15年以上の運営実績を誇り、業界最狭レベルのスプレッドと手数料の安さからスキャルピングトレーダーなどから高い人気を集めている海外FX業者Tradeview。ケイマン諸島金融庁CIMAの許認可を得ており、安心して利用できるブローカーの一つですね。
本記事では、そんなTradeviewの入出金における、手数料や着金時間、出金時の注意点、出金方法を解説していきたいと思います。
Tradeviewの入金方法
Tradeviewでは細分化すると23種もの入金方法に対応しています。まずはTradeviewの日本円に対応している入金方法や手数料について、一覧で確認していきましょう。
入金方法 | 対応通貨 | 手数料 | 着金時間 | 最低入金額※ | |
決済サービス | クレジットカード代行サービス(PCINS) | 日本円・米ドル・ユーロ・韓国ウォン | 無料 | 即日 | 1万円~10万円 |
bitwallet | 米ドル・日本円・ユーロ | ||||
クレジットカード | 米ドル・ユーロ・ポンド | 無料 | 即時 | ||
ALTERNATIVE METHODS | 米ドル・ユーロ・ポンド | ||||
Eウォレット | uphold | 米ドル・日本円・ユーロ・ポンド | 無料 | 即日 | 1万円~10万円 |
国内送金 | 日本円 | ||||
STICPAY | 米ドル・日本円・ユーロ・ポンド・カナダドル・人民元 | ||||
bitpay | ビットコイン・米ドル | ||||
PAYRETAILERS | 米ドル | ||||
South American Methods | 米ドル | ||||
fastpay | 米ドル・インドネシアルピア | ||||
TransferMate | 米ドル・ユーロ・ポンド・オーストラリアドル・カナダドル・スイスフラン・メキシコペソ・人民元 | ||||
PayTrust | ベトナムドン・バーツ・マレーシアドル・インドネシアルピア | ||||
海外銀行送金 | DBS | 米ドル・日本円・ユーロ・ポンド | 5,000円程度 | 1~3業日 | 1万円~10万円 |
GC PARTNERS | 米ドル・日本円・ユーロ・ポンド・オーストラリアドル・カナダドル・南アランド・スイスフラン | ||||
BMO | 米ドル・日本円・ユーロ・カナダドル・ポンド | ||||
Currencycloud | 米ドル・日本円・ユーロ・ポンド | ||||
banregio | 米ドル・メキシコペソ | ||||
BANCO PICHINCHA | 米ドル | ||||
FIDELITY | 米ドル | ||||
Interbank | 米ドル |
※最低入金額は、取引口座毎に異なります。
入金方法は大別すると、海外銀行送金・決済サービス・Eウォレットの3種類です。全て入金方法を選んだ後に、会員ページから金額などを入力する形ですね。
海外銀行送金は8種類、決済サービスは4種、Eウォレットは9種類のサービスに対応していますが、手数料・着金時間等は入金手段の大区分ごとに決まっている形ですね。決済サービス・Eウォレットでは入金手数料が無料となっていますが、海外銀行送金は5,000円程度の手数料がかかるので注意しましょう。
着金反映時間は、決済サービス・Eウォレットは即日反映、海外銀行送金は最大で3営業日となっています。最低入金額は、全ての入金手段で1万円に設定されていますね。
それでは、各入金方法の詳細を確認してきましょう。
海外銀行送金
Tradeviewでは、DBS・GC PARTNERS・BMO・Currencycloud・banregio・BANCO PICHINCHA・FIDELITY・Interbankの8つの海外送金サービスに対応しています。8種類の送金サービスの違いは対応している通貨ですね。
DBS・GC PARTNERS・BMO・Currencycloudは日本円、米ドルなどに対応している一方で、banregio・BANCO PICHINCHA・FIDELITY・Interbankは日本円に対応しておらず、米ドルやその他所外国通貨にのみの対応となっています。日本円を基本に送金したいトレーダーであれば、DBS・GC PARTNERS・BMO・Currencycloudがメインの利用方法となるでしょう。
海外銀行送金は、手数料が高く、着金反映にも時間がかかるというデメリットがあります。Tradeviewの海外銀行送金でも、入金手数料は1回あたり5,000円程、入金指示してから取引口座に資金が反映されるまでに最大で3営業日かかってしまいますね。
3種のカードとも、入金にかかる手数料は無料、入金データはタイムリーに取引口座に反映されます。1回あたりの入金額は1万円からに設定されているので、入金前には最低でも1万円を用意しておきましょう。
決済サービス
