XM(エックスエム)は海外FXの中でも最定番の業者であり、人気ナンバーワンを誇っています。日本人利用者も非常に多く、海外FXをするのであればぜひ口座を持っておきたい業者と言えますね。
しかし海外のFX会社ということで、口座開設に躊躇したり戸惑う、方法がわからないという人も多いのではないでしょうか。実際に、XMの口座開設方法では入力に気を付けるべき項目もあり、どういう種類の口座を開設するかで、トレード方法が変わってくることもありますしね。
そこでこの記事では、XM(XM Trading)の口座開設方法やその際の注意点に加え、有効化やボーナスの獲得などについて、わかりやすく順を追って具体的に解説していきたいと思います。
XMの評判や特徴、メリット・デメリットなどについては下記の記事にまとめていますので、口座開設前にXMの特徴を知りたいという人は参考にしてください。
XMの口座開設方法(ステップ1)
まずは、こちらのXM口座開設フォームを開くか、公式サイトトップから緑色の「口座を開設する」ボタンをクリックします。
個人情報の入力
リアル口座の登録画面は2段階あり、まずは「リアル口座の登録1/2」という画面になります。
こちらでまず入力するのは個人情報ですね。個人情報はページにも書いてあるように「アルファベット文字のみ」で入力しなければなりません。名前入力の順番は英米式のため、最初に下の名前を、次に姓を入力する必要があります。
また、居住国はJapan、希望言語は日本語を選択します。
電話番号は国番号の+81が最初に入力されていますので、それに続く形で0を省略した番号を入力します。例えば携帯電話の番号が「08012345678」であれば「+818012345678」という形ですね。
メールアドレスは必ず受信可能なアドレスを入力するようにしましょう。
取引口座詳細の入力
次に、取引口座詳細の入力です。
取引プラットフォームはMT4かMT5かを選択、口座タイプはスタンダードのほか、マイクロ口座とZero口座が選べます。それぞれ、性質が違うので自分に合ったものを選びましょう。
ここは、比較的重要な選択になりますので、どれを選択すれば良いかわからないという人は、下記のプラットフォームと口座タイプについての解説を先に読むようにしてください。
ただ、ここで選択を間違えてしまっても後で追加口座を開設する際に、選びなおすことが可能です。
MT5とMT4の違い
MT4は全世界で利用者が最も多い、非常にメジャーなプラットフォーム。解説サイトなども豊富に存在するため、使い方に悩むことがありません。自動売買プログラムや自作インジケーターなども充実しており、これらをを利用するといった場合や、どちらを使えばいいかわからないという人には、こちらのMT4がおすすめです。
※MT4チャート
一方でMT5はMT4の次世代版といえるプラットホームですね。時間足が豊富で最近少しずつ利用者も増えています。MT5は、どちらかというと裁量売買(自分で判断してトレード)することに向いています。
※MT5チャート
MT4とMT5の違いについては、下記の記事に詳細をまとめています。
口座タイプの違い
口座タイプは、スタンダード口座とマイクロ口座、Zero口座の3種類から選ぶことができます。
スタンダード口座とマイクロ口座は取引数量の単位以外は同じですね。
スタンダード口座の場合には、1.00lotの取引は10万通貨の取引を意味し、最小の0.01lotの取引では1,000通貨を意味します。最大で500万通貨までエントリー可能です。
一方のマイクロ口座では、1.00lotの取引は1,000通貨の取引を意味し、最小の0.01lotの取引では10通貨を意味しています。最大10万通貨までしかエントリーできません。
1,000通貨からの取引が可能なため、FX初心者から中上級者まで、基本的にはスタンダード口座で大丈夫だと思います。超初心者で本当に少額からスタートしたいという人のみ、マイクロ口座をおすすめします。
そしてZero口座ですが、これは性質が上2つとは全く異なります。
こちらは、狭いスプレッドに特化した口座で最小0.0pips(ドル円の場合には平均で0.2pips)単位で取引ができます。
