CryptoAltumは2020年に設立され、仮想通貨取引をメインにした海外FX業者です。最大500倍のハイレバレッジ取引など海外FX業者らしい特徴を備えており、資金効率の良い仮想通貨取引が可能なブローカーと言えますね。
また100%+50%の30万円相当額の入金ボーナスを提供している点も、CryptoAltumの大きなメリットでしょう。ボーナスによって証拠金を2倍にし、仮想通貨ペアを有利に取引することも可能です。その一方で、金融ライセンスを取得していないことや、入出金に法定通貨は使えないなど、気をつけたいデメリットもありますね。
そこで本記事では、CryptoAltumの特徴やメリット・デメリットを分かりやすく解説。CryptoAltumと同じように仮想通貨取引を主にするFXGT、CryptoGTなどの他社との比較も行いますので、海外FX業者を使った仮想通貨取引に興味がある人はぜひ参考にしてください。
CryptoAltum最大の魅力は総額30万円相当額の入金ボーナス
CryptoAltumで口座開設をし取引をスタートする際の最大のモチベーションとなるのが、総額30万円相当額の入金ボーナスではないでしょうか。入金ボーナスには「初回入金100%ボーナス」と「2回目入金50%ボーナス」がありますので、それぞれの詳細を確認していきましょう。
初回入金100%ボーナス
CryptoAltumでは、初回入金を対象にした100%ボーナスを提供しています。最大ボーナス額は各仮想通貨で以下の通り。
仮想通貨 | 最大ボーナス額 |
BTC | 0.0168 |
XRP | 710 |
ETH | 0.24 |
BCH | 1.25 |
LTC | 4.68 |
USDT | 800 |
0.0168BTCを日本円に換算すると、およそ10万円となります。100%入金ボーナスとしては高額な部類に入りますね。
すべてのトレーダーを対象にした初回入金限定のボーナスですが、キャンペーンの開催期間は限定とされています。興味がある人はキャンペーンを行なっている間にボーナスを獲得するようにしましょう。
2回目入金50%ボーナス
CryptoAltumでは、2回目の入金に対しても50%ボーナスを提供しており、最大ボーナス額は各仮想通貨で以下の通りです。
仮想通貨 | 最大ボーナス額 |
BTC | 0.0315 |
XRP | 1,330 |
ETH | 0.45 |
BCH | 2.35 |
LTC | 8.8 |
USDT | 1,500 |
0.0315BTCを日本円に換算すると、およそ20万円となり、この2回目入金50%ボーナスも高額ボーナスと言えるでしょう。
ただしこの2回目入金ボーナスは、2回目以降の入金が対象ではなく、2回目の入金のみが対象になっている点には注意が必要ですね。2回目入金ボーナスも公式サイトでは開催期間限定とされているキャンペーンのため、ボーナスを使って仮想通貨を取引したい人はなるべく早めに利用するようにしましょう。
入金ボーナスの共通ルール
CryptoAltumの入金ボーナスでは、以下の点に注意しましょう。
- 取引口座間の資金移動は、ボーナス獲得のための入金と見なされない
- ボーナスを獲得して得た利益は、100ドル相当額を超えた場合に出金可能になる
- 出金のためには、最低5回の取引を終える必要がある
- 出金の前には本人確認が必要になる場合がある
- 取引口座から出金を行うと、ボーナスが全額が消滅する
- ボーナスを受け取った口座で30日間連続して取引を行わない場合、ボーナスは自動的に消滅する
多くの海外FXのボーナスと同じように、CryptoAltumの入金ボーナスも出金(取引口座からウォレットへの資金移動)をすると全額が消滅します。
ボーナスを使って得た利益は出金可能ですが、出金条件として最低5回の取引を行い、さらに利益分が100ドル相当額を超えるという点は最も注意が必要なポイントと言えるでしょう。
CryptoAltumの特徴と評判 〜メリットとデメリット〜
66種類もの豊富な仮想通貨銘柄を取引できる
CryptoAltumでは66種類もの仮想通貨ペアを取り扱っており、取引可能な仮想通貨ペアの一覧は以下のようになっています。
