Genetradeは2014年設立のベリーズに本拠地を置く海外FX業者です。日本への本格参入は2018年ごろですが、公式サイトは全体に十分な日本語化がされており、整備されて読みやすい印象ですね。その一方で、新興ブローカーのためか情報やレビューはほとんど見当たらないため、比較的知名度は低い海外FX業者かも知れません。
そんなGenetradeの魅力としては、最大1,000倍のレバレッジや、約定拒否がなく全取引の99.99%を1秒以下で約定する取引環境などが挙げられるでしょう。またベリーズ国際金融サービス委員会の金融ライセンスを取得し、ある程度信頼性が確保されている点や、日本在住者限定の口座開設ボーナスや入金ボーナスキャンペーンを提供していることなどもポイントと言えますね。
そこで本記事では、口座開設ボーナス・入金ボーナスを活用してトレードしたい人や、新しいFXブローカーを開拓したい人などのために、Genetradeの魅力やメリット・デメリットを分かりやすく解説したいと思います。
Genetrade最大の魅力は、5,000円の口座開設ボーナスと最大25万円の入金ボーナス
まずはGenetradeを利用する上で最も大きな魅力である、口座開設ボーナスと入金ボーナスの各種キャンペーンについて確認していきたいと思います。
5,000円の口座開設ボーナス
Genetradeの口座開設ボーナスは、新規でリアル口座(スタンダード口座・マイクロ口座)を開設するユーザーを対象にしたボーナスキャンペーンですね。公式サイト内には「*こちらのプロモーションは期限切れです」との表示がありますが、日本在住のユーザー限定で現在も行われています。
口座開設ボーナスは、新しく口座開設をして本人確認手続きを完了すれば、入金不要で自動的に取引口座へ反映されます。金額は5,000円となっており、取引用の証拠金として使うことができます。
口座開設ボーナスを使って取引を行った場合、獲得した利益は上限金額なく出金可能です。ただし、ボーナス自体を出金することはできず、出金手続きを行うとすべてのボーナスは消滅する点は注意しましょう。
また口座開設ボーナスによる利益を出金する場合は、以下の取引条件を満たす必要があります。
- 出金のために必要な取引量として、2ロット以上の取引を行うこと
- 5分以上ポジションを保持した取引が、必要な取引量にカウントされる
- 口座開設ボーナスの獲得は1ユーザーにつき1回のみで、不正な方法での獲得は禁止
入金不要でリアルトレードに挑戦ができますので、5,000円からコツコツと取引したり、レバレッジをかけて大きく増やしたりなど、いろいろな使い方ができるでしょう。
最大25万円の50%入金ボーナス
Genetradeでは、2,500ドル(相当額)を上限とした50%入金ボーナスキャンペーンも行っています。ボーナス残高がある限りは入金のたびに自動的に付与されるため、一度に全額を獲得する必要はありません。少しずつ入金しても、その都度上限額まではボーナスをもらうことが可能です。
本入金ボーナスは入金額の50%をボーナスとして付与する仕様となっているため、ボーナス対象となる入金額の上限は5,000ドル(相当額)ということになりますね。また、ボーナスを使って獲得した利益は出金条件なく自由に出金可能ですが、出金するとその時点までに獲得した口座内のボーナスは全額消滅します。
50%入金ボーナスのその他の条件は以下のようになります。
- スタンダード口座・マイクロ口座の両方でもボーナスは獲得可能
- ボーナス獲得のための入金額の条件はなし
資金を1.5倍にできるボーナスということで、少ない資金でも取引を始められたり、証拠金に対する自己資金比率を下げてリスクを低減するなど、有効活用しやすいボーナスと言えるでしょう。
Genetradeの特徴と評判 〜メリットとデメリット〜
続いて、ボーナスキャンペーン以外でのGenetradeのメリット、そして注意したいデメリットについて見ていきたいと思います。
口座タイプは2種類。マイクロ口座の提供もあり
Genetradeでは、スタンダード口座とマイクロ口座の2つの口座タイプを提供しています。スタンダード口座は「1ロット=10万通貨」と言う海外FXでは一般的なロットサイズで取引ができ、マイクロ口座は「1ロット=1,000通貨」の少額取引が可能です。
