有額が1,000USD(相当額)以上を保っていること。
- 最後の取引活動から30日以上経過していないこと。
まず、この利息支払スキームは、既存の顧客を対象にしているものではありません。いわば、口座開設ボーナスや初回入金ボーナスと同じような位置付け、と言うことですね。(ただしこの利息キャッシュバックはかなり昔から実施されていますので、既存顧客でもすでに対象となっていることがほとんどです)
iForexで新しく口座を開設し、必要な登録手続きをすべて済ませた上で、1,000USD(相当額)以上の初回入金を行うこと。まずはこれが最初の条件になります。
そして、口座に入金するだけではなく、定期的に取引をしないと、利息受け取りの資格を維持できません。その取引条件が「最後の取引活動から30日以上経過していないこと」ですね。
ここで言う取引活動の内容は、具体的には以下を指します。
- 口座への入金
- 新規注文とポジション決済
- 未決済ポジションの保有
注文&決済をする通常のトレードに加えて、口座への入金や、ポジションを保有する行為が取引活動として許可されています。つまりこれらをしない期間が30日続くと、利息受け取りの権利も失ってしまうということですね。
上記の条件を満たす限り、口座の有効保有額に対して年率3%の利息を毎月受け取り続けることが可能です。
100%ウェルカムボーナスとの関連性
iForexが提供する新規ユーザー向けのキャンペーンとしては、初回入金時の「100%ウェルカムボーナス」もありますね。こちらは、1,000USD(相当額)を上限とした入金ボーナスとなっており、仮に1,000USDを入金すれば、同額のボーナスが付与され、2,000USDで取引をスタートできることになります。
それに対して、3%利息支払スキームは、口座にある「有効保有額」に対して利息が支払われる、と言うもの。「有効保有額」とは、一言で言うと出金可能な残高のことであり、ボーナスであるトレーディングチケットの金額は含まれません。そのため、ボーナスをどれだけもらっても、受け取れる利息が多くなるわけではなく、あくまでも入金額+利益に対してのみ、利息は発生します。
3%利息支払スキームと100%ウェルカムボーナスは、同じタイミングで獲得資格のあるキャンペーンですが、ボーナスはあくまでも初回利用時に自己資金を増やして有利にトレードするためのもの、利息はその後の利用実績などに応じて支払われるキャッシュバック、と考えるとわかりやすいでしょう。
またウェルカムボーナスはあくまでもトレードのみに使える(出金できない)トレーディングチケットですが、利息は出金可能な現金という点も大きな違いです。
iForexの3%利息支払いスキームの魅力
年利3%の利息ということは、100万円を預けている場合で考えて、年間3万円もの金額をほぼ何もせずに受け取ることができるということ。もちろん残高が多ければ、それに比例して利息も多くなります。
もちろんFXトレードや株式のようなアクティブな取引による利益と比べるとその額は小さく感じますが、その分リスクもほとんどありません。積極的な運用という訳ではなく、あくまでも余剰資産の運用として考えれば、かなり魅力的と言えるでしょう。
国内銀行における利息との比較
iForexの3%利息支払いスキームの場合、100万円の有効保有額に対する半年分の利息は、1万5,000円になります。それに対して、2020年5月時点での国内銀行の平均的な利息は、年利0.007%。仮に100万円を預けた場合、半年分の利息はわずか35円と、利息はほとんど有って無いようなものです。
もちろん銀行の預金と同じように比べることはできませんが、iForexの3%利息が破格の好条件であることがよく分かりますね。
IFCMarketsの利息キャンペーンとの比較
利息キャンペーンを提供している海外FX業者はiForexだけではありません。IFCMarketsというブローカーも、似たようなキャンペーンを実施しています。
しかし、IFCMarketsの利息の支払い条件はiForexと大きく異なり、下記の表のように月間の取引ロット数も加味される形ですね。
月間取引ロット数 | 年利率 |
10ロット以下 | 0% |
10ロット〜30ロット | 1% |
30ロット〜50ロット | 2% |
50ロット〜70ロット | 4% |
70ロット以上 | 7% |
IFCMarketsの場合、口座残高に対する利息という点では変わりありませんが、表の通りその利率は取引ロット数が多くなればなるほど、上がる仕組みになっています。
iForexの利息の条件は、取引ロット数に関わらず有効保有額に対して年率3%でしたね。しかしIFCMarketsで年率3%以上を得るためには、毎月50ロット以上の取引をしなければいけません。これは比較的大口のトレーダーでなければ、なかなか達成することが難しい取引量ではないでしょうか。
年利は3%と固定ではあるものの、利息を受け取るためのハードルが低いという点で、iForexは非常に良心的であると言えますね。ただし、月間50ロット以上の取引をするのであれば、IFCMarketsの利用も検討すべきです。