ADABTC | BCHLTC | BTCJPY | DSHLTC | ETHLTC | TRXUSD | XRPBTC |
ADAEUR | BCHUSD | BTCUSD | DSHUSD | ETHUSD | XLMBTC | XRPETH |
ADAJPY | BCHXMR | DOTBTC | DSHXMR | ETHXMR | XLMEUR | XRPEUR |
ADAUSD | BCHXRP | DOTEUR | DSHXRP | IOTUSD | XLMJPY | XRPJPY |
ADAXRP | BNBBTC | DOTJPY | EOSBTC | LTCBTC | XMRBTC | XRPUSD |
BCHBTC | BNBJPY | DOTUSD | EOSJPY | LTCEUR | XMRETH | XTZUSD |
BCHDSH | BNBUSD | DSHBTC | EOSUSD | LTCJPY | XMREUR | |
BCHETH | BNBXRP | DSHETH | ETHBTC | LTCUSD | XMRJPY | |
BCHEUR | BSVUSD | DSHEUR | ETHEUR | LTCXMR | XMRUSD | |
BCHJPY | BTCEUR | DSHJPY | ETHJPY | LTCXRP | XMRXRP |
CryptoAltumでは、FXGTやCryptoGTのようにシンセティックペアやGTi12などの仮想通貨関連銘柄の扱いはありませんが、仮想通貨ペアの品揃えは海外FXの中でも最大級と言えますね。
最大レバレッジ500倍に加え、ゼロカット制度により追証なし
CryptoAltumでは、仮想通貨ペアとFX通貨ペアで最大500倍の取引が可能です。仮想通貨ペアでもハイレバレッジ取引が可能なのは、CryptoAltumの強みと言えますね。
さらにゼロカットにも対応しており、万一の際に追証が発生しないことも大きなポイント。入金額以上の損失が出ないため、安心して取引ができます。
STP(マーケット・エグゼキューション)方式による透明性の高い取引
CryptoAltumはSTP方式の中でも「マーケット・エグゼキューション」での取引になります。
マーケット・エグゼキューションでは顧客の注文はマーケットで決済されるため、ディーリングデスクの介入のない透明性の高い取引が可能になります。リクオートや約定拒否がないことも大きなポイントですね。
狭いスプレッドで取引手数料なし。仮想通貨は土日の取引にも対応
CryptoAltumの「MT5口座」は、取引手数料のかからない口座タイプです。さらに仮想通貨ペアでは、一般的な海外FX業者と比較してスプレッドが狭いこともメリットですね。
また仮想通貨ペアは土日の取引にも対応しており、24時間365日休まずに値動きをチェックできます。
コールドストレージによる安全な顧客資金管理
CryptoAltumでは、ユーザーが預けた仮想通貨をネットワークから切り離されたコールドストレージにて管理しています。コールドストレージへのアクセスは、複数のマルチシグやロックタイムなどの手続きが必要になっており、堅牢性は確保できていると言えるでしょう。
ただし、CryptoAltumの資金管理方法は分別管理に該当し、信託保全は行なっていない点には注意が必要ですね。
6種類の仮想通貨での入出金に対応
CryptoAltumでは、以下の仮想通貨での入出金に対応しています。
仮想通貨 | 最低入出金額 | 入出金手数料 |
Bitcoin BTC | 0.001 | 無料 |
Tether USDT | 100 | 無料 |
Ethereum ETH | 0.02 | 無料 |
Cardano ADA | 50 | 無料 |
Ripple XRP | 80 | 無料 |
Litecoin LTC | 0.4 | 無料 |
Bitcoin Cash BCH | 0.15 | 無料 |
手数料無料で、ブロックチェーンによる無制限・匿名・最速の資金移動ができます。資金移動の簡単さという点では、銀行送金よりもメリットが大きいかも知れませんね。
FX通貨ペア・ゴールド・株価指数をわずかに扱う
