iForexのスワップポイント一覧、日本円換算値、確認方法や付与時間、計算方法などを総まとめ！

1996に設立され、25年以上の運営実績を持つ海外FX業者iForex。高額な入金ボーナスや狭いスプレッドに加え、ロスカット水準0%という手持ちの資金を最大限活用できる設定により、初心者からベテラントレーダーまで利用しやく人気も高い老舗ブローカーですね。

そんなiForexですが、取引プラットフォームとして標準的なMT4/MT5が利用できず、独自のウェブトレーダーによる取引になるため、他の海外FX業者とはスワップポイントの見方に少し異なる部分があります。そのため、iForexのスワップポイントは分かりにくい、と感じている人も多いかも知れませんね。

しかし実は、iForexのスワップポイントは他の業者と比較しても高い水準となっており、さらに取引ツールを使って日本円換算のスワップポイントをリアルタイムで瞬時に確認できるという利点もあります。そこで本記事では、iForexのスワップポイントについて、計算方法や確認方法を詳しく解説。3倍ルールなどの注意点も説明していきたいと思います。

スワップポイントとは

スワップポイントとは、その銘柄に関連する通貨の金利などに基づいて計算される調整額のことです。

FXの場合は、ペアになっている通貨の金利差調整分として発生しますが、それ以外の株価指数や商品などの取引においても、スワップポイントは発生します。

スワップポイントは、買う場合と売る場合では異なる金利割合が設定されている場合が多いのですが、その多くはマイナス値。そのためスワップポイントは、基本的に日付をまたいでポジションを保有する際の必要経費と考えた方が良いでしょう。

ただし、高金利通貨と低金利通貨がペアになっているFX銘柄では、ポジションの方向によっては大きめのプラススワップになる場合があり、それを利用した長期保有型のトレードも可能となっています。

iForexのスワップポイント計算方法

iForexの場合、後述する取引ツールから簡単に日本円換算のスワップポイントを確認できるため、手動で計算することはほぼないと思いますが、参考情報としてスワップポイント計算方法を説明しておきたいと思います。

iForexでは、オーバーナイト金利割合と取引量から計算可能

iForexでは提供する全銘柄で、設定された「オーバーナイト金利割合」に基づいて日本円換算のスワップポイントを計算できます。

1日分のスワップポイントの計算式は、以下のようになります。

例1）ドル円のスワップポイント計算方法

2022年7月11日のドル円でのオーバーナイト金利割合は、以下のように設定されています。

買い：0.00447%
売り：-0.00997%

もし10万通貨を買った場合のスワップポイントは、以下のように計算できます。

[100,000×136](取引量)×[0.00447%÷100](オーバーナイト金利割合)
＝約612円(1日のスワップポイント)

例2）ユーロドルのスワップポイント計算方法

2022年7月11日のユーロドルでのオーバーナイト金利割合は、以下のように設定されています。

買い：-0.01281%
売り：0.00225%

もし10万通貨を買った場合のスワップポイントは、以下のように計算できます。

[100,000×1.01800](取引量)×[-0.01281%÷100](オーバーナイト金利割合)×136(決済通貨と日本円のレート)
＝約-1,812円(1日のスワップポイント)

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主な通貨ペアの日本円換算スワップポイント

ここからは、主な通貨ペアの日本円換算スワップポイントを確認していきたいと思います。

取引されることの多いメジャー通貨ペアやクロス円通貨ペアと、プラススワップの大きい通貨ペアについて、順番に見ていきましょう。

主要通貨ペアの日本円換算スワップポイント

まずは、メジャー通貨ペアやクロス円通貨ペアのスワップポイントを確認します。

以下表は、2022年7月11日時点での、10万通貨を取引した場合の1日分のスワップポイントです。

メジャー通貨ペアにしてはマイナススワップが大きいように見えますが、計測した時点では他の海外FX業者でも同様の水準だったため、iForexのスワップ条件が特別に悪い訳ではありません。

スワップポイントは、市場の状況に合わせて短い期間内でも変動する可能性があるため、その点には注意したいですね。

プラススワップの大きい通貨ペア・トップ5

続いて、プラススワップの大きい通貨ペアの上位5通貨ペアを確認したいと思います。

以下表は、2022年7月11日時点での、10万通貨を取引した場合の1日分のスワップポイントです。

他の海外FX業者の場合は、トルコリラなどを含む通貨ペアが高プラススワップの通貨ペアの上位に入ることが多いのですが、iForexではハンガリーフォリントを含む通貨ペアで、高いプラススワップになっていることが多い傾向がありますね。

