2014年からFX事業を開始し、高額ボーナスや多彩なキャンペーンが魅力の海外FX業者GemForex。そんなGemForexですが、2022年11月7日より仮想通貨取引への対応を開始しました。
GemForexの仮想通貨取引では、仮想通貨と法定通貨のペアだけでなく、株価指数や株式、さらに貴金属とのペアにも対応。基本的にスワップポイントは発生せず、また土日の取引にも対応しているため、取引しやすい条件が整っていると言えるでしょう。
そこで本記事ではそんなGemForexの仮想通貨取引について、特徴やメリット・注意点などをわかりやすく解説し。他社の仮想通貨取引との条件比較なども行っていますので、仮想通貨取引について調べている人は、最後までチェックしてみてくださいね。
GemForexの仮想通貨(暗号資産)取引の特徴
まず最初は、GemForexの仮想通貨について、基本的な取引条件などの特徴を確認していきましょう。
仮想通貨(暗号資産)を持たずに差金決済取引が可能
GemForexの仮想通貨取引は、FX取引などと同様に現物を所有しない差金決済取引です。そのため、仮想通貨を購入したりする必要はなく、仮想通貨ウォレットなども用意する必要はありません。
FXなどを取引するMT5のオールインワン口座があれば、そのまま仮想通貨も取引できます。
取扱ペア一覧
GemForexが扱う仮想通貨ペアは、大きく以下の4種類に分けることができます。
- 仮想通貨と法定通貨のペア
- 仮想通貨と株価指数のペア
- 仮想通貨と株式のペア
- 仮想通貨とメタルのペア
ここでは全ての仮想通貨ペアと、それらの最大レバレッジ、さらに取引ロット数、ストップレベル、スワップポイントを一覧で紹介したいと思います。
仮想通貨と法定通貨のペア
シンボル | 最大レバレッジ | 最小取引ロット数 | 最大取引ロット数 | ストップレベル | ロングスワップ | ショートスワップ |
BTCUSD | 400 | 0.01 | 50 | 360 | 0 | 0 |
BTCEUR | 400 | 0.01 | 50 | 450 | 0 | 0 |
BTCJPY | 400 | 0.01 | 50 | 450 | 0 | 0 |
BCHUSD | 100 | 0.1 | 40 | 150 | 0 | 0 |
BCHEUR | 100 | 0.1 | 40 | 97 | 0 | 0 |
BCHJPY | 100 | 0.1 | 40 | 112 | 0 | 0 |
ETHUSD | 400 | 0.1 | 150 | 37 | 0 | 0 |
ETHEUR | 400 | 0.1 | 150 | 400 | 0 | 0 |
ETHJPY | 400 | 0.1 | 150 | 30 | 0 | 0 |
LTCUSD | 100 | 1 | 400 | 183 | 0 | 0 |
LTCEUR | 100 | 1 | 400 | 392 | 0 | 0 |
LTCJPY | 100 | 1 | 400 | 33 | 0 | 0 |
XRPUSD | 100 | 100 | 120,000 | 156 | 0 | 0 |
XRPEUR | 100 | 100 | 120,000 | 192 | 0 | 0 |
XRPJPY | 100 | 100 | 120,000 | 188 | 0 | 0 |
EURTUSDT | 100 | 0.01 | 50 | 35 | 0 | 0 |
EURTJPY | 100 | 0.01 | 50 | 40 | 0 | 0 |
USDTJPY | 100 | 0.01 | 50 | 30 | 0 | 0 |
ADAUSD | 20 | 100 | 100,000 | 15 | 0 | 0 |
ATOMUSD | 20 | 10 | 4,000 | 180 | 0 | 0 |
DOTUSD | 20 | 10 | 3,000 | 180 | 0 | 0 |
SOLUSD | 20 | 1 | 500 | 1,500 | 0 | 0 |
仮想通貨と株価指数のペア
シンボル | 最大レバレッジ | 最小取引ロット数 | 最大取引ロット数 | ストップレベル | ロングスワップ | ショートスワップ |
NIKKEIBTC | 20 | 1 | 1,000 | 20 | 0 | 0 |