口座タイプ | スタンダード口座 | マイクロ口座 |
口座通貨 | USD/EUR/GBP/JPY/HUF/PLN/ZAR | USD/EUR/GBP/JPY/HUF/PLN/ZAR |
最大レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 |
1ロットの通貨量 | 10万通貨 | 1,000通貨 |
最小ロット数 | 0.01(1,000通貨) | 0.01(10通貨) |
ドル円の平均スプレッド | 1.6pips | 1.6pips |
取引手数料 | なし | なし |
最低入金額 | 5ドル | 5ドル |
ボーナス | 利用可能 | 利用可能 |
どちらの口座タイプも、Genetradeの大きなメリットであるボーナスキャンペーンを利用できます。基本的にはスタンダード口座がおすすめですが、初心者やお試しでの利用においては、少額から取引可能なマイクロ口座を選択しても良いでしょう。
またGenetradeでは、追加口座の開設によって最大で10口座を利用することができます。用途に合わせて口座タイプを使い分けても良いですね。
最大1,000倍のレバレッジで取引可能。ゼロカットもあり
Genetradeの最大レバレッジは1,000倍と高く、レバレッジを活かした資金効率の良いアクティブな取引や、少ない資金からでも本格的な取引が可能です。
レバレッジが1,000倍もあれば、証拠金に対して取れるポジションサイズの幅がかなり広がりますね。例えば1万円の証拠金でも最大で10万通貨程度のポジションを持つことが可能です。スタンダード口座の最小ロットである0.01ロットを取引するために必要な証拠金がわずか100円程度となっており、トレーダーにとっては大きなメリットと言えるでしょう。
さらにGenetradeではゼロカットにも対応しており、万一口座内の証拠金がマイナスになったとしてもユーザーが追証を払う必要はありません。最大損失を入金額までに限定できるので、万一の際も安心してトレードができます。
ただし高いレバレッジは取引の仕方によっては急速に損失を拡大させる可能性もあります。基本的にはトレーダーに有利に働くハイレバレッジですが、取引するロットの設定や資金管理を正しく行ってリスクはしっかり回避するようにしましょう。
約定拒否なし。透明性の高い環境で取引ができる
GenetradeではNDD方式を採用しており、顧客の注文はディーリングデスクを介さず市場価格で決済・約定されます。99.99%を1秒以下で約定するスピードに加えて約定拒否もないため、透明性が高く安定した環境で取引を行えます。
公式サイト・サポート共に、十分日本語に対応している
Genetradeの公式サイトとカスタマーサポートは、十分に日本語対応しています。分からないことの多く公式サイト内で確認できますし、詳しく問い合わせたいことはライブチャットやメールなどを利用して、日本語によるサポートを受けられます。
bitwallet入出金に対応している
Genetradeが対応している入金方法は、大きく分けて以下の2つです。
- クレジットカード
- オンラインウォレット
クレジットカードではVISAやMasterCardが利用可能で、オンラインウォレットでは日本在住のユーザーの場合はbitwalletが利用可能。どちらの方法でも口座への入金手数料は無料です。
出金の際は、クレジットカードで入金した場合は入金額までは優先的に同カードへ返金し、利益分はbitwalletまたは海外送金で出金する形になります。bitwalletで入金した場合は、同bitwallet口座への出金が可能です。
入金手段の選択肢としては少なく利便性に劣りますが、使い勝手の良いbitwalletに対応している点は評価できるのではないでしょうか。
スプレッドは狭くはない
GenetradeではECN口座のような低スプレッド口座は提供しておらず、またスタンダード口座やマイクロ口座のスプレッドは決して狭い方ではありません。
以下はメジャー通貨ペアでの、主要市場が開場している時間帯での平均スプレッドです。
スタンダード・マイクロ口座 | |
EURUSD | 1.6pips |
USDJPY | 1.7pips |