仮想通貨ペアの取り扱い数は豊富なCryptoAltumですが、他の取引銘柄の数は多いとは言えません。
以下は各銘柄の取り扱い数です。
- FX通貨ペア … 18種類
- ゴールド … 1種類
- 株価指数 … 2種類
FX通貨ペアは、一般に取引されることの多い主要通貨ペアのみの扱いとなっており、その他銘柄でも取り扱い数はごくわずか。CryptoAltumの取引では、仮想通貨ペアがメインと考えた方が良いでしょう。
ダイナミックレバレッジにより、取引量でレバレッジは規制される
CryptoAltumのレバレッジ規制は、取引量によるダイナミックレバレッジで行われます。
以下は、BTCなど主要な仮想通貨での取引量と最大レバレッジの一覧表です。
取引額(ドル) | 最大レバレッジ | 証拠金率(%) |
0〜10,000 | 500倍 | 0.2 |
10,000〜50,000 | 200倍 | 0.5 |
50,000〜100,000 | 100倍 | 1 |
100,000〜200,000 | 50倍 | 2 |
200,000〜1,000,000 | 20倍 | 5 |
海外FXでは口座残高によるレバレッジ規制が一般的なため、このような取引量に応じたダイナミックレバレッジはあまり馴染みがないかもしれませんね。少ない証拠金でレバレッジをかけながら大きめのロットを取引するスタイルの人にとっては、少々注意が必要でしょう。
仮想通貨取引でのスワップポイントは、4時間ごとに発生する
CryptoAltumの仮想通貨取引では、スワップポイント(レバレッジ手数料)は4時間おきに発生します。4時間ごとのスワップポイントを設定している仮想通貨FXのブローカーとしては、CryptoAltum以外にFXGTやCryptoGTなどがあります。
スワップポイントの発生は、サーバー時間で以下の通りです。
- 03:00
- 07:00
- 11:00
- 15:00
- 19:00
- 23:00
CryptoAltumの仮想通貨ペアのスワップポイントは、基本的には売買共にマイナスになるので、ポジションをある程度の時間保有する際は、手数料として考慮した方が良いですね。
ライセンスは取得していない
仮想通貨を主に扱う海外FX業者では、ライセンスを取得せずに運営している場合が少なくありませんが、CryptoAltumもそうした1社で、他にはCryptoGTやBitterzなども同様にライセンスを保有していません。
公的な金融ライセンスを取得しその規制下で運営することは、業者の信頼性や安全性を推し量る上で重要な材料になります。言い換えれば、ライセンスを取得していない業者で取引することは、万一の際に高いリスクを伴うということですね。その点はよく理解をしておく必要があるでしょう。
口座タイプは「MT5」口座の1つだけ
CryptoAltumでは取引ツールとしてMT5に対応しています。MT5は非常に高機能の取引ツールなので、裁量トレードからEAを利用したシステムトレードまで自由に行うことができますね。
しかし、対応している取引ツールはMT5だけで、MT4やその他のツールには対応していません。また取引口座タイプも「MT5口座」の1種類だけなので、色々な口座タイプを使い分けることができないのは少々不便かもしれませんね。
口座タイプは1種類だけのCryptoAltumですが、追加口座を含めて最大10口座(同じ通貨建ての口座は最大5つまで)を使い分けることが可能です。
法定通貨での入出金はできない
CryptoAltumが入出金や口座通貨として対応しているのは、BTCをはじめとした6種類の仮想通貨だけです。JPYなどの法定通貨を利用することはできません。
入出金のための仮想通貨ウォレットは他社のサービスを利用する必要があるため、ウォレットを持っていない場合は別途用意しなければいけません。
マージンコール/ロスカット水準は高め
仮想通貨は非常にボラティリティの高い金融商品です。急な値動きにも対応するため、CryptoAltumではマージンコール/ロスカットレベルはそれぞれ150%/100%に設定されています。
これは一般的な海外FXの中では、かなり高めの水準と言えるでしょう。そのため、レバレッジの高い取引をする際には注意が必要です。
