STICPAYは、その用途の多様性や充実した日本語対応で注目を集める、オンライン国際決済サービスのひとつですすね。海外FXにおいても、便利な入出金手段として導入を進める業者が増加しており、その使い方を理解しておくと有利に資金送金を行える可能性があります。
そこで本記事では、そんなSTICPAYの口座開設方法や使い方に加え、入金・出金の方法などを、実際のスクリーンショットを交えながら詳しく解説していきたいと思います。
STICPAYの特徴や評判、手数料や対応海外FX業者などは下記で詳しく解説しています。口座開設前にSTICPAYのサービスについてより詳しく知りたいという人は合わせてご覧ください。
STICPAYについて
STICPAYの具体的な口座開設方法を説明する前に、まずはSTICPAYの特徴を簡単にまとめておきましょう。STICPAYはbitwalletに代表されるようなオンラインウォレットサービスのひとつ。海外FX業者など、主に海外のサービスに入出金を行う際の中継サービス的な役割を果たします。
海外FX業者に入金などを行う場合、銀行送金やクレジットカードを利用した直接的な入金手段もありますが、STICPAYを中継することで複数のサービス間での資金移動を柔軟にできたり、一時的に資金をプールするというような使い方ができますね。場合によっては手数料が安くなったり、入出金スピードもほぼ即時に反映されたりと、その利便性は非常に高いと言えるでしょう。
また、STICPAYにはSTICPAYカードという国内のATMから直接資金を出金できるようなサービスもあり、これはbitwalletなどの他のオンラインウォレットサービスにはない大きな特徴、メリットとも言えます。
STICPAYの類似サービスを提供しているbitwalletの特徴やメリット・デメリット、使い方については下記に詳しくまとめています。
STICPAY口座の開設方法
ここからは実際にSTICPAYで口座を開設するための手順を、具体的に解説していきたいと思います。
STICPAY口座開設情報の入力
まずは、こちらの口座開設フォームか、STICPAY公式サイトの右上から「会員登録」をクリックし、口座開設画面に進みましょう。以下のような画面になるので、必要な情報を入力していきます。
入力が必要なのは下記の8項目。
①メールアドレス:登録したいメールアドレスを入力します。
②名前:名をアルファベットで入力します。
③苗字:姓をアルファベットで入力します。
④生年月日:右側のカレンダーアイコンをクリックし、生年月日を選択します。
⑤パスワード:パスワードを設定します。アルファベットの大文字・小文字・数字の3種類を組み合わせて、8~16桁で設定する必要があります。
⑥パスワード再入力:⑤で入力したパスワードの確認をするために、再度入力します。
⑦国籍:プルダウンで居住している国籍を選択します。
⑧通貨:メインの通貨を選択します。
通貨については世界各国の通貨から選択することができますが、デフォルトではJPY(日本円)が選択されています。基本的にはこのままでも問題ありませんが、利用用途が明確な場合はそちらに合わせて選ぶようにしましょう。用途別のおすすめ設定通貨は下記のようになります。
STICPAYカードを使って出金する場合
STICPAYカードを使った出金を考えている場合は、HKD(香港ドル)がおすすめです。これはSTICPAYカードの出金には、HKDしか通貨として選択できないためですね。
仮にSTICPAY口座の通貨をHKD以外に設定しておくと、以下のように出金するために2回の為替が発生し、手数料が余分にかかってしまいます。
・STICPAY口座の通貨をUSDに設定した場合
USD→HKD→JPY(為替手数料が2回分発生)
・STICPAY口座の通貨をHKDに設定した場合
HKD→HKD→JPY(為替手数料は1回分)
メインで利用する海外FX口座がドル建・ユーロ建など外貨建ての場合
ドル建やユーロ建などの海外FX口座をメインに利用している場合、STICPAY口座の通貨もFX口座と同じ通貨に設定するのがおすすめです。
海外FX口座とSTICPAY口座で設定通貨が異なっている場合、自身の銀行口座等からSTICPAY口座への送金時と、STICPAY口座からFX口座への送金時の計2回分の為替手数料が発生してしまいます。
ちなみにSTICPAYでは通貨設定の異なる複数の口座を保有することも可能です。そのため外貨建のFX口座をメインで利用しており、かつ出金するときはSTICPAYカードを利用するという場合は、FX口座に合わせた通貨設定のSTICPAY口座と、STICPAYカード出金用のHKD口座を併設すると良いでしょう。
STICPAYカードの特徴やメリット、申請方法や利用方法については下記に詳しくまとめています。
①~⑧までの入力が完了したら、以下の同意事項にチェックを入れましょう。
「I agree to all Terms.(全ての規約に同意します)」
「I agree to STICPAY Terms and Conditions.(STICPAYの利用条件に同意します)」
「I agree to STICPAY Privacy Policy.(STICPAYのプライバシーポリシーに同意します)」
「I agree to STICPAY Anti-Money-Laundering Policy.(アンチマネーロンダリングポリシーに同意します)」
一番上の「I agree to all Terms.(全ての規約に同意します)」にチェックを入れると、全ての項目にチェックが入ります。チェックを入れたら「次へ」をクリックします。
SMS認証作業
口座情報と同意事項の同意が完了すると、次はSMSの認証画面に移ります。
ここでは認証コードを送信するための携帯電話番号を、半角英数字で入力しましょう。国際番号は、「Japan(+81)」をプルダウンで選択し、携帯電話番号は、11桁の最初の文字を省略した10桁を入力します。
例えば、090-1234-5678であれば、9012345678という具合ですね。番号の入力が完了したら「認証コード送信」をクリックします。
登録した携帯電話番号にSMS認証用のコードが届くため、それを入力します。コードは発行から2分以内に使用しないと無効となるので気を付けましょう。