ただし、スタンダード口座やマイクロ口座と違って取引手数料がかかるほか、ボーナスの付与対象外であるなど、特殊な点があります。口座開設ボーナスも、初回口座にZero口座を選んだ場合には付与の対象外となりますので、はじめての口座には選ばないほうがよいでしょう。
XMのスタンダード口座、マイクロ口座、Zero口座のそれぞれの特徴などについては下記でさらに詳しく解説しています。
XMの口座開設方法(ステップ2)
ステップ1を全て入力したら、画面下部から「ステップ2へ進む」をクリックします。「リアル口座の登録2/2」という画面になり、ここではさらに詳細な情報を入力していきます。
個人情報の入力
まず、個人情報を再度入力します。
生年月日は日本式ではなく英米式の順番という点に注意してください。最初に日付、次に月、最後に年を入力する形になります。
住所詳細の入力
次に住所詳細を入力します。
これも英語で入力しなければならないため、おそらく一番手間がかかる箇所だと思います。住所を英語に変換するサイトを下で紹介していますので、そちらを利用するのがおすすめです。
ここで重要なのが免許証などの本人確認書類に記載されている住所を入力すること。口座有効化の際に提出する本人確認書類(KYC)と、ここで入力した住所が照合されるため、必ず同じ住所を入力するようにしましょう。
「納税義務のある米国市民ですか」の項目では、米国市民ではないので「いいえ」を選択してください。
英語住所入力で役立つサイト
英語住所を入力する際に役立つのは、日本式の住所を英米式に変換してくれるサービスです。以下のサイトが有名ですね。
こちらで郵便番号を入力し「実用的に変換」ボタンを押せば、英米式に変換した状態で住所が表示されます。
取引口座詳細の入力
次に取引口座詳細について入力します。ここも、かなり重要な要素となります。
口座の基本通貨はEUR・USD・JPYから選択可能です。特に理由がない限りJPY(日本円)を選択しておけば大丈夫ですね。
ボーナスは受け取りを希望、レバレッジは1,000倍を選択するようにしましょう。レバレッジは後から変更することも可能ですが、1,000倍を選択しない理由もあまりありません。詳細は下記で解説しています。
レバレッジとボーナスについて
レバレッジは、入金した資金に対してどれだけ大きな取引をできるようにするかということを決定する重要なパラメーターです。ちなみに、国内FXの場合には25倍までの制限がありますが、海外FXでは業者ごとに様々で、大きいところでは3000倍というものも存在します。。
やはり海外FXのメリットを最大限に享受するためにも、XMの最大レバレッジである1,000倍を選択しておくべきでしょう。1,000倍のレバレッジであれば、国内FXのおよそ32倍のポジションを最大で持つことができ、その分大きな利益も狙えます。
トレード量はレバレッジでコントロールするのではなく、ロット数でコントロールできますので、1,000倍だからと言ってリスクが高いということもありません。
この辺りのレバレッジに関する解説は下記のページにまとめていますので、よろしければ参考にどうぞ。
そしてボーナスですが、こちらも基本的にもらわないデメリットは何もありません。
口座開設ボーナスや入金ボーナスなど、取引をする上で有利になる証拠金がそれぞれ無料でもらえます(ただし出金は不可)。取引機会を増やしてくれる貴重な資金源になるので、必ずもらうようにしましょう。
投資家情報の入力
次に投資家情報を入力します。
金額はすべてUSD(米ドル)ですので、日本円の場合には2桁多い数字となります。これら項目はあまり重要なポイントではないため、ある程度の概算で大丈夫です。ただし投資額については下記の通りやや注意が必要です。
投資家情報入力の際の注意点
投資家情報の入力で最も注意すべき点は投資額。これを20,000USD以上(つまり約200万円以上)にすると最大レバレッジが200倍までに制限されてしまいます。
その他の情報は基本的にどう入力しても口座開設が制限されるというようなことはありません。
口座パスワードの入力と確認
口座パスワードと利用規約の確認をします。
口座パスワードは大文字/小文字/数字の3つを全て含み、さらに8〜15文字の長さが必要になります。ここで入力した内容は忘れるとログインができなくなるので注意してください。
確認の欄に2つにチェックを入れ、「リアル口座開設」をクリックします。