Tradeviewの決済サービスには、クレジットカード代行サービス(PCINS)・bitwallet・クレジットカード・ALTERNATIVE METHODSの4つに対応しています。このうち日本円での入金が可能な手段は、クレジットカード代行サービス(PCINS)・bitwalletの2つのみ。
クレジット決済代行サービスでは、PCINS社のサービスと連携しており、入金手数料は無料となっています。ただし、クレジット代行サービスを利用する場合、サービス利用料として入金額の1~10%程度の手数料をPCINSに支払う必要があるので注意しましょう。
bitwalletは有名なオンラインウォレットサービスの一つで、海外FXトレーダーの間でも大人気の決済手段ですね。クレジット決済代行サービス同様、bitwalletからiForex口座への入金では手数料はかかりませんが、銀行口座→bitwallet口座に入金するための手数料は別途かかるため注意しましょう。
bitwalletアカウントへの入金手数料は以下の通りです。
入金方法 | bitwalletアカウントへの入金手数料 |
銀行振込 | 入金額の0.5% |
クレジットカード入金 | 入金額の8~8.5% |
決済サービスでの入金は、資金がTradeview口座に入金されると、取引口座にも即時反映されすぐに取引が可能となります。また、最低入金額は1万円以上です。
トータルで見るとbitwalletを使った入金が利便性、手数料ともに優れており、最もおすすめの入金手段と言えます。
Eウォレット
Eウォレットでの入金では、uphold・国内送金・STICPAY・bitpay・PAYRETAILERS・South American Methods・fastpay・TransferMate・PayTrustの9つのサービスに対応しています。このうち日本円での入金が可能な手段は、uphold・STICPAY・国内送金の3つですね。
upholdは、ビットコインで国際送金できるウォレットサービス。世界での利用者数は約200万人で、海外での評価が高いことが特長です。ただし、upholdを使える海外FX業者はほとんどなく、汎用性が低いことが難点と言えるでしょう。また日本円には対応しているものの、公式サイトが日本語非対応等、日本語でのやりとりができないこともデメリットの一つです。
STICPAYは、bitwalletと同じく海外FXトレーダーの間で人気のあるオンラインウォレットサービスですね。用途の多様性や充実した日本語対応が魅力であり、有効性や将来性が期待されています。STICPAY口座→FX口座への入金手数料は無料ですが、銀行口座→STICPAYアカウントに入金するための手数料が別途かかります。
STICPAYアカウントへの入金手数料は以下の通り。
入金方法 | STICPAYアカウントへの入金手数料 |
銀行振込 | 入金額の1% |
クレジットカード入金 | 入金額の3.85% |
国内送金は、決済代行業者を利用しているため「Eウォレット」の扱いとなっていますが、実質的には国内銀行送金と相違ありません。手数料も無料で着金時間も短いため利便性は高いですが、一回の入金上限額が30万円かつ月3回までしか利用できないという制約には注意しましょう。
一度の入金額が少なく、入金頻度も低い人は国内送金がおすすめです。
入金時の注意点
取引口座名義と入金元口座名義は一致していなければならない
入金する際にはTradeviewの取引口座名義と入金元の銀行口座やウォレットサービス等の口座名義が一致している必要があります。
口座名義の一致しない第三者からの入金の場合、たとえ家族や親族であっても入金を行うことはできません。入金は必ず自分名義の口座から行いましょう。
入金方法によって出金方法も決まる
海外FX業者の多くはマネーロンダリング防止の観点から、入金方法と出金方法を一致させるようルール化しており、Tradviewでも原則、入金方法と同じ方法で出金しなければならないという制約があります。
この制約を無視して出金を行うと、脱税やマネーロンダリングの疑惑から運営停止や罰金などの厳しい処分を受ける可能性があるので、入金する際に出金のことまで考えたうえで入金方法を考えるよう注意しましょう。
口座タイプによって最低入金額が異なる
Tradeviewは利用している口座タイプによって最低入金額が異なります。Tradeviewには「ILC口座」、「MT5口座」、「cTrader口座」、「Viking口座」、「XLeverage口座」の5つの口座タイプがありますが、各口座タイプ毎の最低入金額は以下の通りですね。
口座タイプ | 最低入金額 |
ILC口座 | 10万円 |
MT5口座 | |
cTrader口座 | |
Viking口座 | |
XLeverage口座 | 1万円 |