ただしこれは計測時点でのスワップポイントであり、日々変動が発生するため、長期保有のトレードをする場合は、必ず現在のスワップレートを確認するようにしましょう。

またこうした高金利通貨と低金利通貨の組み合わせになっている通貨ペアでは、高金利通貨を買って低金利通貨を売る取引ではスワップ益がでますが、反対方向の取引ではより多くのスワップ損が発生する点も注意してください。

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iForexのスワップポイント一覧

ここからは、iForexのオーバーナイト金利割合(スワップレート)の一覧を確認したいと思います。

スワップレートは2022年7月11日時点のものです。

FX通貨ペア

株価指数・商品・仮想通貨 CFD

iForexでは100以上の株価指数・商品・仮想通貨CFD銘柄が取引可能となっています。

リアルタイムのオーバーナイト金利割合は、iForex公式サイトの取引条件のページ中段にある「指数・商品・仮想通貨CFD」→「＋オーバーナイト金利」から確認できるほか、取引ツールからも日本円換算値が確認可能です。

株式・ETF CDF

iForexでは900以上の株式・ETF CDF銘柄が取引可能となっています。

リアルタイムのオーバーナイト金利割合は、iForex公式サイトの取引条件のページ中段にある「株式・ETF CDF」→「＋オーバーナイト金利」から確認できるほか、取引ツールからも日本円換算値が確認可能です。

iForexのスワップポイント確認方法

iForexのスワップポイントを確認するには、公式サイトから確認する方法と、取引ツールの「商品情報」から確認する方法の2つがあります。

ここからは、それぞれの方法を順番に見ていきましょう。

公式サイトから確認する方法

iForex公式サイトからスワップポイント(オーバーナイト金利割合)を確認するには、ページの最下部にあるフッターメニューから、「ご利用にあたって」→「取引条件」を選択します。

取引条件のページが開いたら、少し下へスクロールし、各銘柄の「＋オーバーナイト金利」の項目を開きましょう。

展開した部分を下へスクロールすると、現在のオーバーナイト金利割合を確認できます。

会員ページの取引画面から確認する方法

iForexで口座開設しているユーザーの場合は、取引ツールから会員ページへログインし、「取引」画面の「商品情報」からも確認できます。

商品情報では、1万通貨取引時の1日分の日本円換算スワップポイントと、オーバーナイト金利割合の両方が表示されているため、手軽にスワップポイントを確認できますね。

iForexでは標準的なMT4やMT5ではなく、ブラウザで動作する独自ツールを使って取引をする形になるため、やや使い勝手が悪いと感じる人も多いかもしれませんが、スワップポイントを簡単に確認できる点などは、こうした独自ツールの便利なところでしょう。

iForexのスワップポイントでのルール・注意点

最後に、iForexのスワップポイントについて、ルール・注意点を確認したいと思います。

1週間の最後の取引日は、スワップポイントが3倍になる

保有しているポジションの金利差の調整は、市場が閉場して取引のない土日の間も必要です。そのためiForexでは、その2日分のスワップポイントは1週間の最後の取引日に反映されることになります。そのため、通常は金曜日のスワップポイントが3倍になりますね。

金曜日から土曜日にかけての日付変更時のスワップポイントは、その時に保有しているポジションに対して反映されます。土日をまたいだポジションの有無にかかわらず3倍スワップポイントが発生しますので、あらかじめ知っておいた方が良いでしょう。

ただし、仮想通貨CFDのみは土日の間も取引されているので、この「3倍ルール」には該当せず、毎日1日分のスワップポイントが発生します。

まとめ

iForexのスワップレートはオーバーナイト金利割合で表されており、数字の桁数が多くて少々分かりにくい部分もありますが、計算方法自体は比較的シンプルです。また、iForexで口座開設をすれば、取引画面から簡単に日本円でのスワップポイントを確認できますね。

iForexでは1,000ドルまでの100％入金ボーナスをはじめとしたキャンペーンも充実しており、さらに比較的スワップポイントが高く設定されているため。スワップポイント狙いの長期保有トレードも取り組みやすいのではないでしょうか。海外FX業者の選択で運営実績も重視する人などは、この機会にiForexも候補に入れてみてください。

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