仮想通貨取引を主とする海外FX他社との比較
ここでは、仮想通貨取引を主とする海外FX業者同士で、取引条件などの比較を行ってみたいと思います。今回比較する海外FX業者は、CryptoAltum、FXGT、CryptoGT、Bitterzの4社で、それぞれの取引条件などをまとめると以下のようになります。
最大レバレッジ | レバレッジ規制方法 | スワップポイントの発生 | 仮想通貨銘柄数 | BTCUSDの平均スプレッド※ | 金融ライセンス | |
CryptoAltum | 500倍 | 取引量による規制 | 4時間おき | 66種類 | 23-26pips | なし |
FXGT | 1000倍 | 取引量による規制 | 4時間おき | 41種類 | 22-29pips | セーシェル金融庁 |
CryptoGT | 500倍 | 取引量による規制 | 4時間おき | 76種類 | 25-29pips | なし |
Bitterz | 888倍 | 口座残高による規制 | 1日おき | 25種類 | 20-20pips | なし |
※2021年11月1日10時台のリアルタイムスプレッドを比較
CryptoAltum、FXGT、CryptoGTは会員専用のマイページの作りが共通しており、取引条件にも似た部分があることがわかります。違う点としては唯一FXGTだけが、金融ライセンスを取得して運営されていますね。またBitterzに関しては他3社と取引条件の毛色が少々違うこともわかります。
今回比較した4社はすべて入金ボーナスなどのキャンペーンを提供しています。少ない自己資金から仮想通貨取引を始めてみたい人は、利用しやすい業者を探してみてはいかがでしょうか。
CryptoAltumの利用をおすすめする相性の良いトレーダー
最後に、CryptoAltumの取引条件から、利用をおすすめする相性の良いトレーダーについてまとめてみたいと思います。
高いレバレッジや入金ボーナスを利用して仮想通貨取引をしたいトレーダー
CryptoAltumが提供している仮想通貨取引環境は、高いレバレッジや狭いスプレッドなどの点で海外FXの中でもハイスペックと言えます。
さらにCryptoAltumでは、最大0.0168BTC(およそ10万円)の初回入金100%ボーナスや、最大0.0315BTC(およそ20万円)の2回目入金50%ボーナスなどの高額ボーナスキャンペーンを提供しています。
少ない自己資金からリスクを抑えて仮想通貨取引に挑戦したいトレーダーにとって、CryptoAltumはおすすめの海外FX業者ですね。
ある程度海外FX経験があり、リスク管理ができるトレーダー
仮想通貨の魅力的な取引環境を提供しているCryptoAltumですが、金融ライセンスを取得していないことや、信託保全は行っていないことなどのデメリットも持ち合わせています。
したがって、利用するにはある程度の海外FX取引経験があり、資金管理面でリスクに対応できるトレーダーが向いているでしょう。初心者やあまり海外FXでの経験がないトレーダーの場合は、ライセンスを取得して運営しているFXGTなどの方が、取引しやすい条件が整っているかも知れません。
まとめ
CryptoAltumでは、法定通貨での入出金に対応していないことや、金融ライセンスを取得していないなどの注意点はありますが、仮想通貨取引の充実や入金ボーナスキャンペーンの実施は大きな魅力ですね。入金ボーナスは最大30万円程度と高額なので、ボーナスをもらってリスクを抑えながら仮想通貨を取引したい人にとっては、良い選択肢になるのではないでしょうか。
ただし金融ライセンスを保有しておらず、信頼性の面で不安があることや、法定通貨による入出金ができないなどのデメリットが存在している点には注意が必要です。そのため海外業社の利用自体が初めてというトレーダーや、まだあまり海外業者の利用経験がないというトレーダーは、当サイトの海外FX業者総合ランキングなどを参考に、より信頼性の高い海外業者を選ぶようにしましょう。
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