2019年からサービスを開始したFXGTは、セーシェル金融庁の規制の下で運営を行なっている海外FX業者です。豊富なボーナスキャンペーンはもちろん、FX・仮想通貨(暗号資産)取引などの質の高い取引環境によって、新興ブローカーながら人気の高い1社となっていますね。当サイトにおける海外FX業者総合ランキングにおいても、FXGTは第4位と老舗の大手業者にも負けないランクを獲得しており、運営実績の短さを考慮すれば異例の人気と言えるでしょう。
そんなFXGTですが、2021年6月に最大レバレッジが従来の500倍から1000倍へ引き上げられており、さらに取引環境が強化されました。最大1000倍のレバレッジは、FX取引だけではなく仮想通貨取引も対象になっており、一般的な海外FX業者の仮想通貨取引でのレバレッジが最大でも数十倍〜数百倍であることを考えると、そのスペックの差は歴然ですね。
そこで本記事ではFXGTのレバレッジについて、ルールやメリット、新設されたスタンダードFX口座の詳細などを分かりやすく解説。FXGTのレバレッジ制限の詳細や注意点、他社との違いなどもあわせて説明していきたいと思います。
FXGTでは入金ボーナスをはじめとして毎月様々なキャンペーンが実施されています。
10月は3000円の新規口座開設ボーナスキャンペーンと、初回入金100% + 通常入金30%の入金ボーナスキャンペーンに加え、期間限定でFX専用口座開設キャンペーン(10月4日〜10月11日)、新規登録5000円(10月6日〜10月12日)、取引キャッシュバック(未定)などを開催中。詳しくはFXGT公式サイトのキャンペーンページをご覧ください!
FXGTのレバレッジ概要・ルール
最初はFXGTの銘柄ごとの最大レバレッジ、そして口座タイプごとのレバレッジ規制のルールなどについて見ていきましょう。
また、2021年6月から提供されている最大1000倍のレバレッジを既存ユーザーが利用するには、マイページから自分で口座レバレッジの変更申請をする必要があります。ここではレバレッジの変更方法についても合わせて確認したいと思います。
取引銘柄ジャンルごとの最大レバレッジ一覧
FXGTでは、FX通貨ペア・仮想通貨ペアともに最大1000倍のレバレッジで取引ができます。そしてその他の銘柄でも、ジャンルごとに最大レバレッジが設定されています。
まずはFXGTが扱うジャンルと銘柄ごとに、最大レバレッジを確認しましょう。
FX通貨ペア:最大レバレッジ1000倍
EURUSD | GBPJPY | AUDCHF | EURNOK | USDNOK |
GBPUSD | EURAUD | NZDCHF | EURPLN | USDPLN |
AUDUSD | GBPAUD | AUDNZD | EURSEK | USDRUB |
USDJPY | EURCAD | EURNZD | EURTRY | USDSEK |
USDCAD | GBPCAD | GBPNZD | USDCNH | USDSGD |
EURGBP | AUDJPY | GBPCHF | USDCZK | USDTRY |
EURCHF | AUDCAD | CADJPY | USDDKK | USDZAR |
NZDUSD | NZDJPY | CADCHF | USDHKD | TRYJPY |
USDCHF | NZDCAD | EURDKK | USDHUF | |
EURJPY | CHFJPY | EURHUF | USDMXN |
仮想通貨(暗号資産)ペア:最大レバレッジ1000倍
BTCUSD | XRPBTC | ADAJPY |
BTCJPY | ETHBTC | ADAEUR |
ETHUSD | LTCBTC | XLMUSD |
ETHJPY | BTCEUR | XLMBTC |
XRPUSD | BCHEUR | XLMJPY |
XRPJPY | LTCEUR | XLMEUR |
LTCUSD | ETHEUR | DOTUSD |
LTCJPY | XRPEUR | DOTBTC |
BCHUSD | ADAUSD | DOTJPY |
BCHJPY | ADABTC | DOTEUR |
シンセティックペア:最大レバレッジ100倍
BTCNAS | BTCAMZ | BTCXAG |
BTCDOW | BTCTWR | BTCUSO |
BTCAPL | BTCXAU | BTCSPX |
BTCFCB |
貴金属:最大レバレッジ200倍
XAGUSD | XAUUSD |
エネルギー:最大レバレッジ100倍
UKOil | USOil | NGAs |
株価指数:最大レバレッジ100倍
US30 | JP225 | FRA40 |
US100 | UK100 | AUD200 |