メールの受信と認証をして登録完了
全ての情報を入力、リアル口座開設をクリックするとXMからメールが届きます。
そのメールを確認し、指定のリンクから認証手続きを行います。
認証が完了すれば今度はMT4(MT5)のIDとサーバー情報がメールで届きます。
この情報は、取引プラットフォームへのログイン時に使用するため、必ず保存しておくようにしましょう。
これでXMの口座開設は完了です。
口座有効化の手順
口座開設が完了すれば、次は口座の有効化ですね。口座の有効化をしなければ、ログインできるだけでトレードや出金はできません。口座開設に続けて必ず有効化をしましょう。
会員ページへログインし口座の有効化手続きを開始
まずはこちらの会員ログインページよりログインします。必要なのは登録時にメールで届いたIDと自分で決めたパスワードですね。口座が有効化されていない場合、下記のようなアラートが出ますので、こちらより口座を有効化するというリンクをクリックします。
※有効化前にも関わらず上記アラートが表示されていない場合、上部の「ようこそ,アカウント名」の部分をクリックし「書類のアップロード」を選択するか、上部メニューの口座をクリックし「書類をアップロード」を選択することで、有効化の手続きに入ることができます。
必要書類の提出(KYC)
必要書類は2種類あり、本人確認書類として身分証明書と住所確認書をそれぞれアップロードする必要があります。
スキャン以外にスマホカメラでの撮影でも大丈夫ですので、鮮明な画像を用意しましょう。ファイルが用意できれば「参照ボタン」から対象のファイルを選択し、「書類をアップロードする」ボタンをクリックします。
それぞれの書類についての詳細は下記で解説しています。
身分証明書と住所確認書について
身分証明書として利用可能なのは、以下の通りですね。すべて顔写真付きのカラーである必要があります。
- パスポート
- 運転免許証(住所証明書との併用不可)
- マイナンバーカード(住所証明書との併用不可)
- 写真付き住基カード
- 外国人登録証/在留カード
- 障害者手帳
また海外FXでは必須となる住所確認書として提出可能な書類は、以下の通りです。こちらは上記の身分証明書とは別の書類である必要があります。
- 運転免許証(本人確認書類との併用不可)
- 健康保険証
- マイナンバーカード(本人確認書類との併用不可)
また、発行から6か月以内のものであれば下記書類も利用可能です。
- 公共料金請求書/領収書(電気・ガス・水道など)
- 電話料金明細書/領収書
- クレジットカード・銀行明細書/領収書
- 住民票
- 納税関係書類
住所変更で別部分に新しい住所が記載されている場合(免許証の裏側など)は、そちらも合わせて提出が必要です。
運転免許証とマイナンバーカードについては、身分証明書としても住所確認書としても使えますが、一方は別の書類を用意する必要があります。
24時間以内に有効化
必要書類のアップロードが完了すれば、XMからメールが届きます。
早ければ10分程度、どれだけ遅くても24時間以内(土日・祝日を除く)には口座が有効化され、有効化されれば再度メールにてお知らせが届きます。
※顧客区分について記載されていますが、個人での口座開設の場合はほぼ「リテール顧客」となります。
これでXMの口座有効化の手順は完了です。
ボーナスの獲得
口座の有効化が完了した時点で、口座開設ボーナスが獲得できます。ボーナス対象の場合、会員ページにアラートができますので、「今すぐボーナスを請求」をクリックして必ずボーナスを獲得しておくようにしましょう。
ただし、前述の通りZero口座の場合にはボーナスは付与されません。口座開設ボーナスを希望する場合には、口座開設時にスタンダード口座かマイクロ口座を選択するようにしましょう。
XMへの入金について
口座開設ボーナスだけでもトレードは可能ですが、3,000円だけではやや心許ないですよね。XMの場合は入金ボーナスも存在するため、合わせて入金する人も多いと思います。
ただ海外FXの場合、入金方法が多数用意されており、国内FXと比較するとやや複雑です。XMの場合は国内銀行送金・クレジットカード/デビットカード・bitwallet(JPY口座のみ)・ビットコイン・海外銀行送金(USD口座のみ)・SticPayの5種類が入金方法として用意されていますね。