DOWBTC | 20 | 0.1 | 10 | 500 | -17% | -14% |
仮想通貨と株式のペア
シンボル | 最大レバレッジ | 最小取引ロット数 | 最大取引ロット数 | ストップレベル | ロングスワップ | ショートスワップ |
AAPLBTC | 20 | 1 | 600 | 150 | 0 | 0 |
AMZNBTC | 20 | 1 | 30 | 150 | 0 | 0 |
TSLABTC | 20 | 1 | 100 | 150 | 0 | 0 |
仮想通貨とメタルのペア
シンボル | 最大レバレッジ | 最小取引ロット数 | 最大取引ロット数 | ストップレベル | ロングスワップ | ショートスワップ |
XAUBTC | 20 | 0.01 | 5 | 100 | -17% | -14% |
XAGBTC | 20 | 0.01 | 5 | 15 | 0 | 0 |
取引時間
GemForexが扱う各仮想通貨ペアの取引時間は、以下のようになっています。
取引時間 | |
仮想通貨と法定通貨のペア | 日曜日〜土曜日:00:05〜23:55(MT5時間) |
仮想通貨と株価指数のペア | 月曜日〜木曜日:01:05〜23:55(MT5時間) 金曜日:01:05〜23:50(MT5時間) |
仮想通貨と株式のペア | 月曜日〜金曜日:16:30〜23:00(MT5時間) |
仮想通貨とメタルのペア | 月曜日〜木曜日:01:05〜23:55(MT5時間) 金曜日:01:05〜23:50(MT5時間) |
仮想通貨と法定通貨のペアでは、365日取引可能です。ただし、EURTUSDT、EURTJPY、USDTJPYの3銘柄の取引時間は、FX通貨ペアと同じく土日は閉場となります。
それ以外の仮想通貨ペアでも、それぞれに取引時間が設定されているため注意しましょう。
GemForexの仮想通貨(暗号資産)取引のメリット・注意点
ここからは、GemForexで仮想通貨(暗号資産)を取引する際の、メリットや注意点を解説していきます。
主要銘柄のレバレッジは最大400倍
GemForexの仮想通貨取引のレバレッジは、最大400倍です。
400倍のレバレッジが使えるのは、ビットコインやイーサリアムといった主要な仮想通貨と法定通貨(USD、EUR、JPY)の組み合わせである合計6種類のペアですね。
レバレッジが高いことによって、比較的少ない必要証拠金でも取引できるようになります。取引される機会の多い仮想通貨ペアで高いレバレッジが使えるのは大きなメリットでしょう。
ゼロカット適用で追証がない
仮想通貨は値動きの激しい金融商品なので、思いがけない急騰や急落を見せる可能性があります。国内の仮想通貨取引所には追証があるため、高いレバレッジをかけた取引は非常にハイリスクと言えるでしょう。
一方で海外FX業者であるGemForexでは、他のFX通貨ペアなどでの取引と同様に、仮想通貨取引でもゼロカットに対応しています。相場の急変動によってロスカットが間に合わず口座残高以上のマイナスが出たとしても、ユーザーに追証は求められません。
ただし、GemForexが定める違反行為や、ゼロカットの乱用とみなされる行為が見つかった場合は、ゼロカット対象外になる場合はあります。「何をやってもゼロカットしてくれる」と言う訳ではないので、その点は理解しておきたいですね。
多くの銘柄でスワップフリー
GemForexの仮想通貨取引では、ほとんどの銘柄でスワップポイントは設定されていません。スワップポイントがあるのは「DOWBTC」と「XAUBTC」の2つだけです。
多くの仮想通貨は騰落の激しい動きを見せているので、必ずしも長期保有のトレードに向いているとは言えませんが、ほとんどの銘柄で日をまたいでポジションを保有する際のコストが発生しないと言うことは、メリットと言えるでしょう。
土日も取引可能
GemForexでは大きく4種類の仮想通貨ペアを扱っていますが、その中でも「仮想通貨と法定通貨のペア」に限り、365日休みなく取引が可能となっています。
海外FX業者によっては、仮想通貨ペアを扱っていても土日の取引に対応していないところもありますが、GemForexでは土日の値動きも逃さずに取引できますね。
GemForexのボーナスを利用して取引できる
