FXGTは、使いやすいボーナスキャンペーンや、充実した仮想通貨(暗号資産)取引環境によって注目されている海外FX業者です。設立は2019年ですが、セーシェル金融庁のライセンス取得や、FXブローカー向け損害賠償責任保険の締結など、信頼面でのアピールもされており、国内ユーザーからの人気も高いブローカーですね。当サイトにおける海外FX業者総合ランキングにおいても、FXGTは超大手のブローカーに次ぐ第4位となっており、その人気の高さがうかがえます。
そんなFXGTの口座タイプですが、サービス開始時点では「MT5口座」の1種類のみで、最大レバレッジも500倍でした。しかし2021年6月からは、口座タイプはスタンダード口座やECN口座を含めた合計4口座タイプに、最大レバレッジも1000倍へと引き上げられ、提供されるサービス内容は格段に向上しています。
そこで本記事では新しくリリースされたFXGTの口座スペックの詳しい解説や、既存ユーザーのための各種設定変更手順を、仮想通貨FXを扱う競合ブローカーとの比較なども交えながら分かりやすく説明していきたいと思います。
口座スペックなどを含めたFXGTの全体的な評判や特徴、メリット・デメリットについては、下記の記事に詳しくまとめています。
FXGTではスタンダード口座に加え、セント口座・ミニ口座・ECN口座を追加
2019年12月にサービスを開始したFXGTですが、当初の口座タイプは一般的な海外FXのスタンダード口座に相当するMT5口座だけでした。このような仕様は、仮想通貨FXもメインに据えているブローカーでは珍しくありませんが、選択できる口座タイプが増えたことで、FXGTはさらに取引しやすい海外FX業者になったのではないでしょうか。
ここからは、従来から提供していた「スタンダード口座」に加え、2021年6月から新しく提供されている「セント口座」「ミニ口座」「ECN口座」について、詳しく見ていきたいと思います。
口座タイプ一覧
まずは、各口座タイプの仕様を確認しましょう。
口座タイプ | セント口座 | ミニ口座 | スタンダード口座 | ECN口座 |
口座通貨 | USD/EUR | JPY/USD/EUR/ BTC/ETH/XRP/USDT | JPY/USD/EUR/ BTC/ETH/XRP/USDT | JPY/USD/EUR/ BTC/ETH/XRP/USDT |
1ロットあたりの通貨量 | 1,000通貨 | 1万通貨 | 10万通貨 | 10万通貨 |
最小ロット数 | 0.01ロット | 0.01ロット | 0.01ロット | 0.01ロット |
最大ロット数 | 500ロット | 200ロット | 100ロット | 200ロット |
最大レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 | 1,000倍 | 1,000倍 |
初回最低入金額 | 5ドル | 500円 | 500円 | 2万5,000円 |
取引可能銘柄 | FX通貨ペア | FX通貨ペア 仮想通貨FX メタルとエネルギー 株価指数 | FX通貨ペア 仮想通貨FX シンセティックペア GTi12 メタルとエネルギー 株価指数 株式 | FX通貨ペア 仮想通貨FX シンセティックペア GTi12 メタルとエネルギー 株価指数 株式 |
ドル円の最低スプレッド | 2pips | 1.8pips | 1.6pips | 0.3pips |
取引手数料 | なし | なし | なし | 1ロット往復取引あたり10ドル |
マージンコール | 50% | 50% | 50% | 70% |
ロスカット | 20% | 20% | 20% | 40% |
キャンペーン対象 | 一部利用可能 | 利用可能 | 利用可能 | 不可 |
続いて、各口座タイプの詳細を見ていきたいと思います。
セント口座の特徴
セント口座は、少額での取引に特化した口座タイプです。1ロットあたりの通貨量は1,000通貨で、海外FXで一般的な「1ロット=10万通貨」に比べて1/100のサイズで取引が可能になっています。
セント口座の最小ロットである0.01ロットで取引した場合、1pipsの変動で発生する損益はおよそ0.1円。損益を限りなく小さくできるため、FX初心者や、リアルトレードのレートでEAを試運転してみたい人に最適と言えるでしょう。