US500 | GER40 |
GTi12:最大レバレッジ100倍
GTi12 |
株式:最大レバレッジ50倍
#AAPL | #DAL | #NVDA |
#AMZN | #DIS | #PFE |
#BABA | #EBAY | #PYPL |
#BAC | #FB | #SNAP |
#BBBY | #GOOGL | #TSLA |
#BP | #INTC | #TWTR |
#BX | #JNJ | #V |
#C | #LYFT | #WMT |
#COST | #MSFT | #XOM |
#CSCO | #NFLX | #YNDX |
FXGTの多くの口座タイプでは、取引量によってレバレッジ制限が行われる
FXGTでの取引は、基本的には上の表にある最大レバレッジ内で可能です。しかし多くの海外FX業者と同じく、FXGTでも取引規模が大きくなった場合にはレバレッジ制限が行われます。
一般的な海外FX業者では、レバレッジは口座残高によって制限されますが、FXGTの多くの口座タイプでは、レバレッジ制限は口座残高ではなく取引量によって行われるため注意しましょう。この方式はダイナミックレバレッジと呼ばれています。
ダイナミックレバレッジが適用されるのは、新設されたスタンダードFX口座を除く以下の4つの口座タイプ。
- セント口座
- ミニ口座
- スタンダード口座
- ENC口座
さらにダイナミックレバレッジでは、「ティア」と呼ばれる取引量による6つの段階で制限が行われます。また、取引する通貨のカテゴリーによっても、レバレッジ規制は異なり、FX通貨ペアでの取引量ごとのレバレッジは以下の通りです。
メジャー通貨ペア
ティア | ボリューム(USD) | 最大レバレッジ |
ティア 1 | >0 〜 300,000 | 1000倍 |
ティア 2 | >300,000 〜 1,000,000 | 500倍 |
ティア 3 | >1,000,000 〜 2,000,000 | 200倍 |
ティア 4 | >2,000,000 〜 3,000,000 | 100倍 |
ティア 5 | >3,000,000 〜 5,000,000 | 50倍 |
ティア 6 | >5,000,000 | 20倍 |
クロス通貨ペア
ティア | ボリューム(USD) | 最大レバレッジ |
ティア 1 | >0 〜 200,000 | 1000倍 |
ティア 2 | >200,000 〜 500,000 | 500倍 |
ティア 3 | >500,000 〜 1,000,000 | 200倍 |
ティア 4 | >1,000,000 〜 2,000,000 | 100倍 |
ティア 5 | >2,000,000 〜 3,000,000 | 50倍 |
ティア 6 | >3,000,000 | 20倍 |
海外FX取引でのコントラクトサイズは「100,000ドル=1ロット」になるため、例えばメジャー通貨ペアでは、3ロットを超える取引からレバレッジ制限が始まることになりますね。
スタンダードFX口座の場合は、口座残高によってレバレッジ制限が行われる
FXGTではこれまでダイナミックレバレッジによる口座タイプしかありませんでした。しかしダイナミックレバレッジでは取引ロット数を上げるほどレバレッジが下がるため、大口の取引ではやや使い勝手が悪くなりますね。そのためユーザーのニーズに応える形で新たに新設されたのが、スタンダードFX口座です。
スタンダードFX口座では、一般的な海外FXと同じエクイティレバレッジ(口座残高によるレバレッジ規制)が適用されます。そのため、もし1ポジションあたりの取引数量が3ロット(30万通貨)を超えるような取引スタイルで、最大1000倍のレバレッジを活用したい場合は、エクイティレバレッジによるスタンダードFX口座を選択すると良いでしょう。
スタンダードFX口座における残高ごとの最大レバレッジは、以下のようになっています。
口座残高 | FXメジャー通貨ペア | FXマイナー通貨ペア | FXエキゾチック通貨ペア | メタル | エネルギー | 株価指数 |
$5〜$10,000 | 1000倍 | 1000倍 | 倍500倍 | 200倍 | 100倍 | 100倍 |
$10,001〜$20,000 | 500倍 | 500倍 | 500倍 | 200倍 | 100倍 | 100倍 |
$20,001〜$40,000 | 200倍 | 200倍 | 200倍 | 200倍 | 100倍 | 100倍 |
$40,001以上 | 100倍 | 100倍 | 100倍 | 200倍 | 100倍 | 100倍 |
ただしスタンダードFX口座で取引できる銘柄は、FX通貨ペア、メタルとエネルギー、株価指数のみです。仮想通貨ペアなどはスタンダードFX口座で取引できないため、その点は注意しましょう。