「I certify that provided information are ture and correct(入力した情報は正確で正しい)」にチェックを入れ、「次へ」をクリック。これで口座開設の申請が完了し、マイページへアクセスできるようになりますので、マイページへ移動しましょう。
本人確認のための必要書類の提出
次は本人確認作業のための、必要書類の提出が必要になります。マイページにログインし、上部にある「必要書類を提出」する項目をクリックしましょう。
居住証明書の提出
まずは、居住証明書の提出ですね。下記のように選択・入力していきます。
①国家:居住している国をプルダウンで選択します。
②都道府県:住民票で登記している居住都道府県を入力します。
③市区町村:②同様に、居住市区町村を入力します。
④郵便番号:②同様に、郵便番号を半角英数字で7桁つなげて入力します。
⑤番地、建物名など:②同様に、番地と建物名、号室などを入力します。
※②~⑤はアルファベットで入力。
入力完了後、画面中段にある「書類」という項目から、上記入力内容が確認できる書類をアップロードしましょう。有効な書類の条件は以下のとおりです。
【有効な居住証明書】
公的機関より発行されたもので、住所、名前、3ヶ月以内の発行日、発行機関名が確認できるもの
例)住民票、水道、電気、ガス、電話料金、銀行・カード取引明細書など
住所の入力と書類の選択が完了したら、下部にある「STICPAY利用規約及びプライバシーポリシーに同意する」旨の文書にチェックを入れ、次へをクリックします。
身分証明書の提出
続いて身分証明書の提出です。まずは「種類」の部分で提出する身分証明書を選択しましょう。「パスポート」、「マイナンバーカード」、「運転免許証」の3つから選択できます。
次の「Front side of ID」では、身分証明書の本人情報が確認できる箇所のデータファイルをアップロードします。
「マイナンバーカード」、「運転免許証」を選択した場合、次の「Back side of ID」で裏面のデータファイルもアップロードしましょう。
「Expiration Date」では身分証明書の有効期限を入力します。もし有効期限がない証明書の場合、項目の下にある「No expiration date abailable」にチェックを入れましょう。
最後に「Document Number」で身分証明書の固有番号を入力します。
これで身分証明書の提出も完了し、本人確認情報の審査が開始されます。審査状況はマイページやメール通知で確認することができるようになっており、承認が下りれば口座開設は完了。STICPAYの全てのサービスが利用できるようになります。
出金先銀行口座の登録
ここまででSTICPAYの口座開設は完了していますが、もし銀行口座への出金をする場合、出金用口座も登録しておきましょう。(銀行口座への出金はせずSTICPAYカードからの出金のみ利用する場合は不要です)
マイページの左メニュー「出金」より、「国内銀行出金口座管理」/「海外銀行出金口座管理」を選択し、「銀行口座の追加」をクリックします。銀行口座の情報入力画面に移りますので、それぞれ以下の内容を登録しましょう。
①国名:登録したい銀行口座のある国をプルダウンで選択します。
②名前:カナ(スペースなしで入力):名義人のフルネームをカタカナ・スペース無しで入力します。
③銀行:プルダウンで出金先として選択できる銀行一覧が表示されます。該当の銀行を見つけて選択します。(選択肢として出てこない場合は、残念ながら出金非対応の銀行ですので、別の銀行を登録しましょう)
④口座番号:口座番号を半角数字で入力します。
⑤支店名(漢字及びアルファベット):支店名を漢字とアルファベット両方で入力します。
⑥銀行支店番号:⑤で入力した支店の支店番号を入力します。わからない場合は「銀行名+支店名」などで検索すると出てくると思います。
①~⑥までの入力が完了したら、保存をクリック。これで出金先銀行の登録は完了です。
STICPAY口座への入金方法
STICPAY口座へ入金するには、マイページより「入金」タブを開きます。ここで、「国内銀行送金」、「海外銀行送金」、「クレジットカード」、「UnionPay」、「仮想通貨」から入金方法を選びましょう。
国内銀行送金であれば、入金先の銀行名や支店名、口座番号などの口座情報が表示されるため、その口座に入金してください。通常であれば3〜5営業日でSTICPAY口座に反映されます。
クレジットカードでの入金の場合、カード情報の事前登録が必要です。クレジットカード利用の可能性がある場合は、マイページの「書類」タブから「クレジットカード」を選択して、カード情報を入力して登録を済ませておきましょう。
「入金」タブの「クレジットカード」を選択すると、「Amount」という入力欄が出てくるので、送金した額を入力し、「Money in」をクリック。カード番号や有効期限、CVCを入力するポップアップが出るので指示に従い、「Deposit」をクリックすれば、クレジットカードによる入金は完了です。
STICPAY口座からの出金方法
STICPAY口座から出金をする場合、マイページの「出金」タブを開き、「国内銀行送金」、「海外銀行送金」、「仮想通貨」から出金方法を選びます。
国内銀行送金であれば、事前に登録しておいた銀行口座情報や出金可能残高が表示されるため、出金したい額を入力し確定しましょう。通常1〜2営業日で指定した銀行口座に出金が完了します。
仮想通貨の出金では、利用通貨をプルダウンで選択した後に、金額と出金先アドレスを入力することで出金されます。
まとめ
STICPAYは、海外FX業界で注目を集めるオンライン国際決済サービスのひとつです。bitwallet同様、その利便性は高く、資金送金手段の一つとして活用する価値が十分にあると言えるでしょう。
海外FXをはじめとした、海外への送金が必要なサービスを利用している人は、ぜひ口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
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