ただしFXGTのセント口座では、口座通貨はUSDとEURのみで、JPYでは取引できません。また、取引可能な銘柄はFX通貨ペアのみであることに加え、ボーナスキャンペーンではセント口座が除外されているものが多いため、少々制約の多い口座タイプでもあります。そのため使い方には少々注意が必要ですね。
ミニ口座の特徴
FXGTのミニ口座も、少額取引向けの口座タイプになっています。1ロットあたりの通貨量は1万通貨で、スタンダード口座の1/10のサイズで取引が可能です。
ミニ口座の最小ロットである0.01ロットで取引した場合、1pipsの変動で発生する損益はおよそ1円になります。大きな金額を取引に使うのはまだ躊躇うという人は、ミニ口座から利用してみてはいかがでしょうか。
ミニ口座はセント口座と違い、FXGTで入出金や口座通貨として設定できるすべての法定通貨・仮想通貨を利用可能です。取引可能銘柄も一部不可のものがありますが、FX通貨ペアや仮想通貨FXなどほとんどのものは取引可能で、ボーナスキャンペーンの利用にも制限がありません。スタンダード口座とほとんど同じスペックで、少額取引ができる口座タイプと言えるでしょう。
スタンダード口座の特徴
FXGTでメインの口座タイプになるのが、スタンダード口座です。以前からFXGTを利用しているユーザーの場合は、従来の取引口座はスタンダード口座として引き継がれています。
取引サイズは、海外FXでの標準である1ロット=10万通貨。最小では0.01ロットから、最大では100ロットと言うダイナミックな取引も可能です。FXGTが提供しているすべての銘柄を取引可能で、さらにすべてのボーナスキャンペーンが利用可能となっています。
FXGTのメリットが詰まった、初心者からベテランまで対応できる口座タイプなので、口座選びに迷った場合はスタンダード口座を選択して問題ないでしょう。
ECN口座の特徴
ECN口座は、低コスト取引に特化した口座タイプです。取引手数料が必要な代わりに、他の口座タイプよりも狭いスプレッドで取引が可能になっていますね。
取引手数料について、例えばFX通貨ペアでは、1ロットの往復取引あたり10ドルの手数料がかかります。これはスプレッドに換算すると、およそ1pips相当。もしドル円のスプレッドが0.3pipsの場合、実質的なスプレッド(取引コスト)としては、合計した1.3pipsと考えられます。取引手数料は別途発生しますが、総合的な取引コストとしてはFXGTの口座タイプの中で最も少ないと言えますね。
ECN口座の取引手数料は、FXGTの全銘柄で同じ金額がかかるわけではありません。例えば、仮想通貨FXでは取引手数料はかかりません。より低いスプレッドを手数料なしで利用できるので、仮想通貨FXを取引したい方にとっては、おすすめしたい口座タイプですね。その他、ゴールドやシルバーでは1ロットあたり往復5ドルなど、銘柄によって手数料の設定が異なります。
ECN口座の仕様は、基本的にはスタンダード口座と同じですが、ボーナスは利用できないと言う制限があるため、その点は注意が必要ですね。
他社との口座タイプ比較
最近ではFXGTのように仮想通貨FXを主力銘柄として扱うブローカーも増えてきましたね。今回はその中から、Bitterz、AltumFX、CryptoGTとFXGTで、提供する口座タイプ数の違いを確認したいと思います。
以下は、各社が提供する口座タイプ数の一覧です。
一般的な海外FX業者では、スタンダード口座の他にECN口座などの低スプレッド口座も用意している場合が多いのですが、仮想通貨FXもメインで扱うブローカーでは、MT5を利用するスタンダード口座の1種類のみの提供の場合がほとんどです。その中でもFXGTは口座タイプが増えたことで、FXブローカーと仮想通貨取引所のハイブリッドと言うテーマにより近づけたと言えるでしょう。
新しい口座タイプの追加手順
スタンダード口座以外の口座タイプを利用したい場合や、最初はミニ口座を開設したけどスタンダード口座も使ってみたいなどの場合、追加で異なる口座タイプを開設することが可能です。
ここでは、新しい口座タイプの追加手順を見ていきたいと思います。
まずはこちらをクリックするかFXGT公式サイト(https://jp.fxgt.com/jp/home)からマイページにログインし、ダッシュボードのページが開いたら、「MT5」から「口座開設」を選択します。
「MT5口座を開設する」ページが開きますので、「ライブ口座」を選択しましょう。
紹介コードを入力するページが開きますが、ない場合はスキップして構いません。