IFCMarketsの利息キャンペーンの詳細や、業者そのものの評判、メリット・デメリットは下記に詳しくまとめています。
3%利息支払いスキームの受け取り方
ここまでiForexの3%利息支払スキームの概要や魅力を解説してきましたが、ここからは実際に利息を受け取る場合の、具体的な計算方法や受け取り方の手順を説明していきたいと思います。
利息の計算方法
利息は1日毎に計算されますが、ここで言う「1日」とは、日本時間ではなくGMTで数えられます。毎日の終わり(GMT 23:59:59)に、有効保有額に対して年率3%のレートで計算されるということですね。ここで口座通貨が日本円の場合は四捨五入し整数にされます。
年率3%の利息の1日あたりの計算方法は、以下の通り。
ここで注意が必要なのは、有効保有額が多ければ多いほど無制限に利息が受け取れるというわけではない点。利息の対象となる有効保有額は1日あたり15万ドル(相当額)が上限となっています。もし有効保有額が上限を超えた場合は、利息は上限である15万ドル(相当額)を対象に支払われるということですね。
稀に利息の上限額が1日あたり15万ドルと解説しているサイトがありますが、利息キャッシュバックの額ではなく、あくまでも有効保有額の上限となります。有効保有額が15万ドルを超えていても、15万ドルの残高分に対してしか、利息は適用されません。
3%利息支払スキームを受け取る手順
利息は上述の計算式に従い日毎に計算し蓄積されますが、支払い自体は日毎ではありません。毎月5日に、利息の受け取り条件を満たしたユーザーの口座へ自動的に反映されます。
この利息の受け取りに際しては、特別な申請は必要ありません。先に説明した3%利息支払スキームの対象条件を満たす限り、ずっと受け取り続けることができるというわけですね。
利息の入金については、iForexの取引プラットフォームである「FXnet Trader」から確認することができるようになっています。
3%利息支払スキームの付与例
3%利息支払スキームの対象となる有効保有額は、最低の必要額が1,000USD(相当額) 、最大である上限金額が150,000USD(相当額)になります。日本円にすると、およそ10万円から1,500万円までになりますね。有効保有額に対してどれくらいの利息がつくのか、具体的に算出すると下記の表のようになります。
有効保有額 | 1年間の利息 | 月毎(31日分)の利息 | 日毎の利息 |
10万円(最低額) | 3,000円 | 255円 | 8円 |
50万円 | 1万5,000円 | 1,274円 | 41円 |
250万円 | 7万5,000円 | 6,370円 | 205円 |
800万円 | 24万円 | 2万384円 | 658円 |
1,500万円(最高額) | 45万円 | 3万8,219円 | 1,233円 |
(※わかりやすくするため、日本円で計算)
毎月の利息は有効保有額に加算・反映されることになりますので、複利的に運用することもできます。もちろんトレードに使用することもできますので、トレードによる利益と利息のダブルインカムで、より効果的に資産を増やしていくということもできますね。
3%利息支払スキームの注意点
期間内に必要な取引活動をこなすこと
3%利息支払スキームの適用条件はいくつかありますが、その中でもとりわけ注意したいものが、「最後の取引活動から30日以上経過しないこと」でしょう。取引活動には、入金や保有しているポジションを決済せずに持ち越すことも含まれますので、上手に活用したいですね。
有効保有額が1,000USD(相当額)を下回らないこと
有効保有額が1,000USD(相当額)を下回ると、3%利息支払スキームの適用対象外になってしまいます。これを防ぐためには、一時的な有効保有額の減少を考慮して多めに入金しておくことや、有効保有額が減ってきた場合に追加入金をして、1,000USD(相当額)以下になることを防ぐ、などの方法が考えられます。
利用規約違反をおかさないこと
3%利息支払スキームの獲得に際して、何らかの不正を働いたり、またはその疑惑を持たれるような行いをした場合、最悪の場合は口座にアクセスできなくなり、資金も凍結される恐れがあります。得る利息以上の資金を失うリスクもありますので、規約違反やそれに関わる行為は絶対にやめましょう。
まとめ
条件を満たせば毎月必ず入ってくる利益という点で、iForexの3%利息支払スキームは非常に魅力的です。積極的な取引や資産運用ほどの大きな利益は期待できませんが、ほぼノーリスクで得られる不労所得に近い利益ということを考えれば、十分に利用価値があると言えるでしょう。
特に余剰資産が多いトレーダーであれば、より効果的この利息スキームを活用できますので、これを機会に評価の高い老舗海外FXブローカーであるiForexを試してみるのも面白いのではないでしょうか。
iForexの口座開設手順やボーナスの申請方法は下記の記事にまとめていますので、口座開設を検討している人は参考にしてください。
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