GemForexといえば高額な口座開設ボーナスを始め、いろいろな種類のボーナスキャンペーンも魅力ですね。
こうしたキャンペーンで獲得できるボーナスは、仮想通貨取引をする際も証拠金として利用可能です。ボーナスを活用してより有利に仮想通貨ペアを取引できますね。
取引できるのは、MT5のオールインワン口座のみ
GemForexで仮想通貨ペア取引ができるのは、MT5のオールインワン口座だけです。
MT4のオールインワン口座を始め、ロースプレッド口座、レバレッジ5,000倍口座、ガチゼロ口座などでは仮想通貨ペアは取引できません。
仮想通貨ペアを取引する際は、利用する口座タイプと取引ツールに注意してください。
他社の仮想通貨(暗号資産)取引との比較
ここからは、GemForexと海外FX他社とで、仮想通貨の取引条件を比較してみたいと思います。
今回比較するのは、以下の5社ですね。
- GemForex
- XM
- FXGT
- Exness
- TitanFX
それぞれの取引可能ペアやレバレッジ、スプレッド等をまとめて、各種取引条件を比較していきたいと思います。
取引可能ペア数
まず最初は、仮想通貨関連ペアの取り扱い総数を比較します。
今回比較した中で最も多かったのがFXGTですね。さすがは仮想通貨取引を得意としている海外FX業社ということもあり、一般的な業者が扱っていないような仮想通貨銘柄も多く扱っています。
GemForexを含む4社では、概ね30種類前後となっていますね。
最大レバレッジ
続いて、最大レバレッジの比較です。
レバレッジの比較でもFXGTは飛び抜けて高く、最大で1000倍となっています。GemForexは最大400倍と、一般的な海外FX業者としては比較的高めであることがわかりますね。
ただし、各社とも最大レバレッジは銘柄や口座タイプによって異なります。特にメジャー仮想通貨ペア以外では最大レバレッジは低くなる傾向があるため、取引の際はよく確認するようにしましょう。
スプレッド
続いて、主要仮想通貨ペアでのスプレッドを比較してみたいと思います。
BTCUSD | ETHUSD | |
GemForex (オールインワン口座) | 16.7pips | 1.4pips |
XM (KIWAMI極口座) | 19.7pips | 2pips |
FXGT (ECN口座) | 1.1pips | 0.6pips |
Exness (プロ口座) | 8.2pips | 0.8pips |
TitanFX (ブレード口座) | 19.9pips | 11.8pips |
※2022年12月21日欧州時間帯でのスプレッド比較
※取引手数料がかかる口座の場合、手数料を含むスプレッドを表示
スプレッド比較では、FXGTとそれに次いでExnessが狭いスプレッドを提供していることがわかりました。一方でGemForexのスプレッドは平均的といったところでしょうか。
仮想通貨ペアのスプレッドについても、口座タイプはもちろん銘柄ごとの違いはかなり大きいため、取引する際は個別に確認した方が良いでしょう。
土日取引・スワップポイントの有無
最後は、土日取引への対応と、スワップポイントの有無を比較しましょう。
仮想通貨取引を扱う多くの海外FX業者で、365日取引可能、そしてスワップフリーとなっていますね。
銘柄によっては土日は取引できないもの、またはスワップポイントが発生するものがありますが、BTCUSDなどの主要銘柄では、各社ともに取引しやすい条件が整っていると言えます。
まとめ
2022年11月7日から始まった、GemForexの仮想通貨取引ですが、海外FX全体で見ればGemForexよりもスペックの高い取引条件を提供している業者も存在しますね。しかしながら、GemForexには高額なボーナスを利用できるというメリットもあり、仮想通貨取引所として選択する価値はあると言えるでしょう。
GemForexの仮想通貨取引では、MT5のオールインワン口座のみが対応と言う注意点がありますが、そうした点に気をつけながら、興味のある人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
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