次は口座タイプの選択画面です。希望する口座タイプの「選択」ボタンをクリックして先に進みましょう。
続いて設定する口座通貨を選択します。
ここで口座のレバレッジを選択する画面になり、5倍から1,000倍まで段階的に選択できます。特別な理由がない限り、最大の1,000倍を選択した方が有利に取引を行えます。選択を終えたら「進める」をクリックしましょう。
最後は、MT5から取引口座へログインする際のパスワードの設定ですね。自動設定することも、自分で設定することも可能です。設定を終えたら「進める」をクリックします。
以下のように「MT5口座の準備ができました。」の画面が表示されたら、追加口座の設定は完了です。口座情報は登録メールアドレス宛にも送信されますので、無くさないように保管しましょう。
FXGTの最大レバレッジは1,000倍へ引き上げ
FXGTでは、サービス開始当時は最大500倍のレバレッジを提供してきましたが、2021年6月の新口座タイプのリリースとほぼ同時期に、最大レバレッジを1,000倍に引き上げました。
ここからは、最大1,000倍のレバレッジの利用範囲や、口座レバレッジの変更方法について確認していきます。
最大1,000倍のレバレッジは、FX通貨ペアと仮想通貨(暗号資産)FXで利用できる
FXGTが提供する4つの口座タイプすべてで、最大1,000倍のレバレッジが利用可能です。
また、最大1,000倍のレバレッジが適用される銘柄は、FX通貨ペアと仮想通貨FXです。その他の銘柄では、従来通り銘柄ごとに最大レバレッジは設定されています。
他社との最大レバレッジ比較
続いて、競合するブローカーと最大レバレッジを比較したいと思います。比較するのは、FXGTと同じく仮想通貨取引をメインにしている、Bitterz、AltumFX、CryptoGTの3社です。
仮想通貨取引自体は普通の海外FX業者でも取り扱いがある場合がありますが、レバレッジは10倍以下に設定されていることも珍しくありません。その点、仮想通貨取引に重きを置いている今回比較の4社は、いずれも500倍以上の高いレバレッジが利用可能となっていますね。
その中でも最大1,000倍というFXGTのレバレッジは最も高く、FX通貨ペアの取引と遜色ない高水準となっています。
最大レバレッジの変更手順
新しく口座開設するなどの場合は、最大レバレッジは口座開設中に設定できます。しかし、最大1,000倍のレバレッジがリリースされる以前からの既存ユーザーが変更したい場合は、自身で最大1,000倍のレバレッジを設定する必要があります。
ここからは、最大レバレッジの変更手順を確認したいと思います。
まずはこちらをクリックするかFXGT公式サイト(https://jp.fxgt.com/jp/home)からマイページにログインし、ダッシュボードのページが開いたら、右上の「三」のようなマークから「MT5口座」の項目にある「→MT5口座」を選択します。
保有中の口座情報が表示されますので、レバレッジを変更したい口座の右下にある「…」のようなマークから「レバレッジ変更」を選択しましょう。
すると「レバレッジの変更」と言うウィンドウが開きますので、「要求済みレバレッジ」の中から「1000」を選択。選択し終えたら「確認」をクリックします。
手続きは以上で完了ですね。
FXGT側で確認作業が入り、少し時間を置いた後にレバレッジは変更されます。
まとめ
FXGTでは以前は1つの口座タイプのみの提供でしたが、少額取引向けの「セント口座」「ミニ口座」と、低スプレッド口座タイプである「ECN口座」が追加されたことにより、ユーザーにとってより使いやすい仕様になったと言えるでしょう。
レバレッジも500倍から1,000倍へと引き上げられたことで、取引の幅がより広がると共に、他の仮想通貨FX重視のブローカーと比較して、最も利用価値がある一社になったと言えるでしょう。FXGTでは口座開設ボーナスや入金ボーナスも提供していますので、仮想通貨メインのFXトレードに興味がある人は、この機会に利用してみてはいかがでしょうか。
口座スペックの高さやスプレッドの狭さ、ボーナス等を含めた海外FX業者の総合ランキングは下記にまとめています。より使い勝手の良いブローカーや自信とトレードスタイルに合った海外FX業者を探したいトレーダーは参考にしてください。
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