このうち主要な入金手段である、国内銀行送金・クレジットカード/デビットカード・bitwallet(JPY口座のみ)について、簡単に解説しておきたいと思います。
国内銀行送金
まずは最もメジャーな入金手段が国内銀行送金。これは口座に対して銀行振り込みで送金する方法で、XMユーザーの中でもおよそ70%以上の人がこの国内銀行送金を利用しています。
入金手順はLocal Bank Transferを選択し、表示される銀行口座に対して入金を行うだけと非常に簡単。
ただし赤字で書かれている通り、振込名義人は必ず「ローマ字氏名+MT4 / MT5口座番号」にする必要がありますので注意してください。
また、入金額は10,000円未満の場合には手数料が徴収されるので、できるだけそれ以上の額を送金したほうが良いと思います。
クレジットカード・デビットカード入金
クレジットカード・デビットカードを利用した入金も、海外FXでは比較的メジャーな手段ですね。口座への反映が最も早い入金手段となっており、入金額とカード情報を入力して決済すれば、ほぼ即時に口座に入金されます。
ただしカードで入金した場合には、出金時に他の手段より優先して(入金額までは)カード出金になるという点には注意が必要です。
bitwallet入金
最近増えてきているのがこのbitwalletを使った入金ですね。bitwalletはオンラインウォレットと呼ばれるサービスで、最近多くの海外FX業者が採用している入出金方法になります。
入金方法も簡単で、金額と登録メールアドレスを入力するだけ。ほぼ即時に入金されます。
bitwalletは出金する際にも非常に便利なサービスですし、他の海外FX業者間での資金移動にも使えますので、海外FXを利用するのであれば、ぜひbitwalletの口座を開設しておくことをおすすめします。
bitwalletの特徴やメリットなどについては、下記ページで詳しく解説しています。
その他の入金方法
そのほかの入金方法としてはビットコインウォレットを利用した入金や、SticPayを経由した入金などが用意されています。
SticPayはネッテラーの代わりとして今注目を集めている電子決済サービスですね。日本の金融機関を経由せずにATMから直接出金ができるということで、人気を集めています。ただ現時点では、XMは入金のみの対応で、SticPayでの出金には対応していません。
XMの最新の入金方法や手数料、反映時間などは下記に詳しくまとめています。
XMの出金方法や出金ルール、手数料や反映時間は下記をご覧ください。
STICPAYの特徴や手数料、他の入出金方法と比較したメリット・デメリット、対応海外FX業者などは下記でさらに詳しく解説しています。
追加口座開設について
必要があれば、XMでは追加口座を開設することができます。追加口座は、自分のメイン口座とは違うタイプの設定にして、必要に応じて使い分けることも可能です。(レバレッジは追加口座を開設しなくても、マイページから変更可能)
追加口座を開設するには、会員ページへアクセスし、上部メニューから「追加口座の開設」を選択、あとは必要情報を入力するだけ。
個人情報を再入力したり、必要書類を提出したりする必要はなく「取引プラットフォーム」や「口座タイプ」など、基本的な情報を入力するだけですので、すぐに開設できますね。
取引用の口座とは別に資金管理用の口座を作成しておくなど、追加口座は様々な面で有用ですので、ぜひ開設しておきましょう。
まとめ
海外FXビギナーにとって、まず最初のハードルとも言えるのが口座開設手続きではないでしょうか。国内FXと異なる点もありますし、初めての場合には戸惑うことも多いと思いますが、上記の手順の通り意外と簡単に開設から有効化まで完了できます。
当サイトのアンケート調査結果や各種ポイントを多角的に分析した海外FX業者総合ランキングにおいてもナンバーワンに輝くXMは、海外FXトレーダーであれば口座開設をしておいて損はありません。口座開設ボーナスや入金ボーナスもあり、ハイレバレッジ取引をすぐに始めることができますので、早速トレードを開始して、海外FXのメリットを存分に味わってみてください。
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