XLeverage口座の場合は1万円から入金できますが、その他4つの口座は最低でも10万円が必要になる点に注意しましょう。
Tradeviewの出金方法
続いてTradeviewの口座からの出金方法や手数料について、一覧で確認していきましょう。
出金方法 | 手数料 | 着金時間 | 利益の出金 |
海外銀行送金 | 5,000円 | 3~7営業日 | 可能 |
クレジットカード | 無料 | 1営業日~4週間 | 不可 |
bitwallet | 924円 | 即時 | 可能 |
STICPAY | 出金額の2.5%+0.3ドル | 即時 | 可能 |
BitPay | 無料 | 数営業日 | 可能 |
uphold | 無料 | 即時 | 可能 |
Fasapay | 出金額の0.5% | 即時 | 可能 |
出金方法は上記の7つです。どの出金手段も会員ページの出金フォームから金額などを指定して申し込むという形ですね。
海外銀行送金では2,000円がTradeviewへの出金手数料として発生します。加えて、銀行口座への振込手数料が別途3,000円かかるため、海外銀行送金での出金には合計で5,000円の費用が発生することになりますね。着金の反映時間も最大7営業日と長めなので、あまりおすすめできる出金手段とは言えないでしょう。
クレジットカードでの出金は手数料がかかりませんが、こちらはあくまでもクレジットカード入金に対しての返金という扱いになるため、利益分の出金はできず実質出金手段として選択することはできません。
bitwalletでの出金では、tradeview→bitwallet口座の出金手数料で100円、bitwallet→銀行口座で一律824円の手数料がかかります。着金反映は即時で利益の出金も可能のため、bitwalletは入金と同じく出金においても最もおすすめできる送金手段と言えるでしょう。
STICPAYは着金時間は即時で利益の出金も可能となっていますが、出金手数料が出金額の2.5%+0.3ドルかかってしまう点がデメリットです。出金額が多くなればなるほど手数料負担は大きくなるため注意が必要ですね。
Bitpayは出金手数料は無料、利益の出金も可能となっています。着金の反映には数日かかる点以外は使いやすい出金手段と言えるでしょう。
upholdは、手数料無料・着金即時反映・利益出金可能の3拍子が揃った優れた出金手段です。海外では利用者も多く評判が高いことが特長ですね。ただし、tradeview以外のほとんどの海外FX業者では利用できないため、汎用性の低さは難点と言えます。
Fasapayは、出金手数料として出金額の0.5%がかかります。その他の条件はBitpayと変わらないため、Bitpayの方が有利に出金できます。
出金時の注意点
クレジットカード入金の場合、利益分の出金は銀行送金のみ
Tradeviewでは前提として、入金したときと同じ経路で出金しなければなりません。さらにクレジットカードはその性質上、出金ではなく決済の取り消しもしくは返金という扱いになるため、入金額を超える分の出金は自動的に海外銀行送金になります。
例えばクレジットカードで入金した10万円を運用して残高が20万円になった際に、全額出金した場合は10万円は優先的にクレジットカードでの出金、残った利益分の10万円は、強制的に銀行送金での出金となります。
他の入金手段の場合、利益分も含めて出金できるため便利かつ手数料も安く抑えられますが、クレジットカードの場合、利益分の出金で海外送金の手数料5,000円が必ずかかってしまうため注意しましょう。
海外銀行送金出金不可の銀行がある
以下の6つの銀行では、海外銀行送金による出金ができません。
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行
- ペイペイ銀行
- じぶん銀行
- 新生銀行
上記の銀行は海外銀行からの送金サービスに対応していないため、出金先に指定することができません。入金はできても出金ができないため、入金前に海外送金に対応している銀行口座を用意しておきましょう。
まとめ
Tradeviewでは入出金手段は多く用意されているものの、実質bitwallet以外はあまり利用するメリットがないと言えるのが現状です。もちろんビットコインなどを入出金手段にしたい場合は別ですが、日本円による送金をメインで考えるのであれば、bitwalletが最もおすすめの手段と言えますね。
Tradeviewは15年以上の長い運営実績を誇りその入出金スキームは非常に安定しているため、安心して利用できる業者であることは間違いありません。利用を検討しているトレーダーは、Tradeviewの魅力でもある業界最狭レベルのスプレッドと低い手数料をぜひ活用してみてください。
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