GBPUSD | 2.4pips |
AUDUSD | 1.9pips |
USDCHF | 2.2pips |
また口座開設ボーナスや入金ボーナスは提供しているものの、取引コストの還元とも言えるキャッシュバック系のキャンペーンは行なっていません。そのため取引コストで言えばやや高めの海外FX業者となるため、その点は念頭に置いておいた方が良いですね。
取引ツールはMT4のみ
Genetradeで利用可能な取引ツール(プラットフォーム)はMT4のみです。MT5やその他のツールには対応していません。Genetradeでは、PC、Android、iOS、ウェブトレーダーに加えてMacでも使えるMT4(Mac OSのバージョンによっては動作しない可能性もある)を提供しており、一通りの動作環境に対応できます。
MT4自体は非常に高機能のツールですが、他の取引ツールを愛用している方にとっては少々物足りないかも知れませんね。
取引可能銘柄はFX通貨ペア・株価指数・貴金属のみ
海外FXでは非常に多くのジャンルから取引銘柄を扱っているブローカーも少なくありませんが、Genetradeの取扱いジャンルの範囲は最小限度に絞られており、FX通貨ペア・株価指数・貴金属のみとなっています。
顧客資金は分別管理
Genetradeでは、顧客資金を分別管理によって管理しています。
分別管理とはブローカーの運営資金とは別の銀行口座で顧客資金を管理する方法で、海外FXとしては一般的な方法と言えますね。しかしより安全性が高い信託保全とは異なり、万一業者が破綻した場合には預けた資金が必ず返還される保証はありません。
Genetradeが破綻する可能性は低いとは思いますが、念のために利益は取引口座に貯めずに出金するなどの対策をとっておいた方が良いかも知れません。
Genetradeの利用をおすすめする相性の良いトレーダー
ここまでGenetradeの特徴をご説明してきましたが、ここからはGenetradeと相性の良いトレーダーについて見ていきたいと思います。
口座開設ボーナスを獲得して、リスクをかけずにリアルトレードをしたいトレーダー
Genetradeの魅力であり、口座開設をしてみる大きなモチベーションになるのが、口座開設ボーナスの提供でしょう。入金不要で5,000円の取引専用の証拠金が付与され、利益は全額出金が可能です。当然のことですが、万一の際にも追証はありません。
口座開設ボーナスを利用することで自己資金をリスクにさらさずにリアルトレードに挑戦できますので、トレード経験を積みたい人や、お試しで新規業者を利用したいトレーダー、少額から大きく勝ちたい腕自慢の人にとってもおすすめです。
ある程度FX経験があり、新規開拓してみたいトレーダー
十分に日本語対応されており使いやすいGenetradeですが、比較的新しいブローカーであり知名度や信頼性という点ではやや劣る面があります。
そのため、初めてFXトレードや海外FXに挑戦する人よりも、多少の海外FX経験があり慣れているトレーダーの方がより向いているでしょう。入金手段がクレジットカードとbitwalletしかないことも、初心者の方にとってはハードルを上げる要因になるかも知れません。
しかしある程度経験のある方にとっては、Genetradeのボーナスキャンペーンはなかなか美味しいため、新規開拓する業者としては魅力があるのではないでしょうか。
まとめ
Genetradeは最大1,000倍のレバレッジや口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーンの提供など、挑戦するメリットが分かりやすい海外FX業者ではないでしょうか。取引ツールやMT4しかないことやスプレッドの狭さなど少々デメリットもありますが、キャンペーンなどに魅力を感じれば、口座開設する価値はあると言えるでしょう。
ただ海外FX自体が初めてという場合や、あまり海外FXの経験がないトレーダーにとっては、全面的におすすめできる業者と言う訳でもありません。そのような場合は当サイトの海外FX業者総合ランキングなどを参考に、より信頼性が高く実績のある海外FX業者をまずは選ぶようにしましょう。
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