最大レバレッジはマイページから自由に変更可能
FXGTでは、以下のように口座の最大レバレッジを自由に変更できます。
- 5倍
- 10倍
- 25倍
- 50倍
- 100倍
- 200倍
- 500倍
- 1000倍
- カスタムレバレッジ
「カスタムレバレッジ」を選択すると、自由に倍率を設定できます。
既存ユーザーが、以前の最大レバレッジである500倍から現在の1000倍に変更するには、手動で手続きを行う必要があります。実際にレバレッジを変更するには、公式サイトからマイページへログインし、メニューの中から「MT5口座」内にある「MT5口座」を選択しましょう。
「MT5口座」のページが開くと、以下のように開設済みの取引口座が表示されます。
レバレッジを変更したい口座の「アクション」欄にある「・・・」のようなマークをクリックし、メニューを表示します。そしてその中にある「レバレッジ変更」をクリックしましょう。
ここで「レバレッジの変更」というウィンドウが開きますので、「要求済みレバレッジ:」から希望するレバレッジ倍率をプルダウンメニューで選択します。
最後に「確認」をクリックして手続きは完了です。申請内容の確認が終わると、チケットで連絡が届きます。確認には少々時間がかかるので、レバレッジ変更の手続きは計画的に行っておいた方が良いでしょう。
他社とのレバレッジ比較
続いて、FXGTと他社で、FX通貨ペアと仮想通貨ペアにおける最大レバレッジを比較したいと思います。
FX通貨ペア | 仮想通貨ペア | |
FXGT | 1000倍 | 1000倍 |
XM | 888倍 | 取り扱いなし |
GemForex | 1000倍 | 取り扱いなし |
TitanFX | 500倍 | 20倍 |
Exness | 無制限 | 200倍 |
TradersTrust | 3000倍 | 5倍 |
AltumFX | 500倍 | 500倍 |
Bitterz | 888倍 | 888倍 |
CryptoGT | 500倍 | 500倍 |
FXGTの最大レバレッジは、FX通貨ペアと仮想通貨ペア共に、業界の中でも高いことが分わかりますね。特に仮想通貨ペアのレバレッジは、海外FXの中でも最高水準と言えるでしょう。
レバレッジ最大1000倍のメリット
FXGTでは、取引口座を開設する時にレバレッジの倍率を選択できます。デフォルトでは5倍〜最大1000倍のレバレッジを選択可能ですが、たくさん選べると何倍のレバレッジが良いのか迷ってしまいますね。
また、「レバレッジが高いとリスクも高くなりそう」と心配になるかも知れませんが、結論から言うとFXGTの口座レバレッジは最大の1000倍を選択すべきです。ここからは、最大1000倍というFXGTのハイレバレッジのメリットについて確認していきたいと思います。
レバレッジが高いと、より資金効率の良いトレードができる
レバレッジとは「てこの作用」の意味です。FXトレードにおいて「てこ」が何に対して働くかというと、取引に必要な証拠金ですね。
レバレッジの効果は、証拠金に作用して取引の範囲を広げることです。もし証拠金が1万円の時にレバレッジがない(レバレッジ1倍)場合は、1万円の範囲内でしか取引できません。しかしレバレッジが1000倍だと、証拠金が1万円でも1,000万円の範囲内で取引可能となり、資金効率の良さという点でその差は歴然ですね。
具体的な例を見てみましょう。
もし1万通貨で取引をする場合、レバレッジ1000倍での必要証拠金はおよそ1,000円なのに対し、もしレバレッジが5倍だと必要証拠金はおよそ20万円。実際の取引ではその何倍〜何十倍の資金で臨む必要があるため、低レバレッジでは高額な資金を用意しないといけません。
しかし、最初から何百万円もの資金を用意できる人は少ないですよね。高いレバレッジには、数千円〜数万円程度の少ない資金でもトレードを始めることや、さらには証拠金に対して大きなロット数の取引も可能にする効果があります。これがFXGTで最大1000倍のレバレッジを選択すべき理由であり、そして高いレバレッジのメリットでもあります。
レバレッジが高いと、よりロスカットされにくくなる
高いレバレッジのもう1つのメリットとしてあるのが、ロスカットされにくくなる効果です。
ロスカットとは、証拠金維持率が一定以下に下回った場合に行われる、ブローカーによる強制的な損切りのことですね。FXGTではECN口座では40%以下でロスカットとなり、それ以外の口座タイプでは20%以下でのロスカットに設定されています。
ここでも例を挙げて考えてみたいと思います。
以下は、5万円の証拠金がある時に1ロット(=10万通貨)の取引をした場合、何pipsの逆行でロスカット水準(20%)に達するかをレバレッジごとに表したものです。
レバレッジ | 証拠金 | 取引ロット | ロスカットまでのpips |
1000倍 | 5万円 | 1ロット | 48pips |
500倍 | 5万円 | 1ロット | 46pips |
100倍 | 5万円 | 1ロット | 30pips |
50倍 | 5万円 | 1ロット | 10pips |
上記はあくまで概算による表ですが、レバレッジが高い方が同じ条件で取引してもロスカットまでの値幅が大きいことが分かると思います。
もちろん、ロスカット水準に達しかねないトレードには高いリスクが伴いますが、資金を最大限に使って取引できることは高いレバレッジの特徴と言えます。
レバレッジが高くても、取引ロット数の調整でリスク管理ができる
ここまでFXGTの最大1000倍のレバレッジのメリットを説明してきましたが、もちろんデメリットも存在します。それは、証拠金に対して大きなロット数で取引できてしまうことですね。
例えば、負けがかさんで損失を一気にを取り返えしたい衝動に駆られてた時、ロットを上げてギャンブル的なトレードをするということが、やろうと思えばできてしまうのです。そうしたトレードは、1回や2回はうまくいくかも知れませんが、長期的に見れば、大切な資金を失うスピードを早めることにつながります。
FXGTの最大1000倍のレバレッジには高い取引能力がありますが、レバレッジを使いこなす上で大切なことはリスク管理です。
実際の取引では、資金量や自分自身の実力に合った範囲のロット数で取引をすることで、リスク管理が可能です。例えば、1回の取引で損切りできる金額は全資金の2%〜5%まで、などと言われることもありますね。こうした資金管理やロット数のルールを守ることが、高いレバレッジを味方にした取引をすることにつながるでしょう。
FXGTのレバレッジの注意点
最後に、FXGTのレバレッジの注意点を確認しておきたいと思います。
ポジション保有中はレバレッジの変更はできない
FXGTでは、マイページから自由に口座レバレッジを変更できますが、ポジションを保有している時はレバレッジの変更はできません。
レバレッジの変更は、ポジションを決済してから行いましょう。
レバレッジの倍率は取引量などで自動的に変化する
FXGTのレバレッジは最大で1000倍ですが、常に最大値が使えるとは限りません。
冒頭でも開設したように、セント/ミニ/スタンダード/ECNの4つの口座タイプでは「ダイナミックレバレッジ」が適用されており、取引するロット数によって必要証拠金が変わります。
特に大きめのロットで取引をする場合は、現在のレバレッジ倍率や証拠金状況に注意してください。
世界情勢などの要因で突然レバレッジ規制がかかることがある
レバレッジは、世界情勢や政治的な要因によって、突然規制がかかる場合があります。
レバレッジ倍率に急な変更がある場合はメールなどで通知されますので、FXGTからのメールは忘れずに確認するようにしましょう。
銘柄ごとの最大レバレッジが適用される
FXGTの口座レバレッジは最大で1000倍ですが、実際の取引では銘柄ごとの最大レバレッジが適用されます。
例えばFX通貨ペアをレバレッジ1000倍で取引できる設定の口座でも、ゴールドの取引では最大レバレッジは200倍までとなります。
最大1000倍のレバレッジが適用されるのは、FX通貨ペアと仮想通貨ペアだけである点は忘れないようにしましょう。
まとめ
FXGTでは、FX通貨ペアと仮想通貨ペアで最大1000倍という高いレバレッジで取引が可能です。FXはもちろんのこと、仮想通貨でもハイレバレッジ取引が可能なのは大きなメリットと言えるでしょう。
魅力の多いFXGTのレバレッジですが、注意したいのは規制のルールですね。新しく登場したスタンダードFX口座では口座残高によるレバレッジ規制が行われますが、それ以外の口座タイプは、取引ロット数が上がるほどにレバレッジが規制される「ダイナミックレバレッジ」が適用されており、この点は少々注意が必要です。
とは言えやはり、外国為替FXだけでなく仮想通貨取引における最大レバレッジが1000倍という点は非常に魅力的ですね。FXGTでは期間限定で口座開設ボーナスも提供していますので、FXGTでの取引に興味のあるトレーダーはこの機会に口座開設をしてみてはいかがでしょうか。
レバレッジの高さやスプレッドの狭さ、ボーナス等を含めた海外FX業者の総合ランキングは下記にまとめています。より使い勝手の良いブローカーや自信とトレードスタイルに合った海外FX業者を探したいトレーダーは参